黒羽麻璃央と甲斐翔真のロミオ、伊原六花と天翔愛のジュリエットで上演するミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が21日、TBS赤坂ACTシアターで開幕した。
2001年にフランスで生まれ、世界20カ国以上で600万人以上を動員したメガヒットミュージカル。日本では2010年に宝塚歌劇団で初演され、2011年に日本オリジナル版として新たに誕生。原作はシェイクスピアの名作だが、このミュージカルではオリジナルの設定を加えており、登場人物の葛藤をより繊細に描き出している。
黒羽麻璃央と甲斐翔真のロミオ、伊原六花と天翔愛のジュリエットで上演するミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が21日、TBS赤坂ACTシアターで開幕した。
2001年にフランスで生まれ、世界20カ国以上で600万人以上を動員したメガヒットミュージカル。日本では2010年に宝塚歌劇団で初演され、2011年に日本オリジナル版として新たに誕生。原作はシェイクスピアの名作だが、このミュージカルではオリジナルの設定を加えており、登場人物の葛藤をより繊細に描き出している。
こんにちは、黒田勇樹です。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
僕は先週(23日)、38歳になったんですが、これまでにない誕生日になったように思います。
不要不急の用事以外は家にいることになっているのですが、まあ、不要不急というのがどのへんのことなのかがよく分からなくて、困っちゃうんですけどね。
今回もWEBの配信による作品の鑑賞記なんですが、それはそれで“気づき”があったりしました。今の時間をどう使うかが、新型コロナウイルスが収束して演劇を始める時に大きな差が出るんだろうな、とか思いながら今日も過ごしています。
では始めましょう。
NODA・MAPの第23回公演「『Q』:A Night At The Kabuki」が10月8日の初日を前に6日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで公開ゲネプロを行った。
同作は約2年前、QUEENの名曲アルバム『オペラ座の夜(A Night At The Opera)』を舞台化できないかという話を受けた野田秀樹が書き下ろした新作。
もともとNODA・MAPの新作のために構想していた「もし、ロミオとジュリエットが生きていたならば…」という企画をもとにQUEENの楽曲を用いたワークショップを重ね作り上げられた。野田にとっては約2年半ぶりの新作書き下ろしとなる。
物語には悲恋の末に命を落としてしまう「源の愁里愛(じゅりえ)」と「平の瑯壬生(ろうみお)」、そして「もし生きていたならば…」の「それからの愁里愛」と「それからの瑯壬生」の2組のロミオとジュリエットが登場する。
演じるのは「それからの」は松たか子と上川隆也、悲恋の末に命を落とす2人に広瀬すずと志尊淳。
今年6月にこの第23回公演の上演が発表された時に「ん?」と思った人は多いだろう。野田秀樹がシェイクスピア作品を手掛けることについては想像の範疇ではあるが、そこに世界的ロックバンドQUEENが絡んでくると聞いてみんなが驚いた。
2年前に野田のもとに「QUEENが愛する日本で、彼らの名盤『オペラ座の夜』の世界観を舞台にできないか?」というオファーが来て、2年の構想期間を経て出来上がったのがこの『Q』。QはもちろんQUEENのQ。だからといってお話はQUEENにまつわる話ではなくシェイクスピア不朽の名作『ロミオとジュリエット』をベースにした“禁断の恋”を描いたもの。
ロミオとジュリエットは悲劇の末にともに命を絶ってしまうのだが、野田は考えた「もし2人が本当は生きていたら…」と。
ということで本作には2人のロミオと2人のジュリエットが登場。これまで広く語り継がれてきたロミオとジュリエットと“その後の”ロミオとジュリエットが語られる。
4人のロミジュリには松たか子に今回がNODA・MAP初参加の上川隆也、広瀬すず、志尊淳。広瀬は初舞台でもある。また竹中直人がNODA・MAPに初参加というのも興味深い。
10月8日から東京芸術劇場で1週間の上演後、全国を回って再度東京に戻って来る。
この秋、みんなのシェイクスピア観を大きく揺さぶる舞台が上演される。それはM&Oplaysプロデュースの『ロミオとジュリエット』。演出を務める宮藤官九郎とロミオを演じる三宅弘城に話を聞いた。
NEWSの増田貴久が4年ぶりに舞台に主演する。「Only You~ぼくらのROMEO&JULIET~」で、ジャニーズ楽曲でシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に挑戦する大学生を演じる。増田は「誰も見た事のないロミオとジュリエットになる!と今からワクワクしています」と期待に胸を膨らませている。
舞台は、大学の公認を取り消されそうなっているミュージカル研究会が、危機を乗り越えるために、人気を集めるジャニーズ楽曲だけで綴る「ロミオとジュリエット」を上演することになる物語。増田は、ロミオ役をあてがわれてしまった大学生という役どころ。
増田は「台本を読ませて頂いて、これは誰も見た事のないロミオとジュリエットになる!と今からワクワクしています。シェイクスピアと深く関わりのあるグローブ座でまさか自分が演じさせて頂く事になるとは!! このコラボレーションをジャニーズ、NEWS増田貴久。全力で歌い踊り演じさせていただきます!!」とコメントを寄せている。
7月12日~8月4日、東京グローブ座で上演。チケットの発売は6月9日。大阪公演もある。
彩の国さいたま芸術劇場芸術監督でもある演出家・蜷川幸雄は、シェイクスピア全作品上演をすべく、1998年より「彩の国シェイクスピア・シリーズ」を敢行、28作品を上演してきた。今回、劇場開館20周年、そしてシェイクスピア生誕450年を記念し、ニナガワ×シェイクスピアの新企画「NINAGAWA×SHAKESPEARE LEGEND」を立ち上げ、その第一弾「ロミオとジュリエット」が8月に上演。主演のロミオを今大注目の若手俳優・菅田将暉がつとめる。オールメール(男性俳優のみ)の新演出の同作品に、蜷川作品初出演の菅田が挑む。