日本人として初めてロストロポーヴィチ国際コンクールに優勝し、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている宮田大。世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛されるなど、その圧倒的な演奏は作曲家や共演者からの支持も厚い。これまで国内の主要オーケストラはもとより、パリ管弦楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、ロシア国立交響楽団、フランクフルトシンフォニエッタなど世界の名だたるオーケストラとも共演している。
そんな宮田が、12月より全国8カ所でチェロ・リサイタルツアーを敢行。1月8日に東京・紀尾井ホールでの公演が決定した。共演するピアニストは若手のホープ、福間洸太朗。世界各国のさまざまな作曲家の代表作から選曲したプログラムはグラズノフ「吟遊詩人の歌 Op.71」、ラフマニノフ「チェロ・ソナタ」、レスピーギ/小林幸太郎編「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲」他。
新型コロナウイルスの影響で多くの演奏会やレコーディングが中止となる中、舞台から音楽を届けられるありがたさとうれしさを噛み締めているという宮田。一期一会の音楽の世界を堪能しよう。