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7000回ぐらい見直したい!オールドボーイのパク・チャヌク監督6年振りの最新作!映画『別れる決心』は、ここが凄い!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2023.02.01 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 本日(2月1日)は2月21日からスタートする三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.13『シン・デレラ』の稽古初日です、もしくはでした。

 これから楽しい日々が続きます。いや、なんか大変なことが起こるかもしれないけど、それすらも楽しく思えるような稽古になるような気がします。

 少しでも興味を持っていただいている方がおられましたら、ぜひ。

 では今週も始めましょう。

来日パク・チャヌク監督「BTSのRMさんにお礼を言いたい」K-POPアーティストたちが最新作にドハマり中

2022.12.27 Vol.web original

 映画『別れる決心』ジャパンプレミアが26日、都内にて行われ、来日したパク・チャヌク監督と特別ゲストの磯村勇斗、解説ゲストの古家正亨が登壇。パク監督が韓国の人気アーティストたちの絶賛に感謝した。

 カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞、本年度のアカデミー賞韓国代表作となり期待を寄せられる話題作。『殺人の追憶』のパク・ヘイルと、アン・リー監督作『ラスト、コーション』のタン・ウェイが共演。

 前作『お嬢さん』以来、5年10カ月ぶりの来日となったパク・チャヌク監督は「私がコロナ後初めて作った映画ということもあり、とても意味深い作品になりました」と出来栄えに自信。

 韓流・K-POP MCとして活躍する古家氏が「K-POPのアーティストたちが監督の映画が好きで、とくにBTSのRMさんは“なんで試写会に呼んでくれなかったの”と書いていたり、Instagramで映画のセリフを話す映像を投稿している」と韓国で大反響を呼んでいることを明かすと、パク監督も「RMさんは自分でお金を出して何度も本作を見てくれたようで本当にうれしいです。次回お会いする際にはお礼を言おうと思います(笑)」と照れ笑い。

 古家氏も「それほど社会現象化している。どの世代にも刺さる作品。しかもパク監督作なんだけど、これまでのテイストが極力抑えられているのに官能的」と大絶賛。

 パク監督は「そもそも古典的なスタイルの映画を撮りたかった」と振り返り「それが、これまでに私が作ってきた刺激的な作品よりも好評を博していることが非常に興味深いです」と語っていた。

 この日は俳優・磯村勇斗も特別ゲストとして駆け付け、あこがれのパク監督との対面に感激していた。

 映画『別れる決心』は2023年2月17日より公開。

磯村勇斗「韓国語を勉強する」出演希望にパク・チャヌク監督「私が日本語を勉強して日本映画でご一緒するのも」

2022.12.27 Vol.web original

 映画『別れる決心』ジャパンプレミアが26日、都内にて行われ、来日したパク・チャヌク監督と特別ゲストに磯村勇斗、解説ゲストに古家正亨が登壇。パク監督が日本での映画制作に意欲を見せた。

 カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞、本年度のアカデミー賞韓国代表作となり期待を寄せられる話題作。出演は『殺人の追憶』のパク・ヘイルと、アン・リー監督作『ラスト、コーション』のタン・ウェイ。

 この日は、特別ゲストとして俳優の磯村勇斗も登場。磯村は「僕が10代のとき、まだ俳優を志して間もないとき“復讐三部作”の『オールド・ボーイ』と出会って、こういう映画に出られる俳優になりたいと思ったくらい衝撃を受けました」と明かし、あこがれのパク監督との対面に大感激。

 本年度のカンヌ国際映画祭《ある視点》部門に正式出品され、カメラドール特別表彰を受けるという快挙を遂げた『PLAN75』で、カンヌ国際映画祭に参加しながらも、現地でパク監督と会えなかったという磯村に、パク監督は「とても重要な受賞おめでとう」と祝福しつつ「今日こうしてお会いできてうれしいです。今後、磯村さんは大俳優になって簡単には挨拶できなくなると思うので」。あこがれのパク監督からの言葉に磯村は「そんなこと言われたら…頑張るしかないですね(笑)」とはにかみつつ意気込み。

 司会からパク監督作に出演したいかと聞かれると磯村は「出られるものなら出たいですよ。そのために韓国語を頑張って勉強しようと思う」。するとパク監督が「私が日本語を勉強して日本映画でご一緒するのもありかもしれませんね」と返し、会場のファンを沸かせていた。

 映画『別れる決心』は2023年2月17日より公開。

 

鬼才パク・チャヌクが描く、官能ニッポン『お嬢さん』

2017.02.27 Vol.685

『オールド・ボーイ』でカンヌを制したパク・チャヌク監督の最新作はかつてないほど美しく官能的なミステリー!“このミステリーがすごい!”で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの『荊の城』を原作に、舞台を日本統治時代の朝鮮に移し替え、豪奢なお屋敷で繰り広げられる愛と欲にまみれた駆け引きを倒錯感たっぷりに綴る。

「原作を読んで面白いと思ったのが登場人物がみな“お芝居”をしているということ。お嬢さんとメイドが関係を持つベッドシーンでさえ駆け引きの場なんです」。これまでにも原作を巧みに自分の世界観に昇華させてきたチャヌク。「私としては原作ファンに裏切られたという思いは抱かせないようにしながら自分の世界観を映像化しようと頑張っています。今回は西洋と日本の文化が混在していたあの独特の美が、この物語にぴったりだと思ったんです」

 主な登場人物は世間知らずの日本人の令嬢・秀子、詐欺師の男、詐欺師にメイドとして送り込まれた少女・スッキ、秀子に異常な執着を持つ資産家の4人の男女。韓国人俳優が日本語の長セリフもすべて演じ切った。

「大変だったと思います(笑)。日本の皆さんは発音に違和感を感じるとは思いますが、そこは温かい目で見ていただけるとうれしいですね。とくに女優たちは過激なシーンもありましたしね」

 そこには監督のこんな思いが込められていた。

「あの官能は彼女たちのためのものであって、男たちのためのものではない。解放されていく女性たちの姿を描いたものなんです。なので私自身がまず男の目線を持たないよう気を付けていました(笑)」

鬼才パク・チャヌクが描く、官能ニッポン『お嬢さん』

2017.02.27 Vol.685

『オールド・ボーイ』でカンヌを制したパク・チャヌク監督の最新作はかつてないほど美しく官能的なミステリー!“このミステリーがすごい!”で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの『荊の城』を原作に、舞台を日本統治時代の朝鮮に移し替え、豪奢なお屋敷で繰り広げられる愛と欲にまみれた駆け引きを倒錯感たっぷりに綴る。

「原作を読んで面白いと思ったのが登場人物がみな“お芝居”をしているということ。お嬢さんとメイドが関係を持つベッドシーンでさえ駆け引きの場なんです」。これまでにも原作を巧みに自分の世界観に昇華させてきたチャヌク。「私としては原作ファンに裏切られたという思いは抱かせないようにしながら自分の世界観を映像化しようと頑張っています。今回は西洋と日本の文化が混在していたあの独特の美が、この物語にぴったりだと思ったんです」

 主な登場人物は世間知らずの日本人の令嬢・秀子、詐欺師の男、詐欺師にメイドとして送り込まれた少女・スッキ、秀子に異常な執着を持つ資産家の4人の男女。韓国人俳優が日本語の長セリフもすべて演じ切った。

「大変だったと思います(笑)。日本の皆さんは発音に違和感を感じるとは思いますが、そこは温かい目で見ていただけるとうれしいですね。とくに女優たちは過激なシーンもありましたしね」

 そこには監督のこんな思いが込められていた。

「あの官能は彼女たちのためのものであって、男たちのためのものではない。解放されていく女性たちの姿を描いたものなんです。なので私自身がまず男の目線を持たないよう気を付けていました(笑)」

真木よう子、パク・チャヌク監督から「好みの女優!」とべた褒め!

2017.02.09 Vol.683

 映画『お嬢さん』のジャパンプレミアが8日、都内にて行われ、来日したパク・チャヌク監督と、ゲストの真木よう子が登壇した。

 本作は、「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの「荊の城」を原作にした『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督の最新作。舞台を日本統治下の朝鮮半島に移し、美しい令嬢を取り巻く駆け引きを描く。韓国では、官能描写の激しさから成人映画(R19指定)に指定されるも、成人映画のオープニング記録を樹立。海外映画祭でも注目を集めている。

 冒頭、監督は「本作は1930年代の時代背景をもとに、西洋と日本と韓国の融合を覗き見ることができます。私が自分なりに考え、自分なりに解釈した日本文化を、この作品の中で表現しました。韓国の俳優たちが日本語を死ぬ気で覚えて練習して長セリフにも挑戦しました。日本人の皆さんから見たら中途半端に見えるかもしれませんが、韓国の俳優たちが懸命に努力した姿を温かい気持ちで見守ってください」と挨拶。

 本作は物語のキーパーソンとなる令嬢と侍女を演じた役者たちの体当たりの演技も見どころとなっていることから、日本を代表する女優として真木よう子がゲストとして登場。真木は「先ほど監督は韓国の俳優さんの日本語セリフの出来を気にされていましたが、むしろ作品のスゴさが圧倒的に勝っていた。言葉なんて関係ない!」と大絶賛。さらに官能描写について「日本の官能作品は女性が引いてしまうくらいに官能的な部分を掘り下げることが多いのに対し、パク監督の作品は女性でも抵抗なく見れ、驚きと衝撃の連続。圧巻でした」と称えた。各国でプロモーションを行ってきた監督も、そんな真木の言葉に「今日のこの言葉が一番うれしい!」と相好を崩した。またキャスティングの話題になると監督は、役に合うことが前提だが自分の好みは出ると明かし「私は、ただ従順で大人しい人はあまり好みではなく、賢明で自分の主張や考えをしっかり持っていて、それを躊躇せずに表現できる女性がセクシーだと思っています。なので(真木さんは)自分の好みに合った女性です」と話すと、真木も「じゃあもうピッタリですね」とニッコリ。さらに「主演の(令嬢)役はやってみたい。役者としてやりがいのある役だと思いました」と熱く語った。そんな真木の出演作『そして父になる』を見たという監督は「深みのある美しさと生活感のある姿の両方を見事にみせてくれた。ふつう相反するものの両立は難しいが、それをやってのけた素晴らしい女優」と絶賛。カンヌ常連監督からの賛辞に真木も「カムサハムニダ(感謝します)」と照れていた。

 最後に監督は「本作が日本で上映されることは自分にとって大きなこと。女性の観客の皆さんには自分の快楽を心から楽しんでもらい、男性の皆さんには女性に対してもっと優しくしなきゃ、尽くさなきゃと思ってもらえれば(笑)」とアピールした。

 映画『お嬢さん』は3月3日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開。

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