「天使のはね」ブランドで知られるランドセルメーカー「セイバン」が1日、大人向けバッグブランド「MONOLITH(モノリス )」をローンチした。
総務省統計局の「人口推計」によれば、子どもの数は39年連続、総人口に占める子どもの割合は46年連続で減少している。2019年に創業100周年を迎えた同社は、こうした少子化の流れに伴い、ランドセルで培った技術を生かして新たなバッグブランドを立ち上げた。
ランドセル作りで追求される耐久性や機能性、合理性などのポイントは踏襲しながら、バックパックを中心に2WAYバッグ、トートバッグ、ショルダーバッグの4タイプをラインアップ。サイズやカラー違いを含め合計31アイテムを展開する。
シンプルなデザインをベースに、全モデルに摩擦や引き裂きに強い軽量素材「コーデュラホロフィルエアーバリスティック」を採用し、使用シーンに応じてSTANDARD、OFFICE、PROの3ラインを用意。PC本体や周辺機器が収納できるほか、外見は変えず仕様によってポケットの数や位置、ジップ、ストラップ構造などの機能性が高まる。使用の際に一番触れる内装部分にもこだわり、裏返しても縫い目や端材が見えないような美しい仕上げとなっている。
ブランド名の「MONOLITH」は一枚岩や一本石の柱の意味。英ストーンヘンジの石柱や映画『2001年宇宙の旅』の謎の石版などもモノリスと呼ばれ、ミステリアスで未来的なイメージ、日本語で道具を表す「モノ」にもかけて名付けたという。
「MONOLITH」は公式ウェブサイトや一部セレクトショップで取り扱い。また、15日までレショップ青山店にてポップアップ・ストアが開催中なので、実際手に取ってその美しさと機能性を体験してほしい。