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吉沢亮「……ひとりで来たい」ゴッホと北斎&モネと広重に没入

2024.07.08 Vol.Web Original

 

 俳優の吉沢亮が7月8日、都内で行われた展覧会『Immersive Museum TOKYO vol.3 印象派と浮世絵 ~ゴッホと北斎、モネと広重~』(7月10日開幕)の発表会に登壇した。

 印象派・ポスト印象派で知られるゴッホやモネに、浮世絵作家である葛飾北斎や歌川広重らの作品が与えた影響に迫るコンテンツ。

 同展のアンバサダーを務める吉沢は一足先に展示を見たそうで「圧倒されました。絵画を体感すると言いますか、経験したことのない圧というかパワーがすごくて、最高に楽しい時間でした」

 なかでも、クライマックスのゴッホと北斎の演出が印象的だったとし、「ゴッホと北斎の絵が両サイドにガーンと出る演出はカッコよすぎたし、音楽も相まって……和の音楽と洋の音楽が混ざってるみたいな。音とともに映像がぐるぐる回ったりしながら2つが対比されてるのが本当に素晴らしくて、皆さんにも見ていただきたい」と推した。

日本の美を描くため…モネ自ら造園した『睡蓮』の庭の四季を見つめた写真展

2021.03.15 Vol.Web original

 印象派の巨匠クロード・モネ。代表作『睡蓮』は、彼が自ら造園した庭をモデルに描かれている。彼が43歳から亡くなるまで暮らしていたアトリエ兼住居と庭園は現在、クロード・モネ財団によって管理・一般公開され、フランス・ノルマンディー地方の小さな街ジベルニーの一大観光名所となっている。

 この庭に“日本の美”を見出し、四季の情景をとらえた日本人写真家・塚原琢哉さん。

「オルセー美術館で『睡蓮』を見たときに、日本の美と通じるものを感じたのが始まりでした。太鼓橋のある風景はもちろん、庭の草花の佇まいに江戸の情緒を感じ、ぜひ実際にこの庭を見てみたいと思ったのです」

 モネの日本趣味はよく知られているところだが、ここではそれを随所に感じることができる。かつてモネが暮らしていた邸宅には、彼が集めた浮世絵コレクションが展示されており、睡蓮の池がある「水の庭」には、太鼓橋を彩る藤の花をはじめしだれ柳や竹、ツツジなど、日本人になじみの植物が植えられている。現在の庭はモネの没後、一時放置された後に復元されたものだが、実際にモネは当時交流のあった日本人美術コレクター黒木三次から贈られるなどした日本の植物をこの庭に植えたという。

「最初は特に撮影するつもりもなく訪れたのですが、そこにはモネのジャポニズムがあふれており、この空気感をぜひ撮影したいと思いました。でもそれには僕自身が“日本の美”とは何なのか、改めて見つめ直す必要があると考えました。そして、日本文化に深く根付いた“二十四節季、七十二候”の視点でモネの庭をとらえてみようと思い至ったのです」

 そこで、モネの庭の春夏秋冬を撮影しようとするが…。

「モネの庭は、基本的に11月から3月いっぱいまでクローズしているんです。そこでモネ財団に計画を話し、1年を通して撮影してみたいと相談したところ“どうぞご自由に撮影してください、塚原さんがいつでも撮影しに来れるように手配しておきます”と言っていただきました。閉館期間や時間外などには、自分で門を開けて中に入り撮影していましたね(笑)。あのように言っていただかなかったら、早朝5時に朝もやに包まれる睡蓮の池を撮るなんてことはできなかった。今回の作品を撮ることは不可能だったと思います」

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