バリアフリープロレスHEROの運営協力を行うGPSプロモーションが4月29日、神奈川・ポスト・ディ・アミスタッド(川崎市=以下、アミスタ)で「GPS HOUSE SHOW vol.3」を開催。“ミスター聾プロレス”友龍とタッグを組んだ正規軍の海和択弥がワイルド軍のワイルド・ベアー、ワイルドZERO withワイルド・バニーから自力初勝利を挙げ雪辱を果たした。両軍は「HERO31」(5月28日、東京・新木場1stRING)での「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼試合」で8人タッグによる決着戦を行うことが決まった。
3月26日のGPS・アミスタ大会で海和は後藤恵介とのコンビでベアー、ZERO組と対戦するも完敗を喫していた。後がない海和はベアーにグラウンドでのレスリングで翻弄されるも必死で食らいついた。ZEROがフェースロック、ベアーがサミングや巧妙な反則殺法で攻め立てれば、海和もZEROにジャンピング・タックルを決め反撃。友龍がZEROにWARスペシャル、延髄斬りで攻め込むと、海和もドロップキックを見舞った。それでもワイルド軍は海和にZEROのニールキックから、ベアーがバックドロップを放つ連係を決めた。ZEROはミドルキック連打からチキンウイング・アームロックで絞め上げるも、海和はなんとか脱出。ここでマネジャーのバニーが乱入し、海和に張り手を叩き込もうとするもZEROに誤爆。すかさず海和がサムソンクラッチで丸め込んで電撃の3カウントを奪った。これで、海和はデビューから2年4カ月にして悲願の自力初勝利をマークした。
試合後、ワイルド軍が正規軍を攻撃していると、セミファイナルで一騎打ちを戦って実力を認め合った後藤と熊吉が現れ、後藤が「5月28日、正規軍とワイルド軍がやるそうじゃないですか。そこに自分と熊吉選手も入れてもらえませんか?」とアピール。これを豊島修二会長が受諾し、友龍、後藤、海和、熊吉組vsベアー、大野“ワイルド”翔士、X、X組による決着戦が決定した。ワイルド軍の2人のXは後日発表となる。