昨年末からオミクロン株の国内感染者が増え、感染予防への意識が高まるなか、AIによって新型コロナウイルスに“発症するリスク”を判定するサービスが登場した。感染リスクと共に、発症リスクを知ることで、自身の食生活や行動習慣の見直しなど新たな気づきがありそうだ。
“発症リスクの見える化”を目指して開発された「コロナラボ」は、リスクをA〜Eの5段階と100点満点のスコアで判定するスマートフォン向けサービス。身長や体重などの基礎データから、新型コロナ罹患歴、既往歴、生活習慣、食生活など、5分ほどの質問に答えることで新型コロナの発症リスクが判定される。
展開するのは、ソフトウェア会社のシグナルトーク。ゲームやアプリ制作でのビッグデータのノウハウを基に、2019年からITを使って健康をサポートするプログラムをリリース。これまでに麻雀ゲームと認知症の関係性、生涯年収と食事の関係性などを研究し、ヘルスケアアプリを展開してきた。コロナラボでは、独自に収集した国内の新型コロナ発症者を含む1500人の食事と生活習慣のデータ、約1万人の食生活や疾患のデータ、WHOや厚生労働省、世界中の論文やデータなどからAIが学習し、それらを応用してリスクを数値化する。