公開中の映画『隣人X -疑惑の彼女-』の舞台挨拶が2日、都内にて行われ、俳優の上野樹里、林遣都と熊澤尚人監督が登壇。33歳の誕生日を迎える林が、上野からのサプライズプレゼントに感激した。
パリュスあや子による第14回小説現代長編新人賞を受賞作「隣人X」を映画化。日本が惑星難民Xの受け入れを発表したことで広がる波紋と、Xの正体を追う雑誌記者の葛藤を描く異色のミステリーロマンス。
同作への深い思い入れを語った上野と林。林は「撮影は2年前…」と言いかけたが「1年前ですね。なんでこんなに遠く感じたんだろう」と苦笑い。そんな林に、上野は「走り続けているから」、熊澤監督も「いろいろな作品にたくさん出ているからね。遣都くんにしては珍しいね(笑)」と緊張気味の林に笑顔を向けた。
この日は、熊澤監督監督から2人に感謝と労いの花束をサプライズでプレゼント。さらに12月6日に33歳の誕生日を迎える林には、上野から花束が贈られた。
上野の音頭で「遣都くん、お誕生日おめでとう~!」と会場からも盛大に祝福。2つの花束を抱え感激しきりの林は「33歳は好きなことを見つける。自分自身と日々を充実させるものを見つけたい」。
「俳優をやっていてよかったと思える今回のような作品にこれからも携わっていきたい」という林。今回、共演した上野について「会うたびに感動させられる。人を感動させる力を持った方」と言いつつ「先日、米にハマっていると言ったら今日、この舞台挨拶が始まる直前、“もう数分後に移動してください”と言われている状況で、こんなきれいな爪をしているのに、デカい段ボールをベリベリ破って僕やみんなにお米をくれた。本当にピュアで素敵な方」と明かし、会場も大笑い。
上野は「舞台裏を丸裸にされた(笑)」と苦笑しつつ「そんなに登場人物も多くないなか、見ごたえある作品になったのは遣都くんの集中力、表現力のおかげ」とたたえていた。