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石原さとみ「皆さんどうか温かい言葉を発信して」誹謗中傷描く主演作を機に「SNSの可能性を感じた。始めたいくらい」

2024.05.30 Vol.web original

 

 公開中の映画『ミッシング』の舞台挨拶が30日、都内にて行われ、主演・石原さとみと共演の青木崇高が登壇。SNSで広がる本作への反響に感激した

『空白』(21)、『愛しのアイリーン』(18)、 『ヒメアノ〜ル』の𠮷田恵輔がオリジナル脚本で描く感動作。

 SNSでも感動の声が続々と寄せられる本作。2022年の出産後、1年9カ月ぶりの芝居で幼い娘の失踪に苦悩する母親を演じきった石原も「今までにないくらいの感想量。友達はもちろん、友達の友達とか、家族の同僚とか。同業の俳優さんからもとてつもない長文のメッセージを頂いたり」と感激しきり。

 石原は、SNSで寄せられた熱い感想の数々に「よく見てくださっている」と感激。自身も「この作品を機に、ニュースの向こうのご家族のことをすごく想像するようになりましたし、自分の中の当事者意識や想像力の勉強になりました」と語った。
 
 青木も「平日のお客さんの入りがとても良いと聞いて。これは一重に皆さんの口コミの力だと思う。“つらい内容だけど見る価値がある”という声を僕も聞きます。すごくうれしい」と語り、石原の弟役の森優作が、現場で感情がままならなくなったとき監督に𠮷田監督にハグを求めたというエピソードを語り、目を赤くしながら「僕も、不安になったとき、石原さんのところに行って“ちょっと肩を触らせて”と言ったんです。この現場は“人と人との温度”だった。本作はSNSの良くないところも描かれているけど、皆さんに劇場に足を運ばせたのもSNS。良く使えば、温度を伝えられる。この映画がそういう背中を押せる作品になれば」と語り、座長の石原にも感謝。

 最後に石原は「私はこの作品をきっかけにSNSの可能性を感じました。始めたいなというくらい。負の力もありますけど、前進していく力も偉大。皆さんどうか、その力を使って温かい言葉を発信していただけたら」。

 この日は、2人の娘を演じた有田麗未もサプライズで駆け付け、石原と青木は“親子”の再会に涙していた。

「うちの子は天才!」石原さとみと青木崇高、涙の親子再会「大きくなったね」

2024.05.30 Vol.web original

 

 公開中の映画『ミッシング』の舞台挨拶が30日、都内にて行われ、主演・石原さとみと共演の青木崇高が登壇。2人が演じた夫婦の娘を演じた有田麗未もサプライズで駆け付け、感涙の親子再会となった。

『空白』(21)、『愛しのアイリーン』(18)、 『ヒメアノ〜ル』の𠮷田恵輔がオリジナル脚本で描く感動作。

 2022年の出産後、1年9カ月ぶりの芝居で幼い娘の失踪に苦悩する母親を演じきった石原にSNSでも絶賛が続々。「子どもは2秒目を離しただけですぐいなくなる…」というコメントが紹介されると、子育て中の石原も「走って行っちゃうじゃないですか、子ども。本当に怖くなる」と共感。

 夫役の青木が「実生活で母の喜びが高まっているときに、この作品に向き合うってどれだけ覚悟が必要だったか。その覚悟に拍手を贈りたいです」とたたえると石原は「結婚して子供ができる前くらいにドナーカードに〇をつけたんです。その経験は、実は初めてで。子どもができて、この〇がとても大事な意味を持つことを含めて、子を持つってこの覚悟なんだな、と免許証の裏を見るたびに思うんです。この作品を機に、いろんなことのとらえ方が変わり、ニュースの向こうの家族のことをすごく想像するようになりました」と母の心境を吐露。

 この日は、劇中で娘を演じた有田麗未がサプライズで登壇。驚きつつ大喜びの2人だったが、しゃがみこんで麗未ちゃんを囲んだ2人の目には涙が。撮影時は小学校入学前だったという麗未ちゃんに、石原は「大きくなったね」と、またうれし泣き。

「ずっと“お父さん”と“お母さん”に会いたかったのでうれしいです!」とハキハキ答えていた麗未ちゃん。「セリフを覚えるのが好きなので、映画をあと3回くらい見てセリフを全部覚えようと思います」と宣言すると、石原は「皆のセリフを!? 天才です、うちの子!」と親バカっぷりを披露。さらに麗未ちゃんからそれぞれの似顔絵を贈られると目尻が下がりっぱなし。そんな2人に麗未ちゃんは「お父さんとお母さんのような素敵な俳優さんになれるよう頑張ります!」。

 最後に青木は、感情のコントロールが難しい役どころを振り返りつつ「その真ん中で、母親を体現してくれた石原さんにも感謝を言いたいです」と再び目をうるませ、石原も涙をこらえ「全キャストのエネルギーが詰まった作品です」と胸を張っていた。

【明日何を観る?】『ミッシング』

2024.05.17 Vol.758

 俳優・石原さとみが「母となった今だからこそ、この役と向き合えた」と語り、これまでのイメージを一新させる新境地に体当たりで挑んだ話題作。

 失踪した娘を懸命に探し続けるが、夫婦間の温度差や、マスコミの報道、SNSでの誹謗中傷により、いつしか「心」を失くしていく母親・沙織里を全身全霊で熱演。さらに、沙織里たち家族の取材を続けるテレビ局の記者・砂田に中村倫也、沙織里の夫・豊に青木崇高、娘の最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾に森優作、ほか豪華実力派キャスト陣が集結。監督は『ヒメアノ〜ル』『空白』の“人間描写の鬼”𠮷田恵輔。

石原さとみ、あこがれの映画監督から「すみません、苦手です」理由は「港区臭」?

2024.04.16 Vol.web original

 

 映画『ミッシング』(5月17日公開)の完成披露試写会が16日、都内にて行われ、主演の石原さとみ、共演の中村倫也、青木崇高らキャストと𠮷田恵輔監督が登壇。石原が𠮷田監督に出演を直談判した際のエピソードを明かした。

『空白』(21)、『愛しのアイリーン』(18)、 『ヒメアノ〜ル』の𠮷田恵輔がオリジナル脚本で描く物語。

 2022年の出産後、1年9カ月ぶりの芝居で本作の主演に挑んだ石原さとみ。冒頭の挨拶をしようとした瞬間に感極まって声を震わせてしまい自分で「早い(笑)」と照れ笑い。

 念願の𠮷田監督作品だったと言う石原は「7年前に、今のままじゃいけないという衝動にかられまして。私を変えてくれる人は誰だといろいろな作品を見る中で𠮷田監督の作品と出会い、直観でこの人だったら私を変えてくれる、と思いました」と振り返り、いろいろな伝手をたどって𠮷田監督とコンタクトを取り「作品に出してほしいと直談判しに行きまして。1度はお断りされたんですが(笑)」と苦笑いしつつ「連絡先だけ交換させていただいて。まったく音沙汰なかったんですが、3年後に、脚本書きました、と連絡を頂いて。それから妊娠、出産を待ってくださって…」と映画の完成に感無量。

 1回断った理由について𠮷田監督は「すみません、苦手です、って言って…(笑)。石原さん、華があるからね。僕の映画って地味な、下町とか郊外が舞台なことが多いんだけど、石原さんは港区臭が…」と明かし会場を爆笑させつつ「今回は多分、皆が知っている石原さんじゃないものが映っていると思います」と石原の新境地に太鼓判。

  愛する娘が突然、失踪した苦悩を渾身の芝居で演じきった石原。役作りで、手入れのされていない髪を作るため「監督と一緒に美容院に行って、一番髪の毛を痛ませる方法を聞いたら、まだらに染めた髪をボディソープで洗うとすごく痛むよ、と。毎日洗ったらすごく痛みました。おすすめ?です(笑)」と明かし「(撮影が)終わった瞬間、すぐにショートカットにしました」と苦笑していた。

 この日の登壇者は石原さとみ、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、𠮷田恵輔監督。

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