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GPS豊島会長が「還暦記念試合」で玉砕も「頑張って頑張って頑張って生きようぜ!」と絶叫【HERO】

2023.11.26 Vol.Web Original

 聴覚障害レスラーも在籍するバリアフリープロレスHEROが11月25日、東京・新木場1stRINGで年内最終戦となる「HERO38」を開催した。同団体の運営協力をするGPSの豊島会長が“同志”のワイルド・ベアーとの「還暦記念試合」で玉砕するも、還暦の男の生きざまを見せた。

 豊島会長はこれまでワイルド軍の覆面マネジャーのワイルド・コモンとして活動し、時にはリングに上がってきた。2016年11月にはマネジャーとして大仁田厚と乱闘を展開。2018年11月には選手として有刺鉄線デスマッチにもチャレンジした。

 還暦(誕生日は10月26日)を迎えるにあたって、「Growth」7・29新木場でベアーと「還暦記念試合」を行う予定だったが、6月16日に小脳梗塞で倒れ、いったんは流れた。しかし、その後の療養の結果、豊島会長の体調は回復。医師から「発症前と同等の運動をしてもいい」とのお墨付きをもらい、仕切り直しで、この日の一戦に臨んだ。豊島会長は生涯初のシングルマッチとなった。

 序盤、豊島会長は得意の蹴り連発で攻め込むと、ベアーは足攻撃で反撃。場外戦でベアーは豊島会長の頭を鉄柱にぶつけるなど容赦なし。リングに戻ると、豊島会長はミドルキック、スリーパー、突き、ソバットで攻めるも、大車輪キックが自爆。ベアーはギロチンドロップ、頭部にニードロップ、パイルドライバーを繰り出すと、最後はペディグリーでトドメを刺した。

ワイルド・ベアーが天国のヤミキさん、ワイルド・セブンさんに勝利捧ぐ【HERO】

2023.05.28 Vol.Web Original

海和択弥の挑発には「6・24川崎でのシングルで決着つける」

 聴覚障害レスラーも所属するバリアフリープロレスHEROが5月27日、東京・新木場1stRINGで「HERO36~ヤミキ&ワイルド・セブン追悼大会」を開催し、ワイルド・ベアーが天国のヤミキさん、ワイルド・セブンさんに勝利を捧げた。

 今大会はHERO創設者で2016年春に急逝したヤミキさん、HEROのGMで2019年5月5日にがんのため亡くなったセブンさんを追悼する大会。メインイベントの追悼試合では、HERO正規軍のリッキー・フジ&雷電&海和択弥&橋之介が、ワイルド軍のワイルド・ベアー&ワイルドZERO&大野“ワイルド”翔士&香取貴大withワイルド・コモン(豊島修二会長)と激突。

 試合は8選手が入れ替わり、立ち替わりで目まぐるしい攻防を展開。ワイルド軍のピンチに覆面マネジャーのコモンが入ると、正規軍がコーナーに串刺し式でトレイン攻撃。さらにはワイルド軍、レフェリー、セコンドの真琴までトレイン攻撃を仕掛け、怒ったコモンは退場。いったんコモンは控え室に戻ったが、白装束で素顔の豊島会長として再登場。ZEROに空手殺法で挑むも、逆にローキック、ハイキックを食って悶絶。その後、一進一退の攻防が続くが、海和がベアーにミサイルキックを叩き込むもカット。ZEROの強烈なキックを食らった海和をベアーが首固めで丸め込んで3カウントを奪取し、ワイルド軍が勝利。ベアーは亡くなったセブンさんとはベストパートナーで、私生活でも親しくしていた間柄で亡き盟友に白星を捧げた。

“ミスター聾プロレス”友龍が追悼試合で天国のヤミキさんに捧げる勝利。「ワイルド軍との戦いはこれからも続くでしょう」【HERO】

2022.05.29 Vol. Web Original

 バリアフリープロレスHEROが5月28日、東京・新木場1stRINGで「HERO31」を開催。メインイベントでは同団体の創設者で聾レスラーのパイオニアだったヤミキさんと、HERO終身GMのワイルド・セブンさんの追悼試合が行われ、正規軍の“ミスター聾プロレス”友龍が天国のヤミキさんに捧げる勝利を飾った。

 この日、友龍は海和択弥、後藤恵介、新加入の熊吉とタッグを結成。対するワイルド軍はリーダーのワイルド・ベアー、大野“ワイルド”翔士、1年ぶりの試合出場となったワイルド・コモンに、“ボブ・サップに勝った男”将軍岡本が助っ人として加わった。

 奇襲をかけた正規軍は、花道で後藤がコモンに強烈なチョップを叩き込むと、コモンもローキックで反撃。コモンは海和にもローキック、大車輪キックで攻撃。友龍は元十両の将軍相手に突っ張りを見せるなど、相撲対決に挑むも、逆にぶちかましで吹っ飛ばされた。ワイルド軍はマネジャーのワイルド・バニーも入って友龍を攻め込むも、将軍のタックルがコモンに誤爆。正規軍はコモンにトレイン攻撃、後藤が串刺しラリアットでコモンの動きを止めた。後藤がベアーにダイビング・セントーンを、熊吉がダイビング変型ネックブリーカーを見舞うと、友龍がキドクラッチでベアーを丸め込んで、正規軍が激闘を制した。

海和択弥が自力初勝利を挙げ、正規軍がワイルド軍に雪辱。HERO 5・28新木場で4対4による決着戦へ【GPSプロモーション】

2022.04.30 Vol.Web Original

 バリアフリープロレスHEROの運営協力を行うGPSプロモーションが4月29日、神奈川・ポスト・ディ・アミスタッド(川崎市=以下、アミスタ)で「GPS HOUSE SHOW vol.3」を開催。“ミスター聾プロレス”友龍とタッグを組んだ正規軍の海和択弥がワイルド軍のワイルド・ベアー、ワイルドZERO withワイルド・バニーから自力初勝利を挙げ雪辱を果たした。両軍は「HERO31」(5月28日、東京・新木場1stRING)での「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼試合」で8人タッグによる決着戦を行うことが決まった。

 3月26日のGPS・アミスタ大会で海和は後藤恵介とのコンビでベアー、ZERO組と対戦するも完敗を喫していた。後がない海和はベアーにグラウンドでのレスリングで翻弄されるも必死で食らいついた。ZEROがフェースロック、ベアーがサミングや巧妙な反則殺法で攻め立てれば、海和もZEROにジャンピング・タックルを決め反撃。友龍がZEROにWARスペシャル、延髄斬りで攻め込むと、海和もドロップキックを見舞った。それでもワイルド軍は海和にZEROのニールキックから、ベアーがバックドロップを放つ連係を決めた。ZEROはミドルキック連打からチキンウイング・アームロックで絞め上げるも、海和はなんとか脱出。ここでマネジャーのバニーが乱入し、海和に張り手を叩き込もうとするもZEROに誤爆。すかさず海和がサムソンクラッチで丸め込んで電撃の3カウントを奪った。これで、海和はデビューから2年4カ月にして悲願の自力初勝利をマークした。

 試合後、ワイルド軍が正規軍を攻撃していると、セミファイナルで一騎打ちを戦って実力を認め合った後藤と熊吉が現れ、後藤が「5月28日、正規軍とワイルド軍がやるそうじゃないですか。そこに自分と熊吉選手も入れてもらえませんか?」とアピール。これを豊島修二会長が受諾し、友龍、後藤、海和、熊吉組vsベアー、大野“ワイルド”翔士、X、X組による決着戦が決定した。ワイルド軍の2人のXは後日発表となる。

ワイルド・ベアーが“ミスター聾プロレス”友龍を流血制裁の暴挙に怒りの正規軍・海和択弥が対戦要求【HERO】

2022.02.27 Vol.Web Original

 バリアフリープロレスHEROが2月26日、東京・新木場1stRINGで、半年ぶりの再開興行「HERO30~再起動 旗揚げ12周年記念大会」を開催。“ミスター聾プロレス”友龍と、ワイルド軍のワイルド・ベアーの遺恨決着戦は大荒れとなり、ベアーが友龍を流血制裁。これに怒ったHERO正規軍の海和択弥がベアーに対戦を要求した。

 1度はWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグのベルトをともに腰に巻いた友龍とベアーだが、昨年2月に王座から陥落すると、コンビを解消。同4月の川崎大会ではタッグマッチで対戦し、試合後にベアーがバックドロップを見舞う暴挙をはたらいたことで遺恨がぼっ発していた。

 序盤はグラウンドでのレスリングの攻防から、友龍がチョップをたたき込めば、ベアーがスピアで反撃するなどオーソドックスな展開でスタート。ところが、ベアーはチョークで攻め立て、場外戦に持ち込んだ。すると、ベアーはサーベル攻撃、鉄柱に額をぶつけると友龍は流血。さらにベアーはロープで友龍の首を絞め上げた。ここで、制止に入ったレフェリーをベアーが投げ飛ばして、レフェリーがベアーの反則負けを宣した。

“ミスター聾プロレス”友龍が2・26新木場での「HERO12周年記念大会」に向け打倒ワイルド・ベアーを宣言【バリアフリープロレスHERO】

2022.02.22 Vol.Web Original

「バリアフリープロレスHERO」(主催=NPO法人バリアフリー・エンターテイメント・サポート、協力=GPSプロモーション株式会社)が2月26日、東京・新木場1stRINGで「HERO.30~再起動 旗揚げ12周年記念大会」を開催する。同団体は新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年8月13日、東京・新宿FACEでの「HERO29」をもって一時活動を休止しており、半年ぶりの再開となる。

 同団体は新日本プロレス黎明期に練習生として在籍しながらも、耳にハンディがあるため、デビューがかなわなかったヤミキさん(故人)が設立し、聾レスラーが戦う場として、2010年2月20日に新木場で旗揚げした。新日本でデビューできなかったヤミキさんは「HERO」で念願のプロレスラーになる夢を果たしたのだ。

 当初、同団体は“聴覚障害者と健常者の架け橋”になるようなプロレスイベントを標榜した。だが、2016年春にヤミキさんが急逝したことを契機に「バリアフリープロレスHERO」に名を改めた。これに伴い、聴覚障害者に限らず、視覚障害者や車イスでの生活を余儀なくされている方を始め、一般のプロレスファン、プロレスを見たことがない方など、幅広く誰もが楽しめるイベント運営に転換。

 聴覚障害者のため、受付やリング4方向に手話通訳を配置し、リング上でのあいさつやマイクアピールなどを手話で説明。会場内には大型スクリーンを設置し、字幕をつけ、映像での演出に力を入れ、視覚障害者向けとして、無料でラジオを貸与し、実況・解説を流している。車イスの方へは、バリアフリーに対応した会場でのイベント開催を行うなど工夫を凝らしている。数あるプロレス団体のなかで、障害者が気軽に楽しめるような配慮をしているプロレス団体は唯一無二だろう。

“ミスター聾プロレス”友龍が藤波辰爾との初タッグに向け勝利宣言【HERO 8・13新宿】

2021.08.11 Vol.Web Original

「やる以上は勝ちを狙います」

 障害のあるなしに関係なく、誰でもプロレス観戦を楽しめることをコンセプトとする「バリアフリープロレスHERO」(主催=バリアフリー・エンターテイメント・サポート、協力=GPSプロモーション)が8月13日、東京・新宿FACEに初進出する。メインベントでは同団体のエースで“ミスター聾プロレス”と称される友龍が、初参戦となる“レジェンド”藤波辰爾とタッグを結成し、元バトラーツの強力チームである田中稔、土方隆司組と対戦する。

 今年2月に旗揚げ11周年を迎えた同団体では、これまで主に東京・新木場1stRINGを使用してきたが、12年目にして、初めて新宿FACEで興行を行うことになった。よりキャパシティの大きな会場に進出するにあたって、プロレス界のレジェンドを招へいした。藤波が聾レスラーと同じリングに立つのは初めてとなる。

 同団体が藤波に参戦オファーを出したのには理由があった。HERO創設者で聾レスラーのパイオニアだった故ヤミキさん(2016年春に逝去)は新日本プロレスに第1期生として入門し、若き日の藤波ともスパーリングで汗を流していた。高い身体能力をもっていた故ヤミキさんだが、耳にハンデがあるため、残念ながらデビューは叶わず退団。後に自らHEROを設立してデビューを果たしたが、藤波との対戦を熱望していたというが、それも叶わなかった。

リッキー・フジ&大和ヒロシがWBCタッグ王座初Vに成功「ベルトとともに、この団体をもっともっと盛り上げていきます」【バリアフリープロレスHERO】

2021.05.30 Vol.Web Original

8・13新宿で加藤茂郎&千葉智紹を迎撃へ

 聴覚障害レスラーも在籍する「バリアフリープロレスHERO」が5月29日、東京・新木場1stRINGで「HERO28~ヤミキ&ワイルド・セブン追悼大会」を開催。メインイベントではWBCタッグ王者のリッキー・フジ、大和ヒロシ組が洞口義浩、松田慶三組の挑戦を退け初防衛に成功。8月13日の東京・新宿FACEでダークソウル(加藤茂郎&千葉智紹)の挑戦を受けることが決まった。

 今大会は、2016年春に急逝したHERO創設者で“聾レスラーのパイオニア”であるヤミキさんと、2019年5月5日にがんのため亡くなった“HERO終身GM”ワイルド・セブンさんの追悼大会となった。

 リッキー組は2月20日の新木場大会で友龍、ワイルド・ベアー組を破り王座を奪取。挑戦の名乗りを挙げた洞口がパートナーに松田を指名してチャレンジした。

 百戦錬磨のリッキー組が好連係を見せると、洞口組も急造チームとは思えぬ合体技も披露。洞口がリッキーにネックスクリューからジャーマンを狙ったところで、大和がドロップキックを見舞うと、洞口と松田が衝突。リッキーと大和がダブルのカミカゼを繰り出すと、大和が洞口にフィッシャーマンバスター。すかさず、リッキーが9999を決めて、洞口から3カウントを奪取した。

バリアフリープロレスHEROが「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼大会」開催。ワイルド・ベアー「ロイヤルランブルで優勝して、新しいパートナーを探したい」

2021.05.23 Vol.Web Original

5月29日、新木場1stRINGに縁のあるレスラーたちが集結

 聴覚障害レスラーも在籍するバリアフリープロレスHERO(主催=バリアフリー・エンターテイメント・サポート、協力=GPSプロモーション)が5月29日、東京・新木場1stRINGで「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼大会」を開催。「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼試合」(ロイヤルランブル)に出場するワイルド軍のリーダー、ワイルド・ベアーが優勝を宣言した。

 今大会は、HERO創設者で聾レスラーのパイオニアで2016年春に急逝したヤミキさんと、2019年5月5日にがんのため亡くなった“HERO終身GM”ワイルド・セブンさんの追悼大会となり、第1試合では2人の追悼試合として、ロイヤルランブル(時間差バトルロイヤル)が組まれた。出場するのは、ヤミキさん、セブンさんに縁があった友龍(聾レスラー)、海和択弥、ベアー、大野“ワイルド”翔士、ワイルドZERO、パンダちゃん!、田中稔、ヴィラン・ザ・マスク、ケン・片谷、雷電、仲川翔大、後藤恵介、ウルトラセブン、ワイルド・バニーの14人。

 この一戦に、並々ならぬ決意で臨むのが、セブンさんの“朋友”でタッグパートナーだったベアーだ。ベアーは「先日、3回忌で豊島(修二GPS)会長と墓参りに行ってきたんですけど、“早いなー”と思いました。その存在は今でも自分のなかで変わらない。意思の疎通が目と目でできた。そんなパートナーはなかなかいない。闘病中の(ワイルド)シューターもそうだった。それが一人になって感じた」としみじみと語った。

障害者でも楽しめる「バリアフリープロレスHERO」が旗揚げ11周年。記念大会で聾レスラーのエース・友龍が奮闘

2021.02.22 Vol.Web Original

2010年に聾レスラーが戦う場として旗揚げ

「バリアフリープロレスHERO」(主催=NPO法人バリアフリーエンターテイメントサポート、協力=GPSプロモーション株式会社)が2月20日、東京・新木場1stRINGで「HERO.27~旗揚げ11周年記念大会」を開催した。

「HERO」は、新日本プロレス創成期に練習生として在籍し、故ミスター・ポーゴさんやグラン浜田と同期生だった聾者の故ヤミキさんが中心となって設立し、聾レスラーが戦う場として、2010年2月20日に新木場で旗揚げした。故ヤミキさんは耳にハンディがあるため、新日本でのデビューはかなわなかったが、「HERO」でプロレスラーになる夢を果たした。

 当初、同団体は“聴覚障害者と健常者の架け橋”になるようなプロレスイベントを目指した。だが、2016年春にヤミキさんが死去したことをきっかけに、同年8月に「バリアフリープロレスHERO」に改称した。これを機に聴覚障害者に限らず、視覚障害者や車イスでの生活を余儀なくされている人を始め、一般のプロレスファン、プロレスを見たことがない人など、幅広く誰もが楽しめるイベント運営に転換した。

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