「RIZIN TRIGGER 2nd」(2月23日、静岡・エコパアリーナ)でラウェイの世界王者・渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)がハリー・スタローン(関谷柔術アカデミー)に2RKOで勝利を収め、RIZIN初勝利を飾った。
渡慶次はパンクラスを主戦場に総合格闘家として活躍も、2017年からは世界一危険な立ち技格闘技といわれるラウェイに参戦。2018年12月にはミャンマー・ヤンゴンのテンピュースタジアムで行われたチャンピオンシップの決勝戦でトゥン・ミン・ラットにKO勝ちを収め、2018年世界王者に輝いている。新型コロナウイルスの影響でラウェイの試合がなかなか組まれず、KNOCK OUTを主戦場にキックボクシングの試合に出場。昨年7月にはラウェイに復帰し2連勝。RIZINには11月の沖縄大会で初参戦を果たしたものの大原樹里の前に1RでTKO負けを喫した。
渡慶次は11月の試合後に「大原君の戦い方が自分の理想とする戦い方だった」とすぐに大原の所属するKIBAマーシャルアーツクラブに出稽古に出向くようになり、そのスタイルを早く自分のものにするためにパンクラスイズムで北岡悟に総合的なアドバイスをもらうという環境の中でこの日の試合を迎えていた。