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企業のお茶出し習慣が変化! “超小型”ペットボトルが人気に

2023.09.18 Vol.web Original

 企業が来客の際に行うお茶出しは、従来、急須・ポット・大容量ペットボトルなどから、湯呑み・グラス・紙コップなどに入れて提供するのが一般的だった。しかしこの習慣が変化し、小型ペットボトルでお茶出しをする企業が増えているという。

 背景には、新型コロナウイルスの流行によって急速に進んだ衛生意識の高まりがある。商談や会議時にコップやグラスでお茶を提供する(提供される)ことの衛生面に配慮する企業や、そのお客様がいるということだ。

 サントリーは2019年2月から、飲みきりサイズの「伊右衛門 お茶、どうぞ」を、法人専用商品としてEC限定で発売している。容量は195ml。2Lペットボトルの1/10以下だが、この商品、2022年1〜11月の出荷数量は、コロナ前との比較で約5.8倍となっている。アフターコロナにおいても衛生意識は継続されており、年々、売り上げが伸びているのだ。また、最近では企業以外にもカーディーラーや不動産販売店、ネイルサロンといった接客を伴う業態においても、取り扱いが増えているという。

 同様に伊藤園の「お~いお茶 緑茶」からもこのニーズを捉え、2021年12月から195mlサイズが発売されている。来客時に飲み切れることに加えて、加温機により温めることも可能で、「温・冷・常温」どの温度帯でも提供できるという。

 さらに、サントリーの「BOSS」ブランドから新たに「ボス ウェルカムコーヒー」が23年8月にアスクル限定で発売された。パッケージを5種類のアソートラベルにすることで、隣の人との取り違いを防ぐ工夫がされている。

 緑茶のみならず、コーヒー商品までラインアップを拡充した“超小型”ペットボトル。新たな“お茶出し”スタイルの定着を受けて、今後もニーズは増えていきそうだ。

飲み終わったペットボトルをあなたはどうつぶす? 約6分の1サイズまで“小さく、たたみやすい”ボトルへ

2023.04.17 Vol.web Original

 

 サントリー食品インターナショナルは4月5日に「サントリー天然水」の記者発表会を開催し、“小さく、たたみやすい”2Lペットボトルの新容器と、その独自のたたみ方についてお披露目した。

 会見に臨んだサントリー食品インターナショナルの佐藤晃世副事業部長は、「特に2Lなど大容量サイズのペットボトルは、つぶしにくく、かさばってしまう」としたうえで、今回の新容器は、これまでの容器に比べ、小さく、たたみやすい形状になったと説明した。

 新容器はぱっと見たところ、これまでのサントリー天然水と何が違うのかよくわからない見た目だったが、佐藤氏の話によると、容器の随所に工夫が施されており、その開発には苦労したそうだ。

 以前から、サントリー天然水2Lのペットボトルは、胴の部分に持ち手になるようなくぼみがあった。この部分は指がすぽっとハマるような形状となっており、重たい2Lのペットボトルでも、持ちやすく、注ぎやすい形状になっていたという。その使いやすい形状と、容器として積載時や輸送時にも耐えうる強度を維持しながら、小さくたたむ形状を加える所に、今回の開発の難しさがあったようで、包材技術担当者やデザイナー、ブランド担当者が膝を突き合わせ、開発期間約2年、70もの試作にトライして、ようやく完成した形状だという。

 新容器の特長としては、持ち手となる胴の部分を平行四辺形にすることで、自然とナナメにつぶしやすい形状に変更した点。また、つぶした後に折り込む際の目印として、ボトルの肩と底の部分に星型の印をいれた点を紹介。さらに、ボトル肩に入れたヤマ折り線もポイントで、たたんだ際にボトルを小さい状態でロックするために機能するそうで、これにより、たたんでも元に戻らない構造になっていると説明した。

ついに680mlにまで巨大化した500mlのペットボトルはどこまで成長するのか!? 担当者に聞いてみた

2022.06.13 Vol.Web Original

 かつてペットボトル飲料は500ミリリットルと1リットルが主流だった。いつの間にか500ミリリットルが525、550と成長を続け、先日、サントリー食品インターナショナル(株)からはついに680ミリリットルの「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」が発売された。

 ペットボトルは世界では1974年、日本では1982年から一般に登場したとみられる。それまでは飲料はビンとか缶だったことから外でのレジャーはもちろん、映画館や劇場などでもふたが閉まるペットボトル飲料は大いに重宝された。

 500ミリリットルのペットボトルが大きくなるにつれて、特にフェスなどに足を運ぶような人は喜んだ。単純に買う回数が減るし値段もほとんど据え置きだったので、お得感も大きかった。

 大きくなるたびに“技術革新が進んでプラスチックが薄くなって、その分入る量が増えたんだな”とか“形状が少し大きくなったかな”とかなんとなく感じていたのだが、こと680ミリリットルまで大きくなると“自販機に入るのか?”とかいらん心配も増えてくる。

飲料各社、多種多様な取り組みで「水平リサイクル」活発化

2022.06.13 Vol.web original

 6月は環境月間であり、6月9日は「リサイクルの日」ともいわれているが、プラスチック資源の循環利用を推進する取り組みとして、近年、リサイクルの中でも、「もとの製品と同じもの」に生まれ変わらせる「水平リサイクル」の機運が高まっている。

 その中でも代表的なものが、飲料メーカーが推進するボトルtoボトルの「水平リサイクル」で、今年に入ってその動きが各社一層活発化している。ボトルtoボトル「水平リサイクル」とは、使用済みペットボトルを新しいペットボトルに生まれ変わらせることで、同じ材料を何度も資源循環させる理想のリサイクルの形であり、新たな化石由来原料を使わない取り組みとして昨今注目されている。

ミルクの満足感がカギ? ペットボトルとチルドカップのラテの違いとは

2022.03.14 Vol.web original

 ペットボトルで飲むラテはなんだか物足りないと感じたことがある人は多いのではないか? 近年ではその利便性や働く場所の柔軟性の高まりもあり、各社から新商品が投入され、ミルク入りの小容量ペットボトルの商品が増えている。しかし、どの商品もカフェやチルドカップのようなミルクの満足感を求めて飲むと物足りなく感じてしまう。もちろんすっきり飲みたいという人には重宝されているのだが…。この物足りなさ、実はちゃんと理由があるのだ。

サントリー食品が『ボトルは資源!サステナブルボトルへ』ロゴを3月より国内のペットボトル全商品に順次展開

2022.01.31 Vol.web original

 サントリー食品インターナショナル(株)は、2030年のサントリーグループの目標 “リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」実現へ向け、国内では今年中に2本に1本を「100%サステナブルボトル(※1)」にすると発表した。さらに、ペットボトルは資源として何度も循環できることを伝える新ロゴマーク『ボトルは資源!サステナブルボトルへ』を、ラベルレス商品を除く国内ペットボトル全商品に、3月以降順次展開し、啓発活動など消費者とのコミュニケーションを強化する方針だ。

 サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入したことを皮切りに、従来よりもCO²排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術(※2)」を協栄産業(株)など4社と共同開発するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に使用済みペットボトルから新たにペットボトルを作る、「ボトルtoボトル」水平リサイクルの実用化を推進してきた。

ペットボトルの「ちょい残し」、実は大きな影響が…

2021.07.12 Vol.743

 あと一口で空になるのに、少しだけ飲み残してペットボトルを捨ててしまう人いませんか?

 そもそも最後まで飲んでいるか残しているかを意識した事がない人が多いかもしれないが、桜美林大学教授の藤倉まなみ氏による「大学におけるペットボトル飲料の飲み残しの実態に関する研究」によると、大学構内で廃棄されたペットボトルの総本数の23%に何らかの飲み残しがあったという調査の結果が出ている。

 一般的に飲み残す理由としては「最後数センチは沈殿物や雑菌がありそうで飲みたくない」といった意識的なものから、「おなかいっぱいになってしまい、飲めなくなってしまったから」「荷物になるから」「どうせなら冷えてる新しいやつから飲もう」などといった自分でも特に理由を考えずにその場の状況で飲み残しをしている人が多いよう。

 

麦ちゃんもしっかり分別!ゴミ箱じゃない!自販機の横にあるボックスの名前は?

2021.04.15 Vol.web original

 

 自販機の横でよく見られる青や白のボックス、あなたはいつも何と呼んでいますか?

 実はあのボックスはゴミ箱ではなく、「リサイクルボックス」という飲料容器専用の回収容器です。一般社団法人全国清涼飲料連合会が2020年9月におこなった「リサイクルボックスに関する消費者意識調査」によると、自販機の横にあるボックスがゴミ箱ではなく、飲料容器専用の「リサイクルボックス」であることを「知らなかった」人が42.4%と、“ゴミ箱”としてとらえていた人が約4割もいるという結果になっています。ペットボトルはペットボトルとして再生利用する“水平リサイクル”が「新しい資源を投資せず繰り返し利用できる」という点で環境にやさしい手法なのですが、ペットボトル以外の異物が多くなると、回収されてもリサイクルの妨げになります。そのため繊維やトレイになったり、燃やされてしまうことでペットボトルとしての生涯を終えてしまいます。こうした現状から、回収するペットボトルの品質を向上させること、回収量を増やしていくことが今後の課題となっています。

 そんな中、4月12日にサントリー食品インターナショナル株式会社がペットボトルの水平リサイクルを啓発する「ボトルtoボトル」ペットボトルリサイクル取り組み発表会を開催しました。

 

吉沢亮、リサイクル「自分にできることから」自然体で新CM

2021.03.22 Vol.Web Original

 

 俳優の吉沢亮が22日、「キリン 生茶」の事業戦略&新CM発表会に登壇した。 

 新CMでは、ナチュラルな笑顔を見せている。「出来上がりを見て自然な感じがすごく素敵だなと思った」と、吉沢。「長回しをしながら、いいところを切り取ってもらった。やっているときも無理することなく、ナチュラルな状態で自然体で演じさせていただいたので良かったなと思います」

 おいしいお茶は「疲れた心を癒してくれるというか、気持ちもリフレッシュしてくれる。現場が立て続けに詰まっているときには飲みたくなる。一息つきたい時には飲みたくなりますね」、吉沢。

池田エライザ「エコアクションは趣味に近い」ペットボトル素材のフリースコーデでイベント登壇

2020.10.01 Vol.Web Original

 池田エライザが1日、都内で行われた「い・ろ・は・す × UNIQLO eco ACTION」キャンペーン記念ミニイベントに出席、「簡単です!」とエコアクションへの参加を呼びかけた。

 ペットボトル資源を利用して作ったエコなファーリーフリースを取り入れたコーディネートで登壇。「普段から飲んで、普段からコーディネイトに取り入れている」2社のコラボレーションについて「身近な2つがエコアクションをテーマにコラボレーションしている。私にも身近に感じます」。

早稲田大学が推進するペットボトル「究極のリサイクル」とは?

2019.12.26 Vol.web Original

 昨今、環境問題への関心が高まり、特に海洋プラスチックごみ問題への取り組みが各所で加速している。「死んだクジラの胃の中にプラスチックごみが!」といったニュースのたびにプラスチックごみが槍玉にあがるが、問題はむしろ捨てる側のモラルの問題。とはいえそこをただすのは一番難しい。それならごみをごみにしなければいい、ということで現在、早稲田大学が取り組んでいる試みにスポットを当ててみた。

 早稲田大学では12月20日、東京都の「ワンウェイプラスチック削減」の呼びかけに対し、学内啓発活動を始動した。この日行われたイベントでは、海洋プラスチックゴミ問題に関するパネルを展示。その他、学内でのレジ袋を有料化することによるレジ袋の削減、傘のシェアリングサービス「アイカサ」によるビニール傘の削減など、リサイクルが難しくワンウェイで捨てられるプラスチック製品の削減を目指している。また、特筆すべきはプラスチック製品の使用削減だけでなく、究極の資源循環(水平リサイクル)の推進を目指す「ボトルto ボトル」という活動だ。

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