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若年層を対象のトライアウト開催で「第二の那須川天心」発掘にも期待【RIZIN】

2024.01.18 Vol.Web Original

 RIZINの榊原信行CEOが1月18日、2024年のRIZINの方向性について、トライアウトの本格的な開催と世界戦略などを掲げた。

 この日は2024年最初の大会となる「RIZIN LANDMARK 8 in SAGA」(2月24日、佐賀・SAGAアリーナ)の追加カード発表会見が都内で行われた。榊原氏は会見の冒頭「1回ハワイでやらせてもらったが、本格的にまず国内でトライアウトをやる。それもRIZINにこれから出てきてくれるような若い選手にフューチャーして、ダイヤモンドの原石を探し出して磨き上げるプロジェクトを4月以降でスタートしていきたいと思っている」と語った。RIZINは2022年9月にハワイでトライアウトを開催。これまで武田光司、矢地祐介と戦っているザック・ゼインはトライアウトを合格し、RIZIN出場を果たしている。

 会見後の取材では、榊原氏は今回のトライアウトについては「メディアの皆さんにも“こんな若くていい選手がいるんだ”と気づいてもらったり、そういう選手を支援していくようなバックアップ体制を整えたりしたい。その先で国内の団体でキャリアを積んでいってもらえるような、スタートアップをしていくためのお手伝いのような感じ。確定ではないが、実績にこだわらず『RIZIN甲子園』みたいな感じで高校生とか中学生とか若い人に絞ろうかと思っている。そういう純粋に若い人たちのチャレンジに注目が集まるようなもの。それでいて、プロの指導者の目に触れるようなマッチングの機会が作れればいいなと思っている」と中高校生といった若年層を考えているようで「ひょっとしたら那須川天心のような原石がいるかもしれない」と第二の那須川天心発掘への期待も口にした。

プロ野球トライアウトで48歳の新庄がレフト前ヒット

2020.12.11 Vol.736

 プロ野球の「12球団合同トライアウト」が12月7日、東京・神宮球場で行われ、今年は合計57選手が参加した。

 中でも注目を浴びたのが、元日本ハムの新庄剛志(48)。新庄は2006年をもって現役を引退したが、昨年11月に自身のインスタグラムで、翌年のトライアウトを受験し現役復帰を目指すことを発表。宣言通り、今回のトライアウトに参加した。

 新庄は4打席で二ゴロ、四球、二ゴロの後の第4打席で左前ヒットを放ち、打点も記録した。守備では登録の外野以外にサードでもノックを受け、現役時と変わらぬ強肩を披露した。

 新庄については格闘技イベントのRIZINが大晦日の目玉として獲得に動いていると一部で報じられ、RIZINの榊原信行CEOも交渉中であることを認めて「5割以上」とその感触を語った。その後の交渉の中で新庄はトライアウトで獲得球団が現れて、晴れてプロ野球に返り咲いたうえでのRIZIN参戦を考えているようで、榊原氏は「チームが決まらない場合は参戦は見込めない」としていた。

 新庄はトライアウト後に代表取材に応じ、この1年について「難しいなあという時期もあった。だけど、日本中みんなの『応援します』というコメントをものすごくいただいて、もう一回気合を入れ直して、この場所に立とうという気持ちにさせてくれた。感謝しかないですね。48歳でこの舞台に立つまでにいろいろな努力をしてきたものを、みんなに見てもらって少しは勇気を与えられたんじゃないかな」とトライアウトを振り返った。そして「きょう終わって、6日間でオファーがこなかったら野球はもう終わります。それはもう、きっぱり。『1年間お疲れ様でした、新庄剛志!』で終わります。この1年、やり遂げた感がものすごくある1年でした」と語った。

 果たして新庄のプロ野球復帰はあるのか? そして大晦日のRIZIN“参戦”は…。

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