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ハッサン・トイから王座奪取の松倉信太郎が殊勲賞。「負けても辞めなければ経験。負けとか失敗を恐れない」【K-1 AWARDS】

2024.02.08 Vol.Web Original

 K-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2023」が2月7日、都内で開催され、K-1 WORLD GPミドル級王者の松倉信太郎(team VASILEUS)が殊勲賞に輝いた。

 松倉は昨年6月に行われた「初代ミドル級王座決定トーナメント」で決勝まで勝ち進むもハッサン・トイにKO負けを喫し、準優勝に終わるも12月にはダイレクトリマッチでトイの持つ王座に挑戦。延長にもつれ込む激戦を制し、判定勝ちを収め第2代王者となった。昨年の戦績は5戦4勝(2KO)1敗。

 プレゼンターを務めたタレントでK-1公式応援ギャルのゆうちゃみは「大激闘で王者になられて、感動で胸が熱くなった。私も頑張ろうと刺激を受けた試合でした」とトイから王座を奪った試合の感想を述べた。

 松倉は「ハッサン選手には6月にトーナメントの決勝で負けて、12月にリベンジできた。僕は結構たくさん負けているんですが、負けてもそこで辞めなければ長いキャリアの中で経験になると思っているので、負けとか失敗を恐れない。いろいろな選手がいると思うが、僕はうまい戦いとか試合前につかみかかったりとかはできないが、気持ちには結構自信を持っているので、何試合できるか分からないが、リングに上がるときはマジで気合を入れて、対戦相手をぶっ倒しに行くんで注目してもらえればうれしい」と挨拶した。

3週間前に骨折の松倉信太郎の勝利の陰に武尊の言葉「まっつん! 逆にこれは開き直れるチャンスだよ」【K-1】

2023.12.10 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の第2弾大会となる「K-1 ReBIRTH2」(12月9日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で松倉信太郎(team VASILEUS)がK-1 WORLD GPミドル級王者のハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)に挑戦し、延長にもつれ込む接戦の末、2-1の判定で勝利を収め、悲願のK-1王座を獲得した。

 2人は今年6月に行われた「初代ミドル級王座決定トーナメント」の決勝で対戦し、トイが1R42秒でKO勝ちを収めている。

 1R、ともにオーソドックスの構え。トイが前蹴り、松倉は右ロー。トイは踏み込んで左フック、そしてヒザ蹴り。トイは高い前蹴りと左フックで松倉を下がらせる。そして左ハイ、右ローを的確に打ち込んでいく。松倉は右ロー。トイはスイッチして左ストレート。トイの強烈な左ボディー。松倉は手が出ない。トイはスイッチして右ロー。トイの右ローに松倉がカウンターでワンツー。松倉は奥足へのロー、右ロー。トイがスイッチすると右インロー。

静かに闘志を燃やす挑戦者の松倉信太郎に王者ハッサン・トイは「今回も同じ結果になる」【K-1】

2023.12.08 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の第2弾大会となる「K-1 ReBIRTH2」(12月9日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の前日会見が12月8日、大阪市内で行われた。

 K-1 WORLD GPミドル級王者のハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)に挑戦する松倉信太郎(team VASILEUS)が「あとは試合をするだけ」と静かに闘志を燃やした。トイは今回が初防衛戦となる。

 2人は今年6月に行われた「初代ミドル級王座決定トーナメント」の決勝で対戦し、トイが1R42秒でKO勝ちを収めている。

 会見で松倉は「ハッサン選手の強さは分かっている。ハッサン選手だからこそ、今日ここに立てていると思う。その思いが支えてくれたんで、今回、試合を受けてくれたこともすべて感謝している。あとは試合だけ。結局いろいろ言っても、試合を見た人がどう感じるかだと思うんで、明日はしっかり試合で自分の気持ちを見せたいと思っている」と語った。

 迎え撃つトイは「今回の試合に向けて厳しいトレーニングを積んできた。前回のトーナメントよりさらに厳しいトレーニングをしてきたと思っている。前回も時間をかけずに彼を倒したが今回も同じ結果になると思う」とこちらも闘志を内に秘め、淡々と語る。

 今回は秒殺KOした相手とのダイレクトリマッチとなるのだが「彼でなくても自分は試合を受けるつもりでいたし、彼にとっては前回の雪辱を果たす機会と思っていると思うが、決して思っているような結果にはならない」とここでも自らの勝利に自信を見せた。

松倉信太郎が王者ハッサン・トイに挑戦「勝ち以外生き残る道はないのかなと思っている」と背水の陣【K-1】

2023.10.11 Vol.Web Original

 新生K-1第2章の第2弾大会となる「K-1 ReBIRTH2」(12月9日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が10月11日、都内で開催された。この日は3つのタイトル戦とスーパーファイト1試合が発表された。

 K-1 WORLD GPミドル級タイトルマッチでは王者ハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)が松倉信太郎(team VASILEUS)を相手に初防衛戦に臨む。2人は6月に行われた「初代ミドル級王座決定トーナメント」の決勝で対戦し、この時はトイが1RでKO勝ちを収めている。ともにそれ以来の試合となる。

 トイは2016 WFCA -68kg ヨーロッパ王者、2015 WFL武林風 -65kg級王者でK-1では初参戦時に野杁正明と対戦し判定負け。しかし野杁が試合後に「シンプルにすごく強かった。また日本で見たい選手」と語り、再来日が望まれていた選手。トーナメントには階級を上げての参戦だったが、ダニロ・ザノリニ、リー・ホイ、松倉を相手に盤石の強さを見せ王座を獲得した。

 松倉は2009年のK-1甲子園-70kg王者で2014年の新生K-1の旗揚げ戦にも参戦。2017年にK-1を離れ、さまざまな団体を渡り歩く中、WPMF世界スーパーミドル級王座、KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得。昨年4月の「K’FESTA.5」からK-1に復帰した。

 松倉は「ダイレクトリマッチでタイトル戦というのはK-1ではなかなかない状況。僕は2年前の大阪大会の時はKNOCK OUTに参戦させていただいていたが、見に行って“やっぱり戻りたい。最後にこのベルトを獲りたい”と思って、昨年4月から戻ってきて、そこから試合をしてきた。1試合1試合、体がぶっ壊れてきているというか、毎試合“俺、死ぬのかな?”というような試合が続いている。僕はもともとは倒れなかったが、この前も倒れてた。自分のそういうところも感じている。16歳くらいからデビューしていろいろな所に出ているが自分の格闘家人生をしっかり完結させたいなという思いがある。ハッサン選手が強いのは分かっているが覚悟を見せたいと思っている」と語る。

ハッサン・トイが決勝で松倉信太郎を秒殺KOで破り初代王座を獲得「彼女に“愛している”と伝えたい」【K-1】

2023.06.04 Vol. Web Original

「K-1 WORLD GP 2023~初代ミドル級王座決定トーナメント~」(6月3日、神奈川・横浜武道館)で行われた「K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント」でハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)が決勝で松倉信太郎(team VASILEUS)を1R45秒でKOで破り、初代王座に就いた。

 トイは2019年12月の名古屋大会でK-1初参戦を果たすも野杁正明に判定負け。しかし野杁が試合後に「シンプルにすごく強かった。また日本で見たい選手」と語り、再来日が望まれたのだが新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか来日がかなわず、今回が約3年半ぶりの参戦だった。

 1R、ともにオーソドックススタイルでスタート。松倉がワンツーを出すとトイもワンツー。トイはサウスポーにスイッチすると左フック一閃。ガードの外から側頭部に食らった松倉はダウン。なんとか立ち上がろうとするがそのまま立ち上がれず、トイが1R45秒でKO勝ちを収めた。

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