2019年、今年もよろしくお願いします!
10日から舞台『画狂人 北斎』が始まっていて、今年の初詣は、キャストの皆さんと、北斎ゆかりの牛島神社に、成功祈願に行きました。牛島神社には、狛犬ではなくて狛牛がいたり、撫で牛といって、自分の身体の悪い部分を撫でてから、牛の同じ部分を撫でると病気や怪我が治るとされる体長1メートルぐらいの石でできた牛がいます。皆さんに撫で撫でされるので撫で牛はツルツル。私もご利益にあやかろうと、ばっちり撫で撫でしてきました〜(笑)。そして、全国でも珍しい三輪鳥居があります。三輪鳥居は大きな鳥居の両脇に小さな鳥居がくっついています。
北斎は牛島神社に「須佐之男命厄神退治之図」を奉納しました。1845年、北斎が86歳の時に描いた肉筆画です。1923年の関東大震災で残念ながら焼失したそうですが、社殿の中に入るとその絵が、モノクロ写真でありました。サイズも大きいので、もし、これが実物であったら、凄い迫力なんだろうなぁっと、思わず見入ってしまいました。
そして、無事に祈祷を終え、稽古場に移動しようとした時に、ふと見ると間近に大きくそびえ立つスカイツリーが! 調べてみると、牛島神社はスカイツリーの氏神様なんですね! だから、スカイツリーがデザインされていた御守りがあったんですね〜。葛飾北斎から東京スカイツリーまでとは、凄い神社です!
この公演は、北斎ゆかりの地、長野県小布施町で大千秋楽を迎えます。私が演じるお栄さんも何度も通った場所。そんなゆかりの地で公演できる事は幸せです。北斎に関わるようになったからなのか、久しぶりに会った友人の携帯ケースを何気なく見たら、神奈川沖浪裏が描かれたケースで、「え、なんで!?」っと驚いて聞くと、前から好きで、あまり売ってないからわざわざあるお店まで買いに行ったそう。凄い偶然、北斎に呼ばれたのかな!?