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TENGAはプレジャー、カルチャー、ヘルスケアをつなげる

2019.05.31 Vol.Web Oliginal

 今年3月、大規模リニューアルオープンを遂げた「阪急メンズ東京」の6階に、株式会社TENGAが国内では初となる常設店「TENGA STORE TOKYO」を出店した。

 同社の製品は、現在、全世界 60カ国以上で販売され、累計出荷本数は7700万本を突破。今期の売上高は、前年同期比で125%。発売から14年が経つ今なお、成長の一途を辿っている。一般流通も拡大し、2018年には大丸梅田店に女性向けセルフプレジャーアイテム「iroha」の期間限定店が登場するなど、「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」という同社のスローガンを、まさに有言実行中だ。

 とはいえ、百貨店のフロアの一部にセクシャルアイテムも扱う常設店を構えるというのは、見方によってはリスキーにも映ってしまう。人によっては、拒否反応を示すのではないか。

 「阪急メンズ東京6階は、東京をベースに活動し、メインストリームと相容れない“異端”の空気漂うクリエーターファッションが集結するフロアをコンセプトにしています。ルールや時流に縛られず、自分らしく個性を装う男性を応援したい。突き抜けたファッションのヒントが詰まったこのフロアで、TENGAの展開はポイントと思っています」

 そう語るのは、阪急メンズ東京広報担当者。今回の出店は、百貨店サイドからオファーを依頼したと明かす。

 「私たち百貨店は、ファッションをベースにフロアを構成しがちですが、今回は逆の発想で考えました。ファッション以外にも音楽やアートなどはムーブメントの幹ですし、裏原宿などにはそこから派生し、見て見ぬふりをされるようなカルチャーがたくさんあります。そういったものの先にファッションがあるとすれば、枝葉から考えることで多様なストリートカルチャーを表現できるのではないかと。TENGA導入は、とても自然な流れでした」(阪急メンズ東京広報担当者)

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