SearchSearch

家中でも感情全開になれるおすすめ新作DVD & Blu-ray 2本!『マイ・ブロークン・マリコ』『奈落のマイホーム』

2023.04.25 Vol.754

『マイ・ブロークン・マリコ』

 第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞をはじめ、各賞を総なめにした平庫ワカの同名傑作漫画を映画化。主人公・シイノを演じるのは、連続テレビ小説「半分、青い。」、映画『地獄の花園』、『そして、バトンは渡された』 と主演・ヒロインを演じた話題作が続く永野芽郁。本作では裸足で荒々しく走り、タバコを吸い、感情のまま泣き叫ぶやさぐれたシイノを、これまでのイメージを大きく覆す大胆な演技で魅力的に体現している。シイノの親友・マリコには、「半分、青い。」で永野と共演した奈緒。共演陣には、窪田正孝をはじめ、尾美としのり、吉田羊という実力派俳優が集結。監督は『百万円と苦虫女』『ロマンスドール』のタナダユキ。親友の遺骨をたずさえたシイノの旅を繊細で力強く、時にエモーショナルに描き出す。

STORY:ブラック企業勤めのシイノトモヨは親友のイカガワマリコがマンションから転落死したことを知る。シイノはマリコの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込みマリコの遺骨を奪取。学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れて行こうと旅に出る。

 

販売元:ハピネット・メディアマーケティング 4月26日(水)発売 Blu-ray 5720円、DVD 4620円(各税込)

フィクションとリアルの境界を飛び越えたガールズムービーの快作『マイ・ブロークン・マリコ』【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2022.10.05 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 この前の週末(10月1、2日)に斎藤このむくん、緑川睦君が結成した「演劇ユニット天竺」で即興劇をやってきました。楽しくもあり、難しくもあり、そしていろいろと勉強させてもらえる空間でした。こういうことの積み重ねが自分が作品を作るうえでの引き出しになるんだろうなと思いました。このむくん、睦さんありがとうございます。

 さて、今週は映画の鑑賞記です。

永野芽郁、事務所の先輩・窪田正孝に「頼もしくて頼もしくて…一生ついて行きます!」

2022.10.01 Vol.web original

 

 公開中の映画『マイ・ブロークン・マリコ』舞台挨拶が1日、都内にて行われ、永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊とタナダユキ監督が登壇。同じ事務所の先輩後輩同士という永野と窪田が和気あいあいとしたトークで会場を沸かせた。

 原作は、WEB連載時から話題を呼んだ平庫ワカによる同名コミック。親友マリコの遺骨とともに旅に出る主人公シイノの物語。

 シイノ役の永野は「初めて(完成作を)見たときには奈緒ちゃんと2人して号泣しました。初日の昨日もこの劇場に見に来まして、やっぱりいい映画でした」と胸を張り、マリコ役の奈緒も「シイちゃんの旅がいろんな方に広がっていくんだなと思うとドキドキしています」と目を輝かせた。

 シイノとマリコを全身全霊で演じきり、晴れ晴れとした表情の永野と奈緒に、シイノが旅先で出会う青年マキオ役の窪田も「現場でも本当に、芽郁と奈緒ちゃんが仲良くて。その2人を我が子を見るかのようにタナダ監督が見守る姿を思い出しました」、マリコの実父の後妻を演じた吉田羊も「さっき“シイちゃん”と“マリコ”がキャッキャお話している姿を見て、2人が再会できたんだなとほっとして眺めていました」と感慨深げ。

 窪田と永野は同じ事務所の先輩後輩同士。ドラマ『僕たちがやりました』以来、5年ぶりの共演に、永野は「もう頼もしくて頼もしくて。前回、ご一緒したときは私はまだ10代で、そのときも本当にいろんなことを助けていただいたんですけど、シイノはマキオと旅先で出会って、気づいたら救われているという関係性だったんですけど、撮影現場でも本当に、普通にいるだけで窪田さんに助けてもらっている部分が大きくて。事務所の先輩でもあるので“一生ついて行きます!”という感じです」と信頼のまなざしを向けると、窪田も照れつつ「こっちがついて行きます、ありがとう(笑)」と頭を下げ、会場の温かい笑いをさそった。

 締めの挨拶では、タナダ監督が、原作者・平庫ワカ氏のイラストを使用した本作のパンフレットを宣伝し、キャスト陣が「これがなんと!」「1000円!?」とノリノリで盛り上げ永野も「買いたくなっちゃった(笑)」。

 和気あいあいとした舞台挨拶の最後に、永野は「私自身がすごく好きだなと思える映画ができたこと、たずさわることができて誇りに思います。こんな世界でも生きていくかと前向きになれる作品ができたと思います」と笑顔で締めくくった。

永野芽郁 役作りで履きつぶした靴の展示に「においは嗅がないで(笑)」舞台挨拶で泣き笑い

2022.08.23 Vol.web original

 

 映画『マイ・ブロークン・マリコ』完成報告イベントが23日、都内にて行われ、永野芽郁、奈緒、タナダユキ監督が登壇。普段から親交のある永野と奈緒が親友役を笑いと涙で振り返った。

 原作は、WEB連載時から話題を呼んだ平庫ワカによる同名コミック。

 親友マリコの遺骨とともに旅に出る主人公シイノを演じた永野芽郁は「もしかしたらファンのかたは“え~、芽郁ちゃんじゃない!”と衝撃を受けるかもしれないですが、絶対に後悔させない自信があります」。

 一方で、かつてない難役に「やりたいけどやりたくないというのが第一印象でした」と振り返り「でもこれを他の人に演じられるのは悔しかった」と作品への並々ならぬ思いを語った。

 さらに永野は、役作りのために「喫煙シーンもあるので、普段からタバコを吸うようにしてみたり、撮影の11カ月前から(シイノが履いている)ドクターマーチンを受け取って履きつぶしました」と明かし、この日、会場に展示されていた履き古しのドクターマーチンに「皆さん、においとか嗅がないでください(笑)」と、笑いをさそった。

永野芽郁“清純派”イメージを封印!やさぐれOL役で「今までにない私を見ていただける」

2022.01.21 Vol.web original

 

 女優・永野芽郁がタナダユキ監督の最新作『マイ・ブロークン・マリコ』で主演を務めることが発表された。

 原作は、オンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載されるや瞬く間に話題を呼び、文化庁主催のメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、異例の快挙を成し遂げた平庫ワカによる同名コミック。「親友の遺骨を持って旅に出る」という今までにない斬新な物語設定と、見る者に投げかける答えの見つからない問いかけが、多くの読者の心をつかんだ話題作。

 主人公・シイノトモヨ役に決定した永野芽郁は本作で挑んだ、鬱屈した毎日を送るやさぐれたOLという役どころに「自分の中でも大きな挑戦」とコメント。劇中では、これまでの清純派のイメージを一切封印。タバコをふかし、荒々しい口調や態度で、泥臭く人間味あふれるシイノを全身で表現しており、永野も「初めて原作を読ませていただいた日から虜です。その気持ちを大事に、リスペクトを込めて、日々体の芯が熱くなるのを感じながら、心から声を出しました。今までにない私を観ていただけると思います」とコメントを寄せている。

 タナダユキ監督も「シイノ役には、絶対的な芝居の力はもちろんのこと、それとはまた別の魅力、重いテーマを軽やかに背負える、その俳優自身が持つチャーミングさも作品にとっては必要不可欠でした。そして、この人しかいないと思えたのは、永野芽郁さんでした。彼女ならば、シイノの衝動を、シイノの感情を、無様さを晒せる最高に格好いいシイノという一人の人間のデコボコとした魅力を、余すところなく表現できると感じたのです」と永野のキャスティングを振り返り「撮影していて、シイノとして生きる永野芽郁さんに心が揺さぶられる瞬間が幾度となくありました」と感嘆のコメントを寄せている。

 映画『マイ・ブロークン・マリコ』は2022年秋、公開予定。

Copyrighted Image