英国のヘンリー王子(35)と妻のメーガン妃(38)は3月31日をもって英王室の公務から退いた。
夫妻は当初、公務引退後はカナダに移住し、財政的に独立して王室から距離を置く方針だったが、計画には狂いが生じている。
夫妻は1月中旬に公務の引退で王室と合意した後、すぐにカナダでの新生活をスタートさせたが、わずか2カ月ほどで米ロサンゼルスへの移住を決めた。これはカナダ政府が2月下旬、夫妻の警備を打ち切る方針を決めたことが大きい。
しかしトランプ米大統領は3月29日にツイッターに「米国は警備費用を出さない」と投稿。カナダ政府と同様の判断を示したことから英王室ジャーナリストは「夫妻はどこにも居場所がなく、しばらくしたらロスも離れざるをえなくなるだろう」と予測している。
また夫妻は経済的自立を目指し、女王から与えられた称号を基にした「サセックスロイヤル」の商標登録を申請し、ブランドビジネスの展開を狙っていたが、王室は夫妻にサセックスロイヤルの使用を認めなかった。ここでも思惑通りに事が運ばず、早くも「王室復帰」がささやかれている。