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音楽好きおじさんマキタスポーツとスージー鈴木の『ザ・カセットテープ・ミュージック 』が復活 26日に「輝く!日本カセットテープ大賞」

2021.12.26 Vol.Web Original

 今年9月から一時休止となっている人気音楽バラエティー番組『ザ・カセットテープ・ミュージック 』(BS12 トゥエルビ)が26日、スペシャル番組として帰ってくる。ロックバンド「RED WARRIORS」のダイアモンド ユカイ、“shake”こと木暮武彦の2人を特別ゲストに迎え、「輝く!日本カセットテープ大賞」を決定する。

 芸人でミュージシャン、そして俳優などさまざまな分野で活躍中のマキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木が80年代歌謡曲の素晴らしさを音楽理論に、楽曲の生まれた時代背景、独自の解釈などを交えながら熱く語る番組。

「輝く!日本カセットテープ大賞」は今回で5回目となる番組の恒例企画。マキタスポーツとスージー鈴木が、独断と偏見で曲やアーティストに勝手に賞を授与する。

 ユカイと木暮武彦は自身が影響を受けたボーカリスト、ギタリストについて語る。

 ユカイは、「実は俺、言葉ではうまく表現できないから歌を歌ってきたんだよ。ボーカリストとしての目線で選んだ2曲の答えは2人が分かりやすく通訳してくれるかな。音楽でつながっている仲間、年齢とかそういうのを全部取っ払って…ユカイな仲間たちだね!」と、コメント。

 木暮も「ギターのことをしゃべるということで今回の選曲になりましたね。聴くと当時のことが蘇ってくるのもあるし、今に続くきっかけが結構あったんだなぁと。とにかく、”あの曲”の”あのギターソロ”をテレビで流して紹介できたことがうれしかったです 」と、振り返る。

『ユカイ&シャケが来た! 「ザ・カセットテープ・ミュージック  2021カセットテープ大賞SP」 』は、BS12トゥエルビで26日20~22時。19時からは第4回のリピート放送がある。

マキタスポーツとスージー鈴木が音楽愛がむき出しの「オンラインパーティ」! 4日開催

2020.08.02 Vol.Web Original

 マキタスポーツとスージー鈴木が、楽器片手に、好きな音楽やその構造について語る人気音楽番組バラエティー番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』が、4日に配信イベント『ザ・カセットテープ・ミュージック~みんなで飲もう、オンラインパーティ~(※飲食持込可)』を開催する。

 番組初の配信イベント。番組で取り上げてきた時を越えて愛される名曲の数々を作るドラマティックな転調や、勝った気持ちになる「ガッチャマン進行」など番組内で飛び出したテーマの楽曲をつまみに、出演者も視聴者も一緒に楽しく飲もうという試みだ。

 番組では現在、イベント内で実施予定「ドラマティック転調コンテスト」「あなたの街のガッチャマン」コーナーでノミネート曲を公募している。応募は公式サイトからできる。

 イベントは4日20時から。チケット料金は2500円で、イープラスで発売中。配信終了後24時間アーカイブ視聴できる。

 番組は、80年代の歌謡曲を聴きながら、歌詞やメロディー、コード進行、楽曲に仕掛けられている魅力などについてトークする番組。BS12 トゥエルビで、毎週日曜21時から放送中。

カセットなのにCDリリース マキタスポーツとスージー鈴木「売れるかなあ」

2019.06.16 Vol.719

 マキタスポーツとスージー鈴木の音楽好きが過ぎるおじさん2人が、音楽の素晴らしさや楽しさを語る番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』。基本的には、80年代の日本のヒット曲を、「ミファミレド」の法則やら、コード進行や楽曲の構成、アレンジの方法などさまざまなアングルから聴いて分析。時にはギターやキーボードを使って、その楽曲がなぜ「いいのか」を解説する。改めて知る楽曲のすばらしさに、おじさんたちは声が大きくなったり、つい涙を流して、エモくなったりもする。

 放送を重ねるほどに番組の評判が広まり、ファンも増えるなかで、ついにCDまでリリース。9日、CD『ザ・カセットテープ・ミュージックCD』をリリースした。CDなのかカセットなのかタイトルはごちゃごちゃだが、2人が選曲した番組初のコンピレーションCD。マキタスポーツは「カセットテープなのにCDを売る。CDというのは古いメディアですからね」と笑う。スージー鈴木も「売れますかねえ」。

 CD2枚組に番組で紹介した全32曲を収録。渡辺美里「My Revolution」、シーナ&ザ・ロケッツ「You May Dream」、渡辺真知子「唇よ、熱く君を語れ」、井上陽水&忌野清志郎「帰れない二人」、 オフコース「Yes-No」など時を超えて愛され続ける楽曲がずらり。付属の特製ブックレットもポイント。「大変リーフレットが充実して読みごたえ十分」とスージー鈴木。番組に登場する『マキタノートができるまで』『スージー鈴木の音楽評論「論」』など書き下ろしの解説、激動の平成史年表、秘蔵写真も収録しており、番組ファンはもちろん、音楽ファン垂涎の一冊になることは間違いなさそう。

 昨年、番組を書籍化した『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』(KADOKAWA)は脚注までぎっしり情報が詰まっていた。「老眼との戦いもあると思う」と、マキタスポーツ。今回のCD化された『ザ・カセットテープ・ミュージック』も注目を集めそうだ。

マキタスポーツ&スージー鈴木の『ザ・カセットテープ・ミュージック』がゴールデン進出&1時間番組に拡大

2018.08.20 Vol.Web Original



 マキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木が、80年代のヒット曲の数々をロジカルに語る深夜の音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』(BS12トゥエルビ、毎週金曜深夜2時~2時30分)が10月からゴールデンタイムに進出、そして放送時間も30分から1時間に拡大して、毎週日曜夜9~10時で放送することが分かった。

 マキタスポーツとスージー鈴木は20日に都内で行われた取材会に出席。ゴールデン進出できた理由について分析しながら、静かに喜びを表現した。

「抑圧された民たちがいるんじゃないですかね?」と、マキタスポーツ。「僕もいち視聴者いち消費者として、いろんな番組やネットとかにしても、本とかにしても、見たいものにたどり着けない、見られない。あっても角度が違う、深さがが浅いとか、いろいろちょっと不満足なものを感じる。だから僕は書き手になって本を書いたり、番組もやったりしている。だから僕やスージーさんと似たような人が意外といたっていうことなんじゃないかと思います」

 スージー鈴木も「佐野元春の譜割とかユーミンの転調を気にしていた人は少なかったと思いましたが、全国には20万人ぐらいはいてですね、そういう方々が見ていただいているということかなって思います。今までは金曜26時って極北中の極北、無法地帯でしたけど、今回はややメインロードに出てきますので、そこで50万人に増えるのか、20万人のままなのか。後者の気配もありますが、世の中にいはそういう方々がいたのかなと強気に思っています」

 この日早速、1時間枠での番組収録を行い、初回分の収録時間は放送時間の2倍になった。「僕とスージー(鈴木)さんは興に乗れば何時間でもしゃべってしまう」と、マキタスポーツ。

 スージー鈴木は「深夜からゴールデン進出しますが、方針は変えずに、むしろ方針を強化し、濃度を増してやろうと思いますので、興味があれば20万人目の次の1人になりませんか?」とPR。

 マキタも「現代性、普遍性というものを伝えていきたいのが番組の柱。そういうものが好きな人は見て感じてください。口コミで伝えていってください」と、話した。

 次回8月24日の放送は再放送でテーマは「春の名曲フェア~スージーの春~」。ゴールデン進出前の9月には「BOØWY 特集」「お別れソング特集」が控えている。

 番組は、マキタスポーツとスージー鈴木の2人がテーマに沿った80年代歌謡曲を選び、そのすばらしさを熱、時に涙を交えながら語りつくすというもの。「コード進行」やその進行がもたらす効果、曲の構成など、これまであまり語られて来なかった視点に、2人の知識や解釈が加えられてヒット曲を読み解いていく内容で、人気を集めている。番組は6月、「第8回衛星放送協会オリジナル番組アワード バラエティ番組部門において、最優秀賞を受賞している。

マキタスポーツ&スージー鈴木の脚注ぎっしりの音楽本が話題! 「ハズキルーペでかなり読める」!?

2018.06.22 Vol.707

 マキタスポーツとスージー鈴木が出演する音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』(BSトゥエルビ、毎週金曜深夜2時~2時30分)を書籍化した『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』が発売された。

 本の内容は「A面に入れたいサザンの名曲」「松田聖子の80年代名曲特集」「語られていないチェッカーズを語る」「画期的!ユーミンのコード&メロディー」と、番組に忠実だ。

「資料的な価値が高い」とマキタ。コード進行はもちろん、沢田研二だとか「ザ・ベストテン」、82年組といった言葉の説明で脚注がぎっしりと埋まっている。スージーがエクセルで自作した「メロディー図解」もあり、さながら教科書か参考書だ。

「東京ー大阪間で読み切れるような本のほうが売れるでしょ、たぶん絶対そうなんですよ。それを考えると脚注とかを載せるのはあまり喜ばれないかもしれないけど、(スージー鈴木は)一歩踏み込んだことを言ってるし書いてきている人だし、載せておいたほうがいい、と」

 第一線で活躍するアーティストが生み出したコードやメロディーの展開に注目して語る。書籍の行間や真っ黒な脚注から、J-POPが引き継いだDNAも感じられ…。

「20代、30代の人にも読んでほしい」と、スージー鈴木。「僕らが中学生高校生だった80年代は、60年代の音楽を本で知りました。でも今はそういうガイドブックやガイダンスが無さ過ぎる。『昭和歌謡』と乱暴に括って、懐かしいものは全部素晴らしいみたいな話になっている。それをはっきりと選別したいんです」

 番組は40~50代が楽しく見られるものを目指してスタートしたといい、6月2日に渋谷で行われたイベントの客席も年齢層が高めだった。「ハズキルーペを使えばかなり読める」というマキタの呼びかけに客席は大笑いだった。

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