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ムサエフがフルラウンドの激闘制しライト級GP優勝【12・31 RIZIN】

2020.01.01 Vol.Web Original

決勝は互いに引かない激しい打撃戦

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で開催された「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Final」でトフィック・ムサエフとパトリッキー・“ピットブル”・フレイレが対戦。3Rを通じて互いに一歩も引かない激しい打撃戦を展開した末、ムサエフが3-0の判定で勝利を収め、初代ライト級王者となった。

 ともに準決勝は1RKOで勝利を収め、ほぼノーダメージで決勝に上がってきた。決勝も短期決着が予想されたが、その予想に反して、試合はまさかの判定決着。しかし、その内容は準決勝の衝撃を越える濃密なものだった。

 1Rはフレイレがプレッシャーをかけ前に出ては左フックからの右ストレート、左ジャブからの右ストレートと強打のワンツーを叩き込み主導権を握る。

 対するムサエフは糸口をつかめない苦しい展開となる。しかしフレイレがパンチでロープに詰めたところで、ムサエフが体勢を入れ替えパンチで応戦。打ち合いからムサエフが組み付きテイクダウンを狙うがフレイレは首投げで上を取る。立ち上がり際のサッカーキックをかわしたムサエフがタックルでテイクダウンを奪いパウンドを落としたところでラウンド終了のゴング。

ライト級GP出場のジョニー・ケース「優勝は当然」とV宣言【12・31 RIZIN】

2019.12.28 Vol.Web Original

4者それぞれがV宣言

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の大会前会見が12月28日、都内で開催された。

 今大会ではライト級GPの準決勝と決勝が行われる。

 準決勝第1試合はジョニー・ケースvsトフィック・ムサエフ。

 ケースは「素晴らしいコンディションだと思う。エネルギーがみなぎり、とにかくこのトーナメントを制したいという心境」と現在の充実ぶりに笑顔を見せる。

 対戦相手のムサエフについては「残っている3選手は全て素晴らしいと思う。自分のスキルを見せつけて、日本のファン、世界に“ライト級のチャンピオンは自分だ”と証明したいと思う。ムサエフは非常に危ないキックボクサーだが、自分の持ち味を出してゲームプラン通りにすれば勝てる。反対側のことは分からないけど自分と相手のケガの程度などが関わってくるので試合の展開次第」と話す。
 
 ムサエフより上回っているところについては「頭脳面だと思う。自分は戦略的に戦い、試合を客観的に見ながら戦うことができて、トータル的に試合を進められる」と話す。

 優勝候補の筆頭と目されていることについては「当然です」と優勝を宣言。「全員倒すことで自分がナンバーワンと証明し誰も文句の言えない戦いをしたい」と話した。

川尻達也散る「いつか報われるかなと思って戦ってきたが…」と絶句【10・12 RIZIN.19】

2019.10.13 Vol.Web Original

ライト級トーナメント1回戦でフレイレにTKO負け

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で「ライト級トーナメント」が開幕し1回戦4試合が行われた。

「最後の挑戦」と背水の陣でトーナメントに臨んだ41歳の川尻達也はBellatorからの刺客パトリッキー・“ピットブル”・フレイレと対戦。

 公開練習時に「触れればテイクダウンできる」と話していた川尻。そして「下がったらテイクダウンは取れない」と勇気をもって距離を詰めていくことも宣言していた。

 その言葉通り、川尻は試合開始からプレッシャーをかけ前に出続けた。しかし最後はフレイレの飛びヒザからのパンチの連打で1R、レフェリーストップのTKO負けを喫し、最後の夢はついえてしまった。

川尻、上迫、サトシがTKO負け。ライト級GPで日本陣営全滅【10・12 RIZIN.19】

2019.10.12 Vol.Web Original

川尻は執念のタックルもパンチの連打に沈む

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で「ライト級トーナメント」が開幕し1回戦4試合が行われた。

 日本から出場した川尻達也、上迫博仁、そして日本人枠として出場したホベルト・サトシ・ソウザが敗れ、日本陣営は全滅となった。

 川尻はパトリッキー・“ピットブル”・フレイレと対戦。

 公開練習時に「触れればテイクダウンできる」と話していた川尻。そして「下がったらテイクダウンは取れない」と勇気をもって距離を詰めていくことを宣言していた。

 その言葉通り、川尻は試合開始からプレッシャーをかけ前に出る。そして片足タックルに行くがフレイレはテイクダウンは許さない。

 川尻は左フックを打ちながらタックルにいくが、ここもフレイレはタックルを切って脱出。

 今度はフレイレが反撃。飛びヒザが川尻の側頭部にヒットると、川尻は食らいながらもその右足をつかみテイクダウンを狙う。しかしフレイレは慌てることはなく、構わずパンチの連打。それでも右足を離さない川尻だったが、激しいパンチの連打に朦朧となったところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

川尻達也「青木に激励されるようになるなんて俺も落ちたもんだ」【10・12 RIZIN.19】

2019.10.02 Vol.Web Original

ライト級GP1回戦でベラトールからの刺客フレイレと対戦

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)に出場する川尻達也が10月2日、都内で公開練習を行った。

 川尻は今大会からスタートする「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」の1回戦でパトリッキー・“ピットブル”・フレイレと対戦する。

 フレイレは2011年にベラトールに参戦以降、ベラトール一筋でこれまで21勝8敗の戦績を誇る。ジョシュ・トムソン、ベンソン・ヘンダーソンといったビッグネームにも勝利している強豪で今回がRIZIN初参戦となる。

 この日、川尻は3分×3Rのミット打ちの後に約3分のインターバルを空けてから20秒×6Rの変則ミット打ちを行った。終盤のミット打ちは距離を詰めてひたすらボディーへのフックを打ち続けるという過酷なもの。公開練習としては異例なヘビーなメニューではあったが、川尻はなんなくクリアした。

 練習後の会見では対戦相手のフレイレについて「強い。柔術の黒帯だけど、完全にストライカー。勝つときはKO勝ちが多い。僕がぶっ飛ばされるか僕が押さえ込んで一本取るかだと思う。イメージとしては触れればテイクダウンは取れると思う。しっかり固めて殴って消耗したところで一本取れればと思う」と話し、この日の練習については「グラップラーは相手のスタンドのプレッシャーで下がっちゃうと組めない。負けるときは下がっちゃう。パンチは強いけど無傷で勝とうとは思っていないし、何発食らっても倒れず、あきらめず前に出続けて、パトリッキーに触ればテイクダウンできると思っている。攻略してしっかり一本取りたい」などと、フレイレ攻略のための練習であることを明かした。

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