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メインを任された矢地がまさかの1RTKO負け「今は何も考えられない」【RIZIN.22】

2020.08.09 Vol.Web Original

徹底的な新型コロナ対策のもと横浜2連戦を開催

 新型コロナウイルスの影響により約半年ぶりとなる「RIZIN.22 – STARTING OVER -」(8月9日、神奈川・ぴあアリーナMM)が開催された。首都圏では今年初めての開催となる。

 RIZINは2月に静岡・浜松で2020年をスタート。4月に横浜アリーナでの大会を予定していたが、新型コロナの感染拡大予防による緊急事態宣言などがあり、開催を中止。計画していた仙台大会と大阪大会と合わせて3大会が中止となっていた。

 7月上旬に8月の横浜2連戦が発表され、急ピッチに準備が進められ、大会開催にこぎつけた。この間も東京都はもとより神奈川県でもPCR検査の陽性者が増加の一途をたどる中ではあったが、RIZINはガイドラインに沿った感染予防対策を実施し来場者に告知。大会前の恒例イベントであった前日計量も公開では行わず、選手もPCR検査後はセコンドとしか接触させないという徹底的な対策を行い、大会当日を迎えた。

扇久保と朝倉海がバンタム級王座決定戦。浅倉カンナは初の年下・古瀬を迎撃【RIZIN】

2020.07.09 Vol.Web Original

海「今後のRIZINのために絶対に俺が勝たないといけない」、扇久保「やっとたどり着けた感じ。最高の試合を見せたい」

 RIZINが7月9日、都内で会見を開き8月9、10日に神奈川・横浜のぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」と「RIZIN.23」の第1弾対戦カードを発表した。

 RIZINは新型コロナウイルスの影響で4月の横浜、以降に予定されていた仙台大会ら計3大会を中止。長く大会を開けない状況となっていたが、6日に会見を行い、8月に2大会を行うことを発表していた。

 この日は合わせて8カードを発表。2日目(10日)のメインでマネル・ケイプがUFCに戦場を移したことから空位となったバンタム級の王者決定戦として扇久保博正(パラエストラ松戸)vs朝倉海(トライフォース赤坂)の一戦が行われる。

 朝倉は「大晦日ぶりの試合ですが、前回の試合からたくさんのことを学んで強くなって帰ってきた。タイトルマッチということで、今後のRIZINのために絶対に俺が勝たないといけない。確実に勝って、俺がRIZINを引っ張っていく」とベルト奪取はもちろん、エースの座をも手中に収める決意を見せた。

 扇久保は「今までいろんなことがあって、やっとたどり着けた感じ。最高の試合を見せたい。朝倉選手を倒したい」と大一番への思いを語ると「海選手、いい試合をしましょう」と呼びかけた。

髙田延彦が朝倉未来の対戦相手を「やりにくい選手」と評価【2・22 RIZIN.21】

2020.02.18 Vol.Web Original

「のらりくらりとかわされて判定に持ち込まれる可能性がある」

 タレントで元総合格闘家の髙田延彦が2月17日、弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。「RIZIN.21」(2月22日、静岡・浜松アリーナ)の見どころを語った。

 髙田は注目の試合としてメインの朝倉未来vsダニエル・サラス、フェザー級のヴガール・ケラモフvs.カイル・アグォン。バンタム級のビクター・ヘンリーvs金原正徳、金太郎vs加藤ケンジの2試合。そしてホベルト・サトシ・ソウザが日本ブラジリアン柔術連盟会長の中井祐樹率いる5人の柔術家と対戦する柔術エキシビジョンイリミネーションマッチを挙げた。

 メインの未来vsサラスについては「サラスはパンチが非常にうまい。気持ちが強くて打たれ強い。スイッチも使って変則的でリーチも長い。そしてグラウンドでのフロントチョークのバリエーションが非常に多い。どちらかというとのらりくらりとかわしながら、行くときは行くというファイター。正攻法で来るタイプではないのでやりにくいと思う。フィニッシュを取りに行かないとのらりくらりと変則的な動きでかわされて、判定まで持ち込まれる可能性がある。それだけうまいテクニックを持っている。面白い試合になる」と話した。

 ケラモフvsアグォン戦は「ヴガールはムサエフと同じようなタイプ。でもグラウンドはヴガールのほうが上なのではないかと思う。どれだけのインパクトを残せるか。カイルは総合的にすべてをうまくこなすタイプ。昔、ガイ・メッツアーという選手がいたが、メッツアーのような相手を翻弄しながらさばいていくテクニックを持っている。最近、山本美憂選手が勝つためのスタイルが出来上がってきたが、それは彼が教えるようになってから。ヴガール選手への期待は大きい。インパクトのある勝ち方を見せて“次は朝倉未来とだな”というような空気になるような結果を出してほしいが、カイル選手も非常に強いのでそう簡単にはいかない。今後のフェザー級を占う試合となる」

川尻、上迫、サトシがTKO負け。ライト級GPで日本陣営全滅【10・12 RIZIN.19】

2019.10.12 Vol.Web Original

川尻は執念のタックルもパンチの連打に沈む

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で「ライト級トーナメント」が開幕し1回戦4試合が行われた。

 日本から出場した川尻達也、上迫博仁、そして日本人枠として出場したホベルト・サトシ・ソウザが敗れ、日本陣営は全滅となった。

 川尻はパトリッキー・“ピットブル”・フレイレと対戦。

 公開練習時に「触れればテイクダウンできる」と話していた川尻。そして「下がったらテイクダウンは取れない」と勇気をもって距離を詰めていくことを宣言していた。

 その言葉通り、川尻は試合開始からプレッシャーをかけ前に出る。そして片足タックルに行くがフレイレはテイクダウンは許さない。

 川尻は左フックを打ちながらタックルにいくが、ここもフレイレはタックルを切って脱出。

 今度はフレイレが反撃。飛びヒザが川尻の側頭部にヒットると、川尻は食らいながらもその右足をつかみテイクダウンを狙う。しかしフレイレは慌てることはなく、構わずパンチの連打。それでも右足を離さない川尻だったが、激しいパンチの連打に朦朧となったところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

髙田延彦 RIZINライト級GP優勝候補にジョニー・ケース【髙田横粂の世相談義】

2019.09.24 Vol.Web Original

「ケースは打撃もレベルが高く総合の経験も豊富で有利」
 元総合格闘家でRIZINで解説を務める髙田延彦が9月23日、弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。「RIZIN.19」(10月12日、エディオンアリーナ大阪)で開催される「RIZINライト級グランプリ」でジョニー・ケースを優勝候補に挙げた。ケースは1回戦でホベルト・サトシ・ソウザと対戦する。

 髙田は「過去の試合を見ても穴がない。相手のサトシ選手は柔術の世界チャンピオンクラス。万が一、胴衣を着てやったら話にならないが裸の総合格闘技なのでケース選手のほうに一日の長がある。どちらも優勝候補とみられている者同士の一戦だが、ケースは打撃もレベルが高く総合の経験も豊富で有利。サトシは下手に打ち合わないほうがいい。注目はケースのパウンドにどれだけサトシが耐えてさばけるか。グラウンドではサトシは本当は上になりたいが、柔術家なので下になるのには慣れているし、自分が背中をマットにつけても強い。そうするとケースが上になるケースが増えるので、上からの強いパンチが打てる。しかし油断していると下から一本取られるケースも生まれかねない。サトシが強いパウンドをさばきながら下から極められるかが勝負の分かれ目になると思う。タイプが違う2人なのでそういうところも見どころ」などと一進一退の好勝負を予想した。

ライト級GP組み合わせ決定。川尻「40代最後のチャレンジ。絶対に生き残る」【10・12 RIZIN.19】

2019.09.20 Vol.Web Original

ムサエフvsブラウン、ケースvsサトシ、フレイレvs川尻、グスタボvs上迫
「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)からスタートする「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」の組み合わせ抽選会が9月20日、都内で開催された。

 山組みを決める方法は先日行われた出場選手の発表会見でRIZINの榊原信行CEOが「画期的な方法で決める」と予告。

  今回取り入れた「RIZINディスティニーシステム」はすべてが運に託された形式。まず事前に予備抽選の数字が入ったエッグを引く順番をツイッターで年齢が若い順、名前順、戦績順、決着率順の4つからファンの投票で募集。その結果、エッグは決着率の順番で引くことに決定した。

 外国人選手はスカイプで参加したのだが、代わりにエッグを引くのは会場に来たファン。そのファンはビンゴによって決められた。

 その結果、山組みのA~Hのカードが入った封筒を引く順番は1ダミアン・ブラウン、2ホベルト・サトシ・ソウザ、3川尻達也、4上迫博仁、5ジョニー・ケース、6トフィック・ムサエフ、7ルイス・グスタボ、8パトリッキー・“ピットブル”・フレイレと決まった。

ライト級GP8選手決定。日本からは川尻、上迫、ホベルト参戦【10・12 RIZIN.19】

2019.09.11 Vol.Web Original

山組みは画期的な方法で決定
「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が9月11日、都内で開催された。

 かねてから開催が発表されていた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」のに出場する8選手が発表された。

 日本からは川尻達也と上迫博仁、ホベルト・サトシ・ソウザが出場。北岡悟と朝倉未来の出場は見送られた。

 RIZINの榊原信行CEOは「北岡選手も熱い思いで挑んでくれたが、ここまでの状況を含めて、今回は日本人は川尻選手と上迫選手。ソウザ・サトシ選手も僕の中では日本人だと思っている。日本の国旗を掲げて世界に挑むのはこの3人。苦渋の選択だった」などと語り、ホベルトもいわゆる「日本人枠」での参戦となるよう。

 朝倉については「うじゃうじゃ言ってライト級に出すくらいなら、フェザー級で世界と勝負しろという感じ。そうしたら逃げ場はない。世界中のトップを未来の前に用意する。あのポーカーフェイスの余裕をかました感じがどこまで通用するのか見てみたいと思い、そういう方向になった。ファンからもSNSで“ライト級GPに出したら許さない”といった声も寄せられちょっと弱気になった(笑)。フェザー級が立ち上がるかどうかは未来の志ひとつだと思う。それくらい託してもいい選手だとは思っている」などと今後のフェザー級での戦いに期待した。

 他のGP参戦選手はパトリッキー・“ピットブル”・フレイレ、ジョニー・ケース、トフィック・ムサエフ、ルイス・グスタボ、ダミアン・ブラウン。

 気になる組み合わせについては「大阪で1回戦4試合を行い、勝ち上がった4人が大晦日に準決勝と決勝を戦う。山組みについては来週、公開で一部、ファンにも参加してもらう形で画期的な方法で決める」という。

激勝の川尻が「40代なめんな」20代に宣戦布告【7・28 RIZIN.17】

2019.07.29 Vol.Web Original

川尻がアリに判定勝ち
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で10月から開催される「ライト級GP」の査定試合が組まれ、ホベルト・サトシ・ソウザ、川尻達也、ジョニー・ケースが勝利を収めた。

 川尻はアリ・アブドゥルカリコフと3R互いに攻め手を緩めない総力戦を繰り広げた。

 川尻はタックルでテイクダウンを狙うが、アリはこらえテイクダウンは許さない。それでも右足を離さない川尻。

 アリが振りほどいても川尻はなおもタックル。川尻が足をかけて強引に引きずり倒し、サイドポジションを取るがマウントへ移行する間のスキをついてアリが立ち上がる。

 2Rも川尻がタックルからのテイクダウンに成功し上を取るがアリも逆にバックを奪うなどめまぐるしく展開が動く。川尻はこの動きの中で左腕を取ってアームロックを狙う。極めきることはできなかったが、上を取る。アリが上を取り返すと川尻はフロントチョークと攻め手を緩めない。

朝倉未来がライト級をやめて68kgでのトーナメント開催を提案【4・21 RIZIN】

2019.04.22 Vol.Web Original

ソウザが北岡にKO勝ち
「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)で今夏から開催予定のライト級グランプリを見据えた試合が行われた。

 昨年大晦日に川尻達也に勝利を収めた北岡悟と柔術の世界大会で数々の優勝経験を持つホベルト・サトシ・ソウザが対戦。ソウザが2RKOで勝利を収めた。

 ソウザは柔術の世界大会で数々の優勝経験を持ち、北岡も日本を代表するグラップリング技術を持つ。高度なグラウンドの技術を持つ2人だが、試合は打撃の攻防が目立つ展開となった。

 1R、北岡は左右のパンチを振って前へ。バックステップでかわしたソウザは右ハイキック。北岡はそのタイミングで組み付くとソウザは逆にコーナーへ押し込みテイクダウンを狙うが、北岡はスタンドでフロントチョークの体勢に。しかしソウザは引き込みながら脱出。離れたところでソウザの左目尻から出血があり、ドクターチェックが入る。

 再開後、北岡がロープ際で組み付くとソウザは引き込みフロントチョーク。しかし北岡は脱出。再びスタンドの攻防に。北岡の左右のパンチがヒットするも、ソウザは左ジャブの連打と一歩も引かない。

 2Rは北岡がパンチの連打から組み付き、ソウザが引き込むと北岡はサイドポジションを取ることに成功。ここで一連の流れの中でソウザが放った右のジャブで今度は北岡の左目尻から出血。ドクターチェックが入る。北岡にとっては大きなチャンスとなるポジションだったのだが、再開はスタンド状態から。

 再開後、足を取り合う展開から今度はソウザがバックを奪いスリーパーを狙うが、ここは北岡がしのぐ。ソウザは続けて腕を狙うが、ここも北岡が脱出。

 最後はスタンドの打撃の展開になると、北岡がロープに詰めるが逆にロープを背負ったソウザがパンチの連打。北岡は腰が落ちかけるが、踏みとどまると、ソウザはなおも連打を浴びせると北岡は後ろに吹っ飛ぶ形でダウン。ソウザが追撃を狙ったところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

北岡悟「年末の川尻戦が力になった。それでこの3カ月半生きてこれた」【4・21 RIZIN】

2019.04.19 Vol.Web Original

「これに勝って今年もっとRIZINで試合をしたい」
「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)の前々日会見が19日、都内で開催された。

 スペシャルワンマッチでホベルト・サトシ・ソウザと対戦する北岡悟は相手のソウザについて「単純に強いと思っている。でも強い奴と戦うのはいつものこと。やはりそれ相応の意気込みで(練習に)取り組んでこれたのはいい相手だからなんでしょう。RIZINでは強い相手を当ててもらっている。試合前にいうことではないがありがたいと思っている」と話した。

 そして試合について「この2年間成績が良くなかったが、年末に前半のメーンで川尻選手とやらせてもらったのはありがたいことだった。それが力になって、この3カ月半、生きてこれたと思うし、それがその前の四苦八苦した2年間とミックスして、より強い自分を作ってきた自負があるので、それをリング上で全部出したい」と話した。

 今年はライト級でグランプリが開催されるのだが、北岡は「グランプリのことは考えていないが、これに勝って今年もっとRIZINで試合をしたい。勝って切り開くと思う」と話し、最後に「なめんなよ、って感じ。対戦相手じゃなくて、いろいろ」と締めくくった。

RIZIN会見で柔道の五輪金メダリスト内柴正人のMMA参戦が浮上

2019.02.08 Vol.Web Original

RIZINとREALが紳士協定結ぶ
 2004年アテネ、2008年北京五輪の柔道男子66kg級金メダリスト・内柴正人の総合格闘技参戦の可能性が浮上した。

 RIZINは2月8日、都内で会見を開き「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)の第2弾カードを発表した。

 今秋開催予定の「ライト級GP」に向けホベルト・サトシ・ソウザの参戦が発表された。ソウザは柔術でワールドプロ柔術世界選手権、ブラジリアン柔術世界選手権といった数々の大会で優勝を果たすなど輝かしい実績を残し、2013年からは総合格闘技にも参戦。「REAL Fight Championship」を主戦場に6戦6勝の戦績を残し、2016年にはREAL Fight Championship スーパーライト級王座決定トーナメントを制してチャンピオンになっている。昨年は桜庭和志がプロデューサーを務めるグラップリングの大会「QUINTET」に参戦し、ハイレベルな柔術テクニックで会場を沸かせた。

 今回のソウザの参戦はRIZINとREAL Fight Championshipが紳士協定を結んだことから実現したもの。この日は会見後にREALの山田重孝代表が囲み取材に応じ、RIZINと紳士協定を結んだ経緯と今後の展望について語ったのだが、会見中の質疑応答で出た内柴氏の総合格闘技参戦について「そういう考え方もあるなと思った」と話した。

 内柴氏は山田氏の柔術道場「アラバンカ柔術アカデミー」で柔術の練習に励み、柔術家として活動。現在は昨年8月にキルギス共和国の柔道連盟総監督に就任し、後進の指導にあたっている。

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