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平井卓也氏がWeb3.0を考察「人間が幸せになるためのメタバースが必ず広がる」

2022.07.29 Vol.Web original

 ビジネス界の大きなトレンドである「メタバース」に関わる展示会「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」が28日までの2日間、都内で開催され、自民党デジタル社会推進本部長の平井卓也氏が出席。日本におけるメタバースの現在と今後の展望について話した。

 メタバース事業を展開している企業・団体・官公庁が一堂に会した本展。平井氏はまず、「コロナによって、多くの人にとってメタバースの経験が一気に広がったと思う。学校教育や職場、永田町にも広がった」とし、メタバース活用の現状を振り返った。

 アバターなどを使って仮想空間上でコミュニケーションが図れるメタバースの世界。最大のメリットは「属性や身体性から解放されること」と平井氏。「今までの自分じゃない(新しい)自分としていろいろなことにチャレンジできるのは、ダイバーシティであり、インクルーシブ。これから人間が幸せになるため、自己実現するためのメタバースが必ず広がっていくと思う」と話した。

 岸田政権の政策の柱である、新しい資本主義やWeb3.0にも言及。これまでデジタルは利便性を重視して使われてきたが、これからは「今まで触れられなかったことに価値を置くようになる」とし、具体的に世の中への貢献、人助け、二酸化炭素の削減などを挙げ、新しい資本主義やWeb3.0の本質は「こうした価値をデジタル化すること」だと話した。

 そのうえで、日本が主導していけるのは「トラスト(信頼性)」を作ること。アイデンティティーやKYC(Know Your Customer本人確認)、取引の透明性やセキュリティなどの仕組み作りを挙げ、デジタル時代における日本の成長戦略を示した。

デジタル庁、2022年の「デジタルの日」開催発表 10月はデジタル月間に

2022.05.28 Vol.Web Original

 デジタル庁は27日、2022年のデジタルの日の開催を発表した。「ふれよう!#デジタルのチカラ」をテーマに、10月2・3日の2日間で行う。また、10月をデジタル月間として、ざまざまなイベントなどを行っていく。

 また「good digital award(グッド・デジタル・アワード)」を創設。デジタル庁のミッションである「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」に賛同、すでにアクションを起こしている、または今後貢献し得る個人や企業・団体を表彰する。募集部門は、「スタートアップ」「アート」「エンターテイメント」「教育」「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」「防災/インフラ」「モビリティ」「健康/医療/介護」「農業/水産/林業/食関連」の9部門。「ソーシャルインパクト審査員特別賞」も設ける。
 
 牧島かれんデジタル大臣は「社会全体でデジタルについて定期的に振り返り、体験し、見直す、そんな日になるよう、様々なコンテンツを企画しているところです。日本各地で、産学官一体となって「デジタルの日」が盛り上がるよう期待しています」とコメントを寄せた。

 デジタル庁では現在、賛同企業・団体を募集している。

平井卓也デジタル改革担当大臣に聞く―「デジタル庁」創設への道のり

2020.11.10 Vol.735

 菅義偉政権が誕生して約2カ月が経った。官房長官時代から口にする「携帯料金引き下げ」などさまざまな独自政策の中、最も注目を集めているといっても過言ではないのが「デジタル庁」の設置だろう。そのデジタル改革担当大臣に就任した平井卓也衆議院議員に話を聞いた。(聞き手・一木広治)

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