映画『世の中にたえて桜のなかりせば』完成披露舞台挨拶が10日、都内にて行われ、W主演を務めた岩本蓮加(乃木坂46)、宝田明と、主題歌を担当した all at once(ITSUKI、NARITO)、三宅伸行監督が登壇。
とある事情から不登校になり“終活アドバイザー”としてバイトする女子高生が、ともに働く老紳士や周りの人々と心を通わせながら成長していく姿を描く。
本作が映画初出演・初主演となる岩本はプレッシャーも感じていたと言い「乃木坂46から一人で参加させていただき、不安もあったのですが、ちゃんと乃木坂46の看板を背負って、恥の無いように頑張れたかなと思います」と胸を張った。
腰痛の治療中とのことで、車いすで登壇した宝田は、岩本との70歳差共演に「相手役が17歳、私は米寿に近づいている。こんな年の差のある人との共演は初めてで、私も胸騒ぎがしたのですが、セットに入って最初に、なんて度胸のある子だろうと感じた。しかも蓮加さんは本番でNGを出したことがない。大した小娘であります」と茶目っ気たっぷりに岩本をたたえ「最近の若い方は、カットがかかるとすぐモニターを見に走っていく人が多いけど、彼女はカットがかかっても監督がOKと言うまで、そこを動かない。お行儀が良い。大女優になる片りんがあると、つくづく感心していました」とべたぼめ。