「RIZIN.47」(6月9日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)に出場するRIZINフライ級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が5月23日、リモートによるインタビューを行った。
堀口はセルジオ・ペティス(アメリカ/ルーファスポーツ)とバンタム級で対戦する。2人は2021年12月に「Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi」で行われた世界バンタム級タイトルマッチで対戦。堀口が終始、ペティスを圧倒したものの、4Rに左バックハンドブローをもらい逆転KO負け。堀口にとってはリベンジマッチとなる。
堀口はペティス戦が提示された時の心境については「やりたいなというのはあったが、やっぱりバンタムなんで。最初はフライでできないかと交渉してもらったが、相手ができないみたいな感じだったんで、またバンタムに上げるしかないかと。この機会を逃すとやり返す機会がなくなるので、しようがないなという感じ」と語る。
そのフライ級からバンタム級に上げるというのが今回の試合の焦点の一つ。バンタム級でやるメリットについては「勝てばまたバンタムでもできるんだなというように世界での見え方も変わると思うので、幅が広がるのかなと思う。フライはあまり需要がないので、バンタムにしたほうが自分の道が広がる」と先を見据える。またこの試合の位置づけについては「どの試合も次につながる試合だと思うので、ここでしっかりリベンジして、次は大舞台に行くのかどこに行くのかは分からないですが、そこに向けてのいい手土産になればいいなとは思っている」と語った。その大舞台というのはUFC。UFCとの交渉の進捗については「今、ATTのオーナーとかが向こうのマネジャーとかと話し合っているところだと思う」とのこと。そして今回の試合はRIZINでのキャリアに一区切りをつける試合になるかという質問には「そういう感じになるのかなとは思いますね」と答えた。