SearchSearch

細田守監督、全世界に向ける最新作『果てしなきスカーレット』25年冬に公開

2024.12.23 Vol.web original

 

 細田守監督の最新作製作報告会が23日、都内にて行われ、細田監督とスタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーが登壇。最新作『果てしなきスカーレット』の2025年冬公開が発表された。

 前作『竜とそばかすの姫』(2021年)はコロナ禍の影響を受けながら国内で66億円という細田作品史上最高の興行収入を記録。海外でも第74回カンヌ国際映画祭カンヌ・プルミエール部門に選出され高い評価を得た。

 最新作『果てしなきスカーレット』も、すでに全世界配給が決定(日本での配給は東宝。海外の配給はソニー・ピクチャーズ)。齋藤プロデューサーは「この大きな作品をどうやったら本当の意味でグローバルに届けられるのかを考え、日本映画がまだやっていない、日本が世界と手を取り合う仕組みを作る必要があるのではないかと考えた」と語り、熱烈なオファーがあったハリウッドメジャー、ソニー・ピクチャーズが共同出資、海外配給として参加すると明かし「大変ではありましたが初の試みを作り上げることができた」。

 これまで夏公開の印象が強い細田監督作だが、大規模な世界展開も踏まえ今回は冬公開が決定。

 細田監督は「間に合うのかドキドキしますが(笑)」と苦笑しつつ『果てしなきスカーレット』のビジュアルを公開。描かれる女性は厳しい世界を旅する、とある国の王女スカーレット。アクションやロマンス要素もある、時空を超える壮大な作品となるという。

 細田監督は「今までで一番大きなテーマ。あらゆる人が持っている、普遍的な気持ち、全く関係ない人が誰もいないというテーマに挑む。生と死というところにも踏み込んでいくことになるかな、と。今、非常に混沌とした生きづらい、先行きが見えない社会や世界の情勢のなかで、それでも前を向いて希望を見出す人ってどんな人なんだろうと、今の若い人もそういう気持ちを持ってもらえたらという願いを持って作っている作品」。

『竜とそばかすの姫』が名作「美女と野獣」をモチーフとしたように本作も、とある古典をモチーフにしているとのことで細田監督は「名前にキーワードが含まれているかも。『風と共に去りぬ』よりはもう少し古いかもしれません(笑)」と、モチーフとなっているのは“スカーレット”から連想される名作とは別の作品の様子。

 最後に「爽やかな入道雲とかは今回無いと思うんですけど、そういう中でも皆さんに満足していただけると思いますのでぜひ期待していただければ」と期待を寄せていた。

細田守集大成の新作映画『竜とそばかすの姫』最新ビジュアルやストーリーが解禁に

2021.02.18 Vol.web original

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』、そして、『未来のミライ。過去作すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、『未来のミライ』ではアニー賞受賞に米国アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートと、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守。その最新作『竜とそばかすの姫』が、スタジオ地図創立10周年を迎える2021年の夏に公開となることが分かった。

細田守監督作品とコラボしたテーマパークがよみうりランドに3月登場!『サマーウォーズ』公開10周年で

2020.02.24 Vol.Web Original

 スタジオ地図、細田守監督作品とコラボしたテーマパークが、よみうりランドに期間限定で登場する。映画『サマーウォーズ』の劇場公開10周年を記念して行われる特別イベント「SUMMER WARS EXPERIENCE PARK in よみうりランド(SWEXP)」で、3月20日にスタートする。

 園内には、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』の5作品とコラボレーションしたエリアができ、コラボアトラクションも10種類登場する。各エリアでは、イベント限定フードメニューや、ARを用いたキャラクター探しラリーなどが楽しめる。

 4月3日からは、特別映像の公開を含む「サマーウォーズ公開10周年記念特別展」も開催される。

 3月20日から6月7 日まで。

Copyrighted Image