SearchSearch

鈴鹿央士「龍を描いたらミジンコに」アメリカ印象派絵画に感激しつつ自身の絵心は「皆無」

2024.01.25 Vol.web original

 

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展(1月27日から)の取材会が25日、上野・東京都美術館にて行われ、展覧会オフィシャルサポーターを務める俳優の鈴鹿央士が登壇。写真撮影が趣味という鈴鹿が印象派絵画から受けた刺激を語った。

 ほとんどが初来日となるウスター美術館の印象派コレクションを中心に、モネやルノワールなどのフランス印象派やアメリカ印象派を代表するハッサムなどの油彩画約70点を展示。これまで日本で紹介される機会の少なかったアメリカ印象派の魅力を紹介する展覧会。

 本展でオフィシャルサポーターと音声ガイドを担当する鈴鹿。「僕自身、心待ちにしていた展覧会。今日、会場で鑑賞して、やっぱり実際の大きさや絵の具の質感など、今日見てみて分かったことも多かったです」と言い「ずっとグランドキャニオンを描いた(《ハーミット・クリーク・キャニオン》)が気になっていたんですけど、想像していたより大きくて、絵の具のかすれた感じや雲の流れ方など、写真で見ていたときより動きが見えて。風が強かったんだなととか想像がふくらんで楽しかったです」と目を輝かせた。

 サポーター就任以来、絵画について自分なりに勉強していたと言う鈴鹿だが「少しは詳しくなったと思うんですけど、さっきクイズを出してもらったんですけど意外に答えられなくて。もっと勉強しなきゃと思いました(笑)」。

 自身は写真が趣味と言い「自分が写真を撮るときは、きれいだなとか好きだなと思った瞬間に撮ることが多いんですけど、その瞬間の風景の美しさを切り取っているのも特徴の1つだと思うので、自分もそういう瞬間を撮っていきたいと思いました」と刺激を受けた様子。

 一方で自身の絵心について聞かれると「皆無というか、本当に無くて(笑)。今日も、ちょっと絵を描かないといけなかったんですけど、見せていいのかなというレベルの絵になっていました。この間は今年の干支を描いてくださいと言われて、辰年で僕は年男だったので自分としては描けたなと思って出したら、ミジンコみたい、と…」と苦笑い。

 ヨーロッパからアメリカに渡った印象派のように海外に興味はと聞かれると「最近、海外でお仕事している方も増えていますし、僕もいつか海外でお仕事してみたいです」と意欲を見せていた。

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展は1月27日から4月7日まで東京都美術館(東京・上野公園)にて開催。

桝太一、うれしさのあまり「深海ザメのラブカを…」国立科学博物館「海」展見どころ語る

2023.07.15 Vol.Web Original

 元日本テレビアナウンサーで同志社大学ハリス理化学研究所専任研究所員の桝太一氏が14日、台東区上野の国立科学博物館にて特別展「海 ー生命のみなもとー」報道内覧会に登場した。

上野で春を感じる、音楽イベント『東京・春・音楽祭』

2023.03.15 Vol.753

 東京の春の風物詩となった国内最大級のクラシック音楽イベント『東京・春・音楽祭』。今年も3月18日から4月16日までの約1カ月間、東京文化会館など上野公園の美術館や博物館を拠点として、開催される。

 19回目の開催となる今年は、リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー」やベルリン・フィルのメンバーによる室内楽で開幕し、国内外の一流アーティストたちによるオペラ、オーケストラ、室内楽、リサイタルなどさまざまなコンサートが繰り広げられる。

 どの演目も興味深いが、編集部イチオシはミュージアムコンサート。絵画の前や大きな恐竜の骨格標本の前など、レアな空間で生演奏が聴けるというもの。クラシック音楽のコンサートは座席に座ってじっくり堪能……というイメージが強いが、プログラムもコンパクトなので、気軽に参加できるのがうれしい。また、夜帯のコンサートでは“ナイトミュージアム”の雰囲気も楽しめて、ワクワクする。

 今年はまた上野の街を舞台にして行われる音楽会「桜の街の音楽会」も復活。このイベントの中でも特にクラシック音楽を身近に感じられる企画で、街角に会場が設けられ、誰でもふらりと演奏が聴ける。

 各公演の情報やイベントの詳細、参加方法などは、公式サイト( https://www.tokyo-harusai.com/ )で検索できる。

国宝「聖徳太子絵伝」が原寸大パネル、8K映像に!東京国立博物館「デジタル法隆寺宝物館」

2023.01.31 Vol.Web Original

 奈良・法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された宝物300点あまりを収蔵・展示する「東京国立博物館」の展示館のひとつ「法隆寺宝物館」(東京都台東区)。同館 中2階に31日、通年で鑑賞できる新たな展示室「デジタル法隆寺宝物館」がオープン。同日から7月30日まで展示される国宝「聖徳太子絵伝(しょうとくたいしえでん)」のグラフィックパネルをはじめとする展示が報道陣に公開された。

上野公園で台湾カルチャーフェス「TAIWAN PLUS」17・18日に開催 最新の台湾を体感!

2022.09.17 Vol.Web Original


 国内最大級の台湾カルチャーフェスティバル「TAIWAN PLUS(タイワンプラス)2022 台湾吉日」が17、18日の2日間、東京上野恩賜公園・噴水広場で開催される。台湾の最新カルチャーが集まる人気イベントで、アパレルや生活用品などさまざまなブランド約60が集結するほか、台湾のロックバンドやアーティストもライブパフォーマンスする。

 3年ぶりの開催となる今年のテーマは「台湾吉日」。デザインやクリエイティブ、音楽などディープな台湾を五感で楽しめる。

世界屈指の動物標本と考える「私たちは誰なのか」 上野「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」

2022.08.08 Vol.Web Original

 東京・上野の国立科学博物館にて現在、巡回展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が開催されている。およそ490万点という膨大な数の標本を所有している国立科学博物館。普段は収蔵庫に保管されている標本の中から、世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、選りすぐりの哺乳類などの標本を紹介する。

ポケモンと古生物の意外な共通点とは?国立科学博物館「ポケモン化石博物館」スタート

2022.03.16 Vol.Web Original

 上野の国立科学博物館にて、特別企画展「ポケモン化石博物館」がスタートした。国立科学博物館史上初の官民連携による地域振興を目的とした巡回展で、「古生物とポケモン」をテーマに株式会社ポケモンの協力のもと、三笠市立博物館(北海道)をはじめ複数の博物館が協働し、古生物学を楽しく学ぶことができる。本紙記者が展示の見どころをゲットだぜ!

特大アメシストドームから珠玉のジュエリーまで、国立科学博物館で特別展「宝石」

2022.02.19 Vol.Web Original

 古代から魔除けやお守り、地位や立場を示すシンボルとして世界中で用いられる宝石。そんな宝石のすべてが分かる特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」が19日、東京・上野の「国立科学博物館」でスタートした。産出した状態の原石からカットされた宝石まで約200種の展示をはじめ、各地の博物館の所蔵品や世界最高峰のアンティークジュエリーを保有する「アルビオン アート・コレクション」、「ヴァン クリーフ&アーペル」「ギメル」など人気ジュエラーの作品まで一堂に集まっている。事前に行われた内覧会より編集部が見どころを紹介。

塗りつぶされていた部分が明らかに…本来の姿に修復されたフェルメールの名画を東京で初公開

2022.02.10 Vol.web original

 

『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』が2月11日から上野・東京都美術館にて開幕。大規模な修復プロジェクトによってキューピッドの画中画が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった《窓辺で手紙を読む女》が展示される。同作が所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館以外で公開されるのは世界初。

 17世紀オランダを代表する画家、ヨハネス・フェルメールは、写実的かつ綿密な空間構成と美しい光と影の表現で世界中から愛されながら、現存する作品はわずか35点とされている、寡作の作家でもある。初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》は、手紙をモチーフにしたフェルメール作品の中でも代表的な名画とされてきた。女性の背後の壁に、実はキューピッドの画中画が描かれていることは、1979年の調査で判明していたが、長らくフェルメール本人が塗りつぶしたものだと考えられてきた。

 しかし、2017年から始まった専門家チームによる修復プロジェクトにより、実はこの上塗りはフェルメールの死後、何者かによって行われたものであることが明らかとなり、フェルメールの描いた姿に修復されることとなった。

ヒコロヒーと照英が立体的な金魚絵に圧倒される「金魚を抱きしめたい」上野で深堀隆介展

2021.12.01 Vol.Web Original

 タレントの照英とお笑い芸人のヒコロヒーが1日、上野の森美術館でスタートする、深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」のオープニングイベントに出席した。

 透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描く手法で注目を集める深堀の作品、約300展を展示する展覧会。

 すでに展覧会を見て回ったというヒコロヒーは「面白かったです。金魚というモチーフのみで行くのは結構珍しいと思う。金魚まみれになっていて、既存のものと金魚を組み合わせたらこういう仕上がりになるのだと思った。絵力(ちから)、生命力を感じた」と、コメント。

 照英は、深堀の作品を愛読雑誌の『金魚生活』で知ったそうで、深堀にどこで会えるのかと思っていたそう。「紙面で見てもすごいのに、生でみたら立体感が! すぐにでも手に取って金魚を抱きしめたいという気持ちで拝見した」と熱っぽく語った。

 照英は芸能界きっての金魚マニア。一時期は繁殖さして2千~3千の金魚とともに暮していたといい、「やってけばやってくほど、いろんな金魚を買いたくなる。その辺の奥深さが日本の風情であり、日本の宝なのかと思う。コロナ禍でお祭りだったり金魚すくいがなかなかできないご時世になっていますが、金魚に触れてほしいし、愛でてほしいというのが本当のところ」。

浜辺美波「心からの願いを感じる」ゴッホ展のアンバサダー

2021.09.26 Vol.Web Original


 女優の浜辺美波が、東京都美術館で開催中の『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』に来場した。浜辺は同展のアンバサダーを務めている。

 展覧会を鑑賞した浜辺は、「生で見る本物のゴッホ作品は、ものすごい迫力です」。なかでも好きな作品は《祈り》だといい、「祈りのポーズが、ただのポーズではなく、心からの願いを感じる、気持ちが強く伝わってくる作品で、とても魅力的だと思いました」と話した。

 展覧会は、フィンセント・ファン・ゴッホに魅了され世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラーに焦点を当て、ヘレーネが初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションからファン・ゴッホの油彩画28点と素描・版画20点を展示している。また、ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの作品20点もあわせて展示している。

 さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点を展示し、20世紀初頭からファン・ゴッホの人気と評価が飛躍的に高まっていく背景にも注目している。

 浜辺は、「美術の知識が特になくても、美術館はワクワクする場所です。小さいお子さんも学生さんも、美術館に行ったことがない方も、ぜひ「ゴッホ展」にご来場いただきたいです」とPR。

 12月12日まで同所で。

Copyrighted Image