本格的な歌唱力とアイドル並みのルックスを兼ね備え、演歌界に新風を吹き込む “演歌第7世代” をご存じだろうか。春日八郎、三橋美智也、三波春夫らから数えて7代目となる若手歌手らが、所属事務所やレコード会社の枠組みを超えて演歌を盛り上げている。そんな第7世代のひとりである演歌歌手の新浜レオンが、世代を代表するメンバーで行う「我ら演歌第7世代!春一番スペシャルコンサート」を前に取材に応じた。(全2回のうち第2回/前編から続く)
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本格的な歌唱力とアイドル並みのルックスを兼ね備え、演歌界に新風を吹き込む “演歌第7世代” をご存じだろうか。春日八郎、三橋美智也、三波春夫らから数えて7代目となる若手歌手らが、所属事務所やレコード会社の枠組みを超えて演歌を盛り上げている。そんな第7世代のひとりである演歌歌手の新浜レオンが、世代を代表するメンバーで行う「我ら演歌第7世代!春一番スペシャルコンサート」を前に取材に応じた。(全2回のうち第2回/前編から続く)
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高校野球を描く新たな名作の予感! 現在放送中のTBS日曜劇場の新ドラマ『下剋上球児』がスポーツの秋、ドラマの秋を盛り上げそうだ。どこにでもいそうなごく普通の社会科教師が、弱小高校野球部の生徒たちと心を通わせながら“下剋上”を果たしていくというヒューマンストーリー。『MIU404』『アンナチュラル』の新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督のタッグが高校野球を通じて、現代社会の教育や地域、家庭が抱える問題や愛を描く注目作だ。
その球児たちの1人、主将・日沖誠を演じるのは若手俳優の注目株・菅生新樹(すごう あらき)。俳優デビュー2年目の彼が胸に秘める“下剋上”とは?
■「意識していることは“自分を信じる”こと。でも実際は「すごい慎重派なんです(笑)」
日曜劇場『下剋上球児』では若手俳優たちが数カ月にわたって野球とふれあい、役作りをしていくというオーディション形式だったという。
「野球のトレーニングはとにかく楽しかったです。途中、ドラマだということを忘れて練習していることもありました(笑)。実は、僕はこれまで野球にほとんど触れてこなかったんです。野球派ではなかったので、父ともキャッチボールとかあまりしたことがなくて。僕自身はサッカーやバスケをやっていたので、野球は得意ではありませんでした。それが、オーディションに入る前から練習を始めて。なんとか慣れてきましたけど、まだまだですね。これから“下剋上”していく役で良かったです(笑)」
2022年6月から俳優として本格始動。今年『凋落ゲーム』(2023年2月~)でドラマ初主演を。今最も波に乗る若手俳優の一人。そんな菅生だけに本作にかける思いも熱い。
「主演の鈴木亮平さんをはじめ、そうそうたる先輩方と僕ら若手の俳優たちとがともに作り上げるこの作品で、今クールの中で一番面白いドラマにしたいです。僕自身も、亮平さんはじめ先輩がたに頼るばかりではなく、自分たちが引っ張るくらいの気持ちでいたいと思ってます。それが“下剋上”になるかは分かりませんが(笑)。僕たち“球児”がタイトルロールになっていますし、視聴者の皆さんに、僕らの姿が一番輝いていたと言われるように頑張りたいです」
そんな菅生が目指す“下剋上”とは?
「僕自身の目標は、まず日本アカデミー賞の新人賞をとることです。今、デビューして1年目なので3年目までを目標に、いろいろな作品に挑んで成長していきたいんです。それが受賞という形につながったらうれしいです」
夢の実現に向けて意識していることは?
「自分自身や、自分が携わっている仕事に自信を持つということを大切にしています。傲慢になるのではなくて、謙虚な気持ちは忘れずに自分を信じるというか。自分はまだ経験も浅く自信の根拠になるものを何も持っていません。だからこそ自分を信じて挑戦していきたいな、と。でも常日頃から自信を失わないように意識しているんですけど…実際は僕、自信家タイプじゃなくて、すごい慎重派なんです(笑)」
それでも自分を信じたいという強い意志を持てるようになったのは…。
「周りにいる人たちが僕を信じてくれているというのが大きいかもしれません。中でも家族やマネジャーさんたちスタッフが、ときに僕よりも信じてくれてるんじゃないかと思うほど、僕の可能性を信じてくれていて。そういうことが本当にうれしいし、力になりますね」
走り出した彼のまなざしの強さは、ドラマの中でもひときわ目を引く。俳優として“下剋上”を果たす日まで、追っていきたい新星の一人だ。
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)
TBS日曜劇場『下剋上球児』日曜21時より放送中
https://www.tbs.co.jp/gekokujo_kyuji_tbs/