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ローマとロシア 教会トップ初会談

2016.02.19 Vol.661

 ローマ・カトリック教会を率いる法王フランシスコは12日、キューバの首都ハバナの国際空港で、東方正教会の最大勢力であるロシア正教会のキリル総主教と会談。両教会のトップが会談するのは初めて。教義の違いなどをめぐって1054年に分裂したキリスト教の東西の教会は、本格和解に向けて歴史的な一歩を踏み出した。

 共産主義国の崩壊後、東欧をはじめ旧ソ連圏でカトリックが影響力を拡大。特にウクライナでの布教をめぐってロシア正教会側が強く反発してきた。今回の会談ではこの対立は棚上げし、イスラム過激派によるキリスト教徒迫害といった両教会の共通課題への対応を優先した。

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