ミャンマーで約半世紀ぶりに民主的な選挙を経て誕生した、与党の国民民主連盟(NLD)が主導する新政権が1日、始動した。軍政時代に制定された憲法規定で、子供が外国籍のため大統領になれないアウン・サン・スー・チー氏に代わり、側近のティン・チョー氏が大統領に就任した。
またミャンマー下院は5日、国政全般の助言を行う「国家顧問」の役職を新設し、スー・チー氏を任命。スー・チー氏は実質的な指導者として国政全般を統率する法的根拠を得た。
5日にはミャンマーを訪問した中国の王毅外相がスー・チー氏と会談。王毅氏は新政権の発足を祝福した。