第92回アカデミー賞で、外国語映画初の作品賞受賞という快挙を成し遂げた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の舞台挨拶イベントが24日、都内にて行われ、ポン・ジュノ監督と主演ソン・ガンホ、そして2人の大ファンという草彅剛が登壇。韓国では“チョナン・カン”として知られる草彅が、流ちょうな韓国語で祝福した。
第72回カンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドールを受賞、米国アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞と国際長編映画賞の最多4部門を受賞するなど、世界を席巻している話題作。
日本での記録的ヒットについて「2000年代初頭のように、再び日韓映画の交流が活発化するきっかけとなってくれれば」を期待を寄せたポン監督。作品賞受賞の瞬間について「うれしくもあり気が動転している感じもありました」と振り返りつつ「受賞そのものより、日本やフランスなどさまざまな国の方から熱烈な反応を頂いたことが何よりうれしい」と笑顔。その瞬間を共にしたソンも「うれしさをかみしめつつ、監督の肋骨を折らないよう気を付けていました。カンヌでの受賞のとき、強く叩いて少しヒビが入ったらしいので(笑)」と、観客を笑わせながら喜びを語った。