知的障害を持つ 6 人の俳優を中心とした劇団
現在開催中の東京芸術祭の一環で、一風変わった野外劇「スモール・メタル・オブジェクツ」が、20日から開幕する。
この作品は、知的障害を持つ 6 人の俳優を中心に構成されたオーストラリアの「バック・トゥ・バック・シアター」によるもの。作品は圧倒的にユニークで、見る者に強烈なインパクトを与え、世界中で称賛されている劇団だ。
これまでも駅やバスターミナル、ショッピングモールから商業施設に至るまで、人通りの激しい都会で、あらゆる公的な場所・空間を舞台として上演して来た百戦錬磨の彼らが、世界でも有数の大都市・東京で、しかもIWGPこと池袋西口公園の雑踏の中に紛れて、このドラマを繰り広げる。そして、行き交う通行人たちは気づかぬうちにこの作品のエキストラになっている。また、日本初演となる本公演のため新たに日本人キャストも参加している。