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グラウンドを制した弥益がMMA初挑戦のベイノアを返り討ち【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

1Rはスタンドの攻防

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)でRISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)がMMAデビュー戦に臨み、前DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦するも1-2の判定で敗れた。

 1Rは互いに距離を探り合う展開から、ベイノアが強烈な左インローを放っていく。弥益も左右のフックで反撃。

 弥益はいきなりシッティング。そして手を合わせグラウンドの展開をお願いするも、もちろんベイノアは付き合わず。

 スタンドに戻り、弥益がタックルにいくが、ベイノアは切ると、スタンドの攻防で右ストレートをヒットさせ弥益は尻もち。ベイノアはすかさずサッカーボールキックを狙うが、寸でのところでかわす弥益。

 弥益は組み付きに行くが、ベイノアは突き放し、弥益のローにはパンチを合わせていく。ベイノアの左右のフックで弥益は顔が赤くはれ始める。終了間際にタックルにいった弥益だが、ここでゴング。コーナーに戻る弥益の消耗が激しく、試合はベイノアのペース。

MMA初挑戦のベイノアがウィリー超え宣言「気持ちは異種格闘技戦。先輩たちを超えたい」【RIZIN.28】

2021.06.11 Vol.Web Original

ベイノア「自分にとって押忍は押忍です」

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)に出場する選手のオンライン個別インタビューが6月11日開催された。

 今大会ではRISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)がRIZIN初参戦を果たし、スペシャルワンマッチで前DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)とMMAルールで対戦する。ベイノアはもちろんMMA初挑戦となる。

 インタビューでベイノアは「ついに、この東京ドーム大会の日が来たなと、非常に気合が入っています。非常に楽しみというのが率直な感想です」と神妙な表情。

 弥益については「恐らくですけど、本日も有給をとられて、こちらにいらしゃっているということで、非常にお忙しいなかで格闘技をやっておられるという、なかなか自分はマネできない、真面目な勤勉な方。そのように思っております」と話す。

 試合展開については「いつもそうなんですけど、自分の予想した試合展開にはならないと思っているので、なにも考えずに、その場の閃きで動こうと思っている。どのような試合展開になるかは正直まったく予想していないです」と“ノープラン”で立ち向かうつもりのよう。

 初のMMAではあるが「MMA・総合格闘技をやるというよりは、空手からキックボクシングに挑戦するときそうだったように、キックから総合、ルールの制限が大幅に解除されたなかでやるいわば異種格闘技戦だと思っている。総合格闘技というジャンルを見てきたファンの方からすると新鮮なものになるのではないか。あくまでも自分は極真空手を見せていこうと思っているので、総合格闘技のファンの方にそういう部分を見てほしいと思います」とあえて「異種格闘技戦」という言葉を使った。

 極真会館からは古くはウィリー・ウィリアムスがアントニオ猪木との異種格闘技戦に臨んだ。

 ベイノアは「異種格闘技戦」については「極真会館の先輩たちがやってきたものも自分は異種格闘技戦だと思って見てきました。たとえば、フランシスコ・フィリオ先輩がK-1の戦いに挑んでいったのも異種格闘技戦のひとつだと思いますし、ウィリー・ウィリアムズ先輩が熊と戦ったのも異種格闘技戦。空手を背負って空手の強さを見せるのが異種格闘技戦だと思っている」と話す。そして「ウィリー選手もフィリオ選手どちらの先輩も尊敬していますし、どちらも目指していきたい」としたうえで「やはり新しいものを作っていくためには極真会館のベイノアが唯一無二でなくてはいけない。目指すという意味では自分自身が今ままでの誰でもないような存在にならなくては。地球や宇宙と同じように、格闘技も破壊と再生の繰り返しで成長してきたものだと思っていますので、格闘技が大好きだからこそ、リスペクトして内部から破壊して、あらたな格闘技界を再生させていきたいと思います」と話し、ウィリー、フィリオを「超えていきたい、超えなくてはいけないと思っています」と誓った。

 カード発表会見から「押忍」を愛用する姿が話題となっているのだが、ベイノアは「日常の、自分にとって当たり前の言葉で、RIZINファンの皆様にとっては新鮮な言葉だと思うのですが、どんな挨拶でも、悲しいときも、うれしい時も、寂しいときも、押忍。自分にとって押忍は押忍です」とこの日も「押忍」で会見を締めくくった。

MMA初挑戦のベイノアが試合内容と笑いで「東京ドーム破裂」を予告【RIZIN.28】

2021.06.09 Vol.Web Original

元DEEP王者・弥益ドミネーター聡志と対戦

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)に出場するRISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)が6月9日、公開練習を行った。

 今回、初のMMAに挑むベイノアは第1試合で元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦する。

 この日、ベイノアは空手着にオープンフィンガーグローブを着用し、2分間のミット打ちを披露。パンチの連打に蹴りを上段、中段、下段と蹴り分け、最後はバックスピンキックも見せた。

 練習後、正座で会見に臨んだベイノアはこの練習の意図について「普段通りの空手の稽古をお見せしました」と道場ということもあってか、会見やリング上とは違う厳かなたたずまいを見せた。

 MMAについては「10歳の時に成増道場で極真空手を始めた時から、いつ何時どのような体勢になっても空手で対戦相手に対抗できる準備はしてきた。事実上10歳のころからMMAの練習をしている」と話すものの、組みやグラウンドといった具体的なMMAの動きについてはこの日も見せることはなくベールに包まれたまま当日を迎えることとなりそうだ。

RISE王者・ベイノアがMMAデビュー戦。弥益の長すぎる挑発に「何を言っているのか分からない!」【RIZIN.28】

2021.06.01 Vol.Web Original

MMAルールで弥益ドミネーター聡志と対戦

 RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)がRIZIN初参戦を果たし、スペシャルワンマッチで弥益ドミネーター聡志(team SOS)とMMAルールで対戦する。ベイノアはMMAデビュー戦となる。

 ベイノアは「アウェイの舞台に飛び込むわけだが、何も考えることなく暴れるだけだと思っている。自分の持てるものを、極真空手で培ってきたものを存分に発揮して、ドームの舞台で大暴れしたい。RISEチャンピオンの名に、極真空手の名に恥じないよう、そして板橋区成増の名に恥じないよう、全力で戦おうと思っています」とMMAデビュー戦への意欲を語った。

 弥益は前DEEPフェザー級王者で昨年大晦日にRIZIN初参戦を果たし朝倉未来と対戦したものの、KO負け。それ以来の再起戦となる。

日菜太を破った海人が改めて「対世界」に自信。対戦アピールのRISE王者ベイノアには「興味ない」【REBELS】

2021.03.01 Vol.Web Original

日菜太のミドルに「世界にも通用させてきた、70kgのミドルなんやなと思った」

 REBELSの最終興行となる「REBELS ~The FINAL~」(2月28日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が3月1日、東京都内で開催された。

 ダブルメインイベントの第2試合、文字通りのREBELS最終試合で王者・日菜太(クロスポイント吉祥寺)を破り、REBELS-BLACK スーパーウェルター級王者となったシュートボクシング(SB)のエース海人(TEAM F.O.D)が改めて「対世界」への思いを口にした。

 海人は「昨日は初出場なのにREBELSさんの最後という偉大な大会に出場させてもらい光栄に思っています。日菜太選手に“世界に行ってきれくれ。通用する”と言われたので、その言葉に恥じないようにしっかり覚悟を決めて、このベルトもしっかり自分のものとして誇れるように世界に挑んでいきたい」と話した。

 試合については「もっと蹴ってくると思っていたが、思ったよりパンチが多かったし、姿勢も低かった。序盤から腹にヒザが入っていったので、想定にはなかったが後半に顔面に持っていこうかなという作戦に途中から変えた」と振り返った。

 対戦した日菜太の印象については「数は少なかったものの左ミドルの重さは、僕も70kgに上げて、それなりの選手ともやらせてもらったが、その中でも重かった。日本人に対しても世界にも通用させてきた、70kgのミドルなんやなと思った。質などはタイ人選手もすごいが、重さは体重も上なので、腕にずしっと伝わってきた」と話した。しかし「僕が目指しているのは世界なので、そのために体も作っているので大丈夫」と力負けは感じなかったという。

憂也と再戦のベイノアが笑いで横浜アリーナ破壊宣言【2.28 RISE】

2021.01.27 Vol.Web Original

憂也の「面白くない」にベイノア「関西人の割にはつまんない」とコメントは泥仕合

 RISEが1月27日、東京都内で会見を開き「RISE ELDORADO 2021」(2月28日、神奈川・横浜アリーナ)の追加対戦カードを発表した。

 参戦予定だったRISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が憂也(魁塾)と対戦することが発表された。

 ベイノアは昨年7月、ライト級に階級を上げ緑川創と対戦し、判定負け。その緑川に憂也は昨年12月に延長にもつれ込む熱戦の末、判定勝ち。しかし2018年に行われたウェルター級時代の対戦ではベイノアが憂也に判定勝ちという戦いの構図となっている。

 憂也はRISEを通じ「前回、ベイノア選手に負けたことによって注目度が雲泥の差となってしまいました。ベイノア選手が2回ダウンを取られた緑川選手に勝って下から這い上がってきました。今回はKOでスカッとリベンジして立場を逆転して注目度を上げますんで見ておいてください」。そして「ベイノア選手は関西人からしたら全く面白くないですよ。僕の周りの素人のほうがよっぽど面白いから、キックボクシングの練習も大事ですが喋りの練習も頑張ってください」と緑川戦の勝敗と、お笑い芸人という顔も持つベイノアにとっては最もきつい“面白くない”という言葉を使い挑発。

海人が難敵ベイノアに判定勝利も「つまんない試合」と反省【12・3 SB】

2019.12.04 Vol.Web Original

現RISE王者の「令和のウィリー」と対戦

 シュートボクシング(SB)の2年に一度のビッグイベント「GROUND ZERO TOKYO 2019」が12月3日、東京・水道橋の東京ドームシティーホールで開催された。

 この大会は各団体や世界から王者クラスの強豪を招聘し、シュートボクサーたちと強さを競い合うことをコンセプトに持つ、SBにとっては「S-cup」と並ぶ大きなもの。今大会も王者と元王者合わせて6人が参戦した。

 メインで行われたSBのエース海人と“ブラックパンサー”ベイノアの一戦は5Rを戦い切り、海人が3-0の判定で勝利を収めた。

 ベイノアは極真空手出身の現RISEウェルター級王者。前日会見では「令和のウィリー・ウィリアムを目指している」と極真の大先輩で“熊殺し”の異名をとったウィリー・ウィリアムスの名を挙げ、極真魂を持って試合に臨む決意を見せていた。

海人が「令和のウィリー」ベイノアと対戦。「しっかり倒してしっかり締める」【12・3 SB】

2019.12.02 Vol.Web Original

2年に一度のビッグイベント「GROUND ZERO TOKYO 2019」開催

 シュートボクシング(SB)の2年に一度のビッグイベント「GROUND ZERO TOKYO 2019」(12月3日、東京・東京ドームシティーホール)の前日計量と会見が12月2日、都内で開催された。

 同大会は通常のSBの枠にとどまらず、団体の垣根を超えてトップクラスの選手を招聘。1996年に第1回が行われ、時には異種格闘技戦や総合格闘技の試合なども行われた。かつてはK-1参戦前の魔裟斗が出場したこともある。

 メーンを務める海人は67.15kgで計量をクリア。「明日はSB今年最後の大会にメインで出させていただくんですが、その最後の大会でシュートボクサーがしっかり締めないと“誰が締めるんや”って話なので、明日はしっかり倒してシュートボクサーの僕が締めます」と挨拶した。

 対戦相手はRISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア。

 ベイノアは元J-NETWORKウェルター級王者で、極真会館第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会軽量級優勝という実績があるかたわら「けとるべる」というコンビでお笑い芸人としても活動する異色ファイターだ。

 シュートボクシング協会のシーザー武志会長はこの試合について「2人ともタップロン(・ハーデスワークアウト)に勝っている。“勝った者同士で戦うと面白いのでは”と自分からリクエストした。それにベイノア選手が応えてくれた。どういう試合になるか。僕がファンとして見てみたい試合」などと話した。

海人がメインでRISEウェルター級王者ベノイアと対戦【12・3 SB】

2019.10.26 Vol.Web Original

前戦に続き階級が上のRISE王者を迎撃

 シュートボクシング(SB)の今年最後のビッグマッチとなる「GROUND ZERO TOKYO 2019」(12月3日、東京・東京ドームシティホール)の一部対戦カードが発表された。

 メインイベントでS-cup2018世界王者のエース海人(TEAM F.O.D)がRISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)と対戦する。

 ベイノアは所属する極真会館の全日本ウェイト制空手道選手権大会・軽量級で優勝した実績を持ち、キック転向後は空手仕込みの蹴り技、外国人特有のバネのある攻撃力でJ-NETWORKウェルター級王座、RISEウェルター級王座を獲得。プロ戦績は戦績は15戦14勝(8KO)1敗の強豪。

 海人にとっては前回のRISEミドル級王者イ・ソンヒョンに続き、RISE王者との対戦となる。海人は4月の豪州最強ムエタイ戦士チャド・コリンズとの一戦では判定負けしたが、その後は元Krush-70kg級王者・中島弘貴、ソンヒョンと階級が上の選手を相手に2連勝。今回も67.5kg契約での試合と本来65.0kgで戦う海人には過酷な試合となるが、世界の強豪たちとの対戦を視野に入れ海人にとってはここは避けては通れない試合となる。

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