SearchSearch

〈ラブ トランジット 2〉復縁の道に進まなかったオンナたちのホンネ エリカ×ミヅキ×ゆづき インタビュー

2024.09.14 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2が、9月6日の配信で最終話を迎えた。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通し、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動いた。
今回はそんなホカンスの中で、復縁を選ばなかった・結ばれなかった3人の女性メンバー、エリカ、ミヅキ、ゆづきの鼎談を実施。元恋人(X)と一緒に参加し「復縁か新しい恋か」を模索した時、どんな感情が込み上げてきたのか。彼女たちの気持ちを掘り下げる中で、『ラブ トランジット』という旅の本当の意義が見えてきた。

※この記事は『ラブ トランジット』シーズン2のネタバレを含みます。

 

「元恋人」の前で恋愛するオンナたちのホンネ

ーー改めてそれぞれの、『ラブ トランジット』への参加のきっかけを教えてください。

エリカ:私はちょうど30歳を迎えるタイミングだったので、自分の中で整理しきれずにいたXへの気持ちをきちんと清算したいと思ったのが大きな理由でした。次の恋への足かせのようにもなっていたので、これからの人生設計を考えるためにも、しっかりと向き合ってみたいと思っていました。

ミヅキ:私も似たような感じです。Xとの別れに後悔があったけど、それが自分自身の未練なのか、相手を傷つけたことへの罪悪感が理由なのか分からなかったので、もう一度しっかりと関わって自分の中で白黒はっきりつけたいと思っていました。


ゆづき:私はXへの未練が全くなかったので、シンプルに普段と違う環境で、自分を見つめ直しながら新しい恋愛にも向き合ってみようと思って参加しました。

ーーみなさん、復縁への大きな気持ちはない状態で参加されたと思いますが、ホカンス中に復縁が頭をよぎる瞬間はありましたか?

エリカ:私は結局、ホカンスを通して自分のXへの気持ちに気づいてしまったので。最初は復縁したいなんて思っていなかったのに、Xが他の人に恋している様子を見ている時に嫉妬している自分がいました。私自身も他の異性とデートする中で、自分のダメな部分にも向き合った結果、自分が変わったら、Xとやり直せるかも、という気持ちが湧いてきて……『ラブ トランジット』に参加しなければ、こんな気持ちになることもなかったのかもしれません。

ミヅキ:私はXの方が復縁を希望していたので、もちろんかなり心が揺れました。ストレートにアプローチしてくれたり、好きなものを覚えていてくれたり……彼と復縁することで待っている幸せを考える瞬間もありました。改めて、彼氏ではなくてもXは大切な存在だと思いました。

ゆづき:ホカンス中に、Xが私を心配して声をかけてくれたりした時は嬉しかったけど、お互い、相手への恋愛感情には整理がついていたので、、私たちにはそういった心の揺らぎはなかったですね。

〈ラブ トランジット 2〉復縁を選択しなかったオトコたちのホンネ セカイ×たかあき インタビュー

2024.09.13 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2が、9月5日の配信で最終話を迎えた。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通し、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動いた。

 今回はそんなホカンスの中で、復縁ではなく新しい恋を目指した2人の男性メンバー、セカイとたかあきとの対談を実施。「X」こと元恋人と一緒に参加し「復縁か新しい恋か」を模索してみて、どんな成長があったのか……彼らを掘り下げていくうちに、2人の意外な関係性や愛情が見えてきた。

 ※この記事は『ラブ トランジット』シーズン2のネタバレを含みます。

〈ラブ トランジット2〉元恋人と1カ月過ごしたら復縁は叶う?「元カップル」の行く末に涙が止まらない〈アラサー女子と考えるラブトラ2 第7話〜最終話〉

2024.09.08 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。

※このコラムは『ラブ トランジット』シーズン2の全話のネタバレを含みます。

 第5話〜6話配信で、元恋人・Xとの関係にモヤモヤを抱える女性メンバーの姿が散見される中で、舞台はホテルからリゾート地・沖縄へ。全員の“元”恋人がメンバーに明かされた状態で、ホカンスは終盤に差し掛かった。

 第7話〜第8話で、いよいよメンバーたちが元恋人と、そして自分と向き合った旅は終わりを迎える。メンバーたちが選ぶのは「元サヤ」か、それともーー。

 

 

〈ラブ トランジット2〉元恋人と一緒にホカンスに参加したら、消えたはずの愛情が芽生えてきて…!?〈アラサー女子と考えるラブトラ2 第5話〜6話〉

2024.09.03 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。

※このコラムは『ラブ トランジット』シーズン2のエピソード1〜6のネタバレを含みます。

 前半戦となった1〜4話では、復縁以外の恋の矢印が多発。しかし、そんな中でたった二人の“復縁希望者”の存在も明かされた。元恋人との再交際を望むマサヤとスンギ、復縁は希望していなかったにも関わらず、度々感情を露わにしたエリカ。今回は全員の元恋人が誰なのかも明かされ、恋の矢印はさらに複雑化。

中盤となる第5話〜6話配信では、ラブ トランジットならではの仕掛けに、参加メンバーの心がかき乱されていく。面と向かって伝えられない気持ち、他メンバーとの関わりの中で、完全に消えたはずの愛情の炎が再び灯されていくーー。

 語り手は、筆者である32歳フリーライター女子(A)と、その親友である34歳の教育関係女子(B)。お互いに関係の落ち着いている恋人・パートナーはいるものの、恋愛している時の感情の高ぶりに、想いを馳せることもままある。

復縁の意思「なかったはず」だったのに…特殊な環境に揺れる女性陣

前回、初日のXを紹介する手紙で、元恋人であるスンギから復縁したいという気持ちを共有されていたことが判明したミヅキ。第5話のインタビューでは「今のところ復縁への気持ちはない」と語った一方で「他の女の子と仲良くしているのを見て、いい気はしない」と話した。そして本人の前でも、嫉妬心にも思えるような感情を吐露していたのだった。


A:元恋人とはもう別れているのに、なんで独占欲みたいなものを感じちゃうんだろうね。
B:でも、気持ちは分かるんだよね。想い出の中では、自分のことを大切にしていてくれた人だし。
A:目の前で、っていうのがミソかもね。ラブ トランジットならではの面白さでもあるんだけど。新しい彼女ができたらしいよって、人から聞くだけならなんとも思わないのかもしれないけど……他の女の子から好意を持たれてるのを見ちゃうとね。
B:元恋人ですら、隣の芝は青く見えるというか、人がいいって言ってるものは自分ももったいなく感じるというか……恋愛感情って本当に、複雑。

ミヅキの気持ちとは裏腹に、ゆきこにお礼のメールを送ったスンギ。そして、自分の気持ちに素直になりきれず、モヤモヤしてしまうミヅキ。恋人同士だった頃には、もっと思い切りぶつかって、自分の気持ちを伝えられていたのかもしれない。元恋人という関係値は、本当に難しい。

一方ゆきこは、元恋人であるまさとと散歩に出かける。前回、まさとに対して「デリカシーのなさ」を指摘しながら、涙を見せていた。まさとを責めるでもなく、自分の気持ちを素直に伝えたゆきこに対し、結果的にまさとが謝る形となって、2人は和解したのだった。しかしここで、過去のお別れの原因が金銭感覚のズレだったことが明かされる。

A:ゆきこはすごくおおらかで素敵な女性だけど、金銭感覚のズレって根本的だよね。
B:でも、ゆきこ自身も「今は近所の焼き鳥屋さんで過ごす他愛のない時間が大切」って言ってたし。
A:まさとはあんまり信用してなかったみたいだけど(笑)。でも、20代前半と後半じゃ、大切にしたいことも求めるライフスタイルも変わってきてもおかしくないし……ゆきこは素直だし、まさとが求めればちゃんと変わってくれそうな気もするけどなあ。

今回はたかあき、スンギ、ミヅキの三角関係にもスポットライトが当たる。ミヅキに好意を向けるスンギとたかあきの魅力は真逆に近い。料理が上手く落ち着いていて、大人の魅力を感じさせるスンギと、好奇心旺盛で素直、若々しいエネルギッシュさを感じさせるたかあき。

しかし、ミヅキがスンギに感じる不安は、スンギの”全方向に向けてしまう優しさ”が原因となっているのだった。

A:私は誰にでも優しい人、好きだけどな〜。本当に優しい人だって証拠じゃん。
B:そこも、価値観だよね。結婚してるとかならいいけど、どこかで誰かに優しくして、好きになられちゃったらどうしようって不安になったり。
A:スンギの過去を考えると、許容してあげたい気持ちもあるけどなあ。優しいことは、悪いことじゃないし。
B:それが分かってるから、ミヅキもつらいんだろうね。

 第5話の最後には、これまでになかった事件も勃発する。復縁希望のマサヤとスンギは、元恋人のももとミヅキとともに行くキャンプデートを立案。そして、なかなか活躍のタイミングが見えなかったゆづきが、まさとを誘ってのグループデートを提案した。そしてまさとがキャスティングしてしまったのが、自身が気になっているエリカと、なんと元恋人のたかあきだ。

 先ほどゆきこに「デリカシー」を指摘されたばかりのまさとだが、元恋人同士であるエリカとたかあきの関係に気づいていないばかりか、まさとにアタックしているゆづきの気持ちをよそに、自分が気になっているエリカを誘おうとする破天荒ぶりに、ホカンス全体が騒然とすることになる。

 気まずいグループデートへの時間が迫り、不安定な気持ちを抑えきれないゆづき。一方でエリカは、心の奥底にあった、元恋人であるたかあきへの想いに気付いてしまうのだった。

〈ラブ トランジット 2〉楽しかったあの頃に戻れる?元恋人と参加する恋愛リアリティは波乱の連続〈アラサー女子と考える ラブトラ2 第1話〜4話〉

2024.08.25 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。参加者の中には元恋人への未練を抱え“復縁”を希望する人、元恋人と参加はしているものの、新しい恋への希望を抱く人も。元恋人とのグレーな関係を引きずったままに始まる共同生活は、どんな激しい色彩を纏うのか。アラサー女子が2人で意見を交換する。

未練がなくとも元恋人を意識せざるを得ない仕掛け

 

 語り手は、筆者である32歳のフリーライター女子(A)と、その親友である34歳の教育関係女子(B)。お互いに関係の落ち着いている恋人・パートナーはいるものの、恋愛している時の感情の高ぶりに、想いを馳せることもままある。

 シーズン2となった今回も、メンバーの年齢や職業は明かされず、ブラインド状態で初対面を迎える。元恋人同士は面識がある上、一週間前には再会を果たしている。しかし、そのことを悟られないように振る舞わなくてはいけない。こういう場で男女は、全くと言っていいほど、真反対な対応を見せる。

 まるで独り言のように「いい天気ですね」とつぶやくマサヤ。人目があるからなのか、元恋人への未練も、新しい恋にときめく様子も感じさせない、自然な振る舞いだった。対する女性陣はかなり落ち着かない様子で、口元だけに笑みを浮かべつつ、下を向いたり目を逸らしたり……気まずさを態度で示していた。


恋人からのメッセージを読んで涙を流したエリカは、復縁希望者なのか?

A:こういう時って意外と、男性の方がしっかりしてるね。人目があるからこそ、自分の情緒を態度に出さない。男女というより、感情的かどうかなのかもしれないけど。
B:エリカは元恋人からの手紙を読んで、泣いちゃってたね。未練があるからなのかな……?

 ラブトランジットの見どころは、新しい恋の行く末よりも、元恋人との関係だったりする。集合前の再会、チューリップで表す未練の気持ち……番組によるエモーショナルな演出もあり、紫色のチューリップの本数以上に、動揺を隠しきれないメンバーも多い。

A:元恋人を紹介する手紙って、ずるいよね。周りにその子をおすすめする内容を書くわけだから、自然と内容がポジティブになるじゃん。
B:ただでさえ、終わった恋なんていいところの方にばっかり目が向くのにね。少なくとも友達以上に近い距離だった人からの紹介文なんて「やっぱ分かってるな〜」以外の感想が出る気がしない。
A:全然未練なくても、手紙の内容がよかったらちょっと意識しちゃいそう。


10本中2本の紫のチューリップは、復縁希望者の数

Copyrighted Image