6月は「プライド月間」として知られアメリカをはじめ、世界各地でLGBTQ +の権利や文化やコミュニティーへの支持を示すさまざまなイベントが行われている。 アメリカでは、1969年に起きた「ストーンウォールの反乱」を記念して、各地でイベントが行われるようになった1970年代前半から続く伝統で、プライド月間1カ月にわたって続くLGBTQ+の祝祭だ。日本ではLGBTQ +の権利について、ようやく法制化の議論がされ始めたものの、取組みが遅々として進まない現状がある。
一方、大手を中心に経済界ではプライド月間に合わせて、新経済連盟やパナソニックなどの企業がLGBTへの差別禁止の法制度を求める意志を表明したほか、楽天、コカコーラなと様々な企業がLGBTQフレンドリーな会社の取組みを紹介したり、SNS等で祝福のメッセージを送るなどしています。 オリンピックの基本理念は多様性と調和、オリンピック憲章や企業へ求める調達コードにおいても、LGBTQの差別の禁止が謳われ、SDGsの達成に向けて、ジェンダー平等など性的少数者に関する諸問題を解決する取組みが求められています。