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NODA・MAPの新作『Q』は広瀬すずと志尊淳、松たか子と上川隆也の2組のロミジュリが登場

2019.10.07 Vol.Web Original

もしロミオとジュリエットが生きていたならば…

 NODA・MAPの第23回公演「『Q』:A Night At The Kabuki」が10月8日の初日を前に6日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで公開ゲネプロを行った。

 同作は約2年前、QUEENの名曲アルバム『オペラ座の夜(A Night At The Opera)』を舞台化できないかという話を受けた野田秀樹が書き下ろした新作。

 もともとNODA・MAPの新作のために構想していた「もし、ロミオとジュリエットが生きていたならば…」という企画をもとにQUEENの楽曲を用いたワークショップを重ね作り上げられた。野田にとっては約2年半ぶりの新作書き下ろしとなる。

 物語には悲恋の末に命を落としてしまう「源の愁里愛(じゅりえ)」と「平の瑯壬生(ろうみお)」、そして「もし生きていたならば…」の「それからの愁里愛」と「それからの瑯壬生」の2組のロミオとジュリエットが登場する。

 演じるのは「それからの」は松たか子と上川隆也、悲恋の末に命を落とす2人に広瀬すずと志尊淳。

NODA・MAP第23回公演 『Q』:A Night At The Kabuki Inspired by A Night At The Opera

2019.10.01 Vol.722

 今年6月にこの第23回公演の上演が発表された時に「ん?」と思った人は多いだろう。野田秀樹がシェイクスピア作品を手掛けることについては想像の範疇ではあるが、そこに世界的ロックバンドQUEENが絡んでくると聞いてみんなが驚いた。

 2年前に野田のもとに「QUEENが愛する日本で、彼らの名盤『オペラ座の夜』の世界観を舞台にできないか?」というオファーが来て、2年の構想期間を経て出来上がったのがこの『Q』。QはもちろんQUEENのQ。だからといってお話はQUEENにまつわる話ではなくシェイクスピア不朽の名作『ロミオとジュリエット』をベースにした“禁断の恋”を描いたもの。

 ロミオとジュリエットは悲劇の末にともに命を絶ってしまうのだが、野田は考えた「もし2人が本当は生きていたら…」と。

 ということで本作には2人のロミオと2人のジュリエットが登場。これまで広く語り継がれてきたロミオとジュリエットと“その後の”ロミオとジュリエットが語られる。

 4人のロミジュリには松たか子に今回がNODA・MAP初参加の上川隆也、広瀬すず、志尊淳。広瀬は初舞台でもある。また竹中直人がNODA・MAPに初参加というのも興味深い。

 10月8日から東京芸術劇場で1週間の上演後、全国を回って再度東京に戻って来る。

「魔界転生」がこの秋舞台化! 上川隆也「無茶苦茶にやりたい」

2018.06.19 Vol.Web Original

 舞台「魔界転生」の製作発表会見が19日、都内で行われ、柳生十兵衛を演じる主演の上川隆也をはじめ、溝端淳平、松平健、高岡早紀、藤本隆宏、山口馬木也らメインキャスト14名が出席。脚本のマキノノゾミ、演出の堤幸彦も登壇し、意気込みを語った。
 
 山田風太郎の人気時代小説を舞台化。これまでにも、映画、舞台、マンガ、アニメ、ゲームなどさまざまなジャンルで表現されてきた作品だ。

上川隆也、映画初主演作で武田真治に”求められた”!?

2013.06.05 Vol.592

20130605c.jpg 映画『二流小説家 シリアリスト』の完成披会見が5日、都内にて行われ、俳優の上川隆也、片瀬那奈、高橋惠子、小池里奈、武田真治、主題歌を歌う泉沙世子、原作者のデイヴィッド・ゴードン氏が登壇した。


 同作は「このミステリーがすごい! 2012年版・海外編」などに輝いたゴードン氏のデビュー作。死刑囚から告白本の執筆を依頼された売れない小説家が、その条件としてその死刑囚を主人公とした小説を書くことになり、取材を進めるうちに事件に巻き込まれていくミステリー。


 意外にも今回が映画初主演という上川は「自分の顔が大きなスクリーンに映し出されて、ものすごい抵抗感を感じました。主演というのは気後れします(笑)。いつもより取材を受けることが多くて、やっと今主演をしたんだと実感しています」と言いながらも、完成した作品については「シリアスで上質なミステリーにできあがったと確信しています」と胸を張った。


 上川演じる主人公と対峙する死刑囚役の武田も「ミステリーという枠にとどまらない、重厚な人間ドラマ」と太鼓判。撮影の合間に、暖をとりながら互いの役柄について話していたという上川と武田。武田は「今日、控え室で上川さんが他の方と話していて、僕はジェラシーにも近い気持ちが...。僕は深いところで上川さんを求めていたんですね」と意味深なコメントをしたが、夜に行われた舞台あいさつで、これを反省。「上川さんを頼りに演じたと言いたかったんですけど、それが『武田真治、愛を求めた』という記事になっていて...」と"愛"を否定。ところが「確かに嫉妬はまんざら嘘でもないんですけど、ついつい一線を越えてしまいました」と微妙な言い回しで、さらに意味深にしてしまった武田のコメントに、会場も爆笑。上川も「武田さんは、その真面目な人柄のまま、役に向き合っていたんです」と苦笑しながらフォローしていた。


 映画は6月15日から全国公開。

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