ONE Championshipの約1年2カ月ぶり4度目となる日本大会「ONE172:TAKERU VS RODTANG」(3月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメディアデー(囲み取材)が3月19日、都内で行われた。
昨年の日本大会で武尊(Team Vasileus)を破ったバンタム級ムエタイ&フライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー9(タイ/Kiatmoo9 Gym)が今大会のメインで行われる武尊vsロッタン・ジットムアンノン(タイ/Jitmuangnon Gym)の試合について「防衛するにあたり、どっちが相手でも問題ないので、勝ったほうに純粋に“おめでとう”と言いたいし、いつでも防衛する準備はできている」と語った。武尊vsロッタン戦はフライ級キックボクシング次期挑戦者決定戦ともいえる試合で勝者はスーパーレックに挑戦する可能性が高い。
スーパーレック自身は今大会では「バンタム級(−65.8kg)ムエタイ世界王座統一戦」で暫定王者のナビル・アナン(アルジェリア/タイ/Team Mehdi Zatout)と対戦する。2人は2023年6月に対戦し、スーパーレックが1RでKO勝ちを収めている。
アナンについては「全体的にい選手。成長がものすごく早いファイター。あとは自分に自信を持っているファイター」と評したうえで「前回の対戦とはそんなに大きな違いは出てこないのではと思っている。ただフライ級からバンタム級に上げての試合になるので、パワーは見えてくるのかなと思う。でも自分もそこには自信があるので、そんなに違いはないんじゃないかと思う」との見解を示した。
身長差とリーチ差が大きいのだが「不利といわれるが、その不利を覆す準備はしてきた。テクニカルにいくのかアグレッシブにいくのかは相手の動きを見て決める。一番重要なのは自分が試合をリードすること。あとアグレッシブに行くことは大事」と勝利への自信を見せた。