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寺山修司の言葉の群れが飛び交う『三上博史 歌劇』が1月9日開幕。「そのワンワードでも、ワンセンテンスでも持ち帰ってもらえれば」

2024.01.08 Vol.Web Original

寺山修司没後40年記念公演を紀伊國屋ホールで上演

 三上博史が約8年ぶりに舞台に立つ「寺山修司没後40年記念公演/紀伊國屋ホール開場60周年記念公演『三上博史 歌劇 ―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」の公開ゲネプロが1月8日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで開催された。同作は9日から14日まで同所で上演される。

 三上は高校1年生の時に寺山が監督を務めたフランス映画『草迷宮』のオーディションに合格し俳優デビュー。寺山との運命の出会いから数年後、紀伊國屋ホールで上演された天井桟敷の最終公演『レミング-壁抜け男』を会場でリアルタイムで観劇。寺山との出会いが俳優として生きる道を決定づけ、以来、本人が時に“呪縛”とさえ表現するほどの絶大な影響を受けてきた。

 寺山によって“俳優”であり“表現者”という命を吹き込まれた三上は、そんな特別な存在である寺山の作品を自らの声と肉体を通して後世にまで語り継いでゆくことを使命とし、2008年から現在に至るまで毎年欠かさず5月4日の命日に、寺山の出身地である青森県三沢市の寺山修司記念館において追悼ライブを行っている。

三上博史が寺山修司没後40年記念公演『三上博史 歌劇』で約8年ぶりの舞台

2023.10.24 Vol.Web Original

 2023年は歌人、劇作家、映画監督、劇団「天井桟敷」の主宰などさまざまな分野で活躍した寺山修司の没後40年という節目の年ということもあり、さまざまなイベントが開催されてきた。

 そんな中、10月24日には寺山によって“俳優”であり“表現者”という命を吹き込まれた三上博史が、2015年に上演された『タンゴ・冬の終わりに』以来、実に約8年ぶりに舞台に立つことが発表された。演目は『三上博史 歌劇』。来年1月9日から14日まで東京・新宿の紀伊国屋ホールで上演される。

 三上は高校1年生の時に寺山が監督を務めたフランス映画『草迷宮』のオーディションに合格し俳優デビュー。寺山との運命の出会いから数年後、紀伊國屋ホールで上演された天井桟敷の最終公演『レミング-壁抜け男』を、座席からリアルタイムで観劇。寺山との出会いが俳優として生きる道を決定づけ、以来、本人が時に“呪縛”とさえ表現するほどの絶大な影響を受けてきた。そんな特別な存在である寺山修司の作品を演じ、歌い、その声と肉体を通して後世にまで語り継いでゆくことが自身の使命という三上は、2008年から現在に至るまで毎年欠かさず、5月4日の命日に、寺山の出身地である青森県三沢市の寺山修司記念館において追悼ライブを行っている。

 そしてこの度、三上にとっては聖地のような劇場である紀伊國屋ホールで、演出のJ・A・シーザー、上演台本の高田惠篤・寺山偏陸という生前の寺山と共に幾多の名作を生んできた盟友たちが『三上博史 歌劇』と題して、寺山作品の膨大なテキストからその心髄を紐解き、他に類を見ないステージ作品へと昇華させることとなった。

三上博史、新たなる代表作の予感『タンゴ・冬の終わりに』パルコ・プロデュース

2015.08.09 Vol.648

 清水邦夫書き下ろし、蜷川幸雄演出で1984年にパルコ劇場で初演された『タンゴ・冬の終わりに』は86年に同じキャストで再演され、91年にはロンドン・ウェストエンドでアラン・リックマン主演で上演された。当時、日本の作品が海外でその地の俳優と日本のスタッフによって上演されるのはまれなことで大きな話題を呼んだ。

 有名な舞台俳優だった清村盛は3年前、突然引退を宣言し、妻・ぎんとともに日本海に面した実家の古びた映画館に引きこもった生活を送っている。捨てたはずの華やかな俳優人生を忘れられない盛の精神状態は日々悪化していた。そこにある日、盛と恋愛関係にあったらしい若く美しい女優、名和水尾が夫・連とともに訪れる。

 主役の清村盛を演じるのは三上博史。

 三上、パルコといって頭に浮かぶのは、やはり『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』なのだが、実はもう10年も前の話。『ヘドウィグ——』に代わる三上の代表作となりそうな予感。

 演出は、最近では積極的に舞台に進出している行定勲。

SPECIAL INTERVIEW 三上博史

2014.02.03 Vol.610

 昨年6月、WOWOWで放送され話題となった『震える牛』がDVDで発売。ある殺人事件を追っていた刑事がその真相に近づくにしたがい、さらなる闇が浮かびあがり…。単なる殺人事件だと思われたものが、日本全土を震撼させる大問題をはらんでいた。主演の警視庁捜査一課継続捜査班の田川を演じる三上博史が同作品について語る。

吹石一恵「三上博史さんって本当にいたんだ!」

2013.06.13 Vol.593

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 三上博史主演の連続ドラマ『震える牛』(WOWOW、16日スタート)の完成披露試写会が12日、都内で行われ、三上ほか、吹石一恵、小林薫の主要キャストが登壇した。

 相場英雄による同名の小説が原作で、食品偽装、狂牛病、大企業の隠ぺいをテーマにした社会派サスペンス。ヘビーでシリアスな内容だが、舞台挨拶は笑いであふれた。
 
 吹石が「隣りに並びたくないくらいきれいな顔」と三上の印象を語り、「(初めて共演してみて)三上博史さんって本当にいるんだ、やっぱりこんなにキレイなんだとドキドキしていた」と撮影を振り返ると、三上も「(吹石も)つるつるしてるよ!」、「(ドキドキ)しちゃいね~だろっ!(笑)」と、和気あいあいだった。

 小林も「WOWOWって金がないんだろうと思っていて、(現場でも)お茶がないとか飲み物がきれたぞみたいなのがてるとかあるんじゃないかと思っていたんですが、地上波のドラマと比べたらケータリングとかもちゃんとしてた。ちょっと見直しました(笑)」と、笑いを誘った。

 16日スタート。WOWOWプライムで、毎週日曜午後10時から放送。全5回。第1話は無料放送。



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