SearchSearch

アーティストたちはいかに「光」に魅了されたか『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』

2023.08.26 Vol.755

 英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに約120点を厳選。18 世紀末から現代までの約200年間におよぶ、代表的作家たちの多様な作品が集結する注目の展覧会。

 会場には「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向ける。

 異なる時代、異なる地域で制作された絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行っているのも見どころ。さまざまなアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのか、たどっていくことができる。

板垣李光人、美術館の魅力は「タイムスリップするような感覚」 12日開幕『テート美術館展』でアンバサダー

2023.07.11 Vol.Web Original

 

 俳優の板垣李光人が11日、六本木の国立新美術館で、12日から始まる展覧会『テート美術館展 光 ー ターナー、印象派から現代へ』の取材会を行った。板垣は本展のアンバサダーを務めている。

 英国を代表する国立美術館テートから「光」をテーマにした約120点の作品が集まる展覧会。 ウィリアム・ブレイクやターナー、コンスタブル、モネなどの印象派、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン、草間彌生ら現代アーティストらによる、時代や地域、ジャンルを超えた「光の作品」を鑑賞できる。

 展覧会は「幅が広い」と板垣。「時代もそうですけどカンヴァスの油絵から現代的なインスタレーションまで、本当に時代も作品の幅が広い。幅広い世代だったり、いろんな方に楽しみにしていただけるんじゃないかなと思います」とアピールした。

 アンバサダーを務めることについては、自身の名前がドイツ語で光という意味であることからアンバサダーの話をいただいたと話し、「両親に感謝です」と笑った。

 音声ガイドも担当。自身も音声ガイドをよく利用するそうで「数々の素敵な作品を僕の声で解説させていただいて、見ている方に届くっていうのは本当に光栄」と喜んだ。ただ完成した音声ガイドをまだ聞けていないそうで、「自分の声を聞きながら見ようかな」と笑った。

Copyrighted Image