中井祐樹 タグーの記事一覧
新格闘技団体「ROMAN」の時間無制限バーリトゥードルールの基準は「医学的に認められない攻撃を排除」。新柔術ルールではヒールフックなどを解禁
パラエストラ松戸、千葉、柏、沖縄が独立し「THE BLACKBELT JAPAN」発足。鶴屋浩代表「武道の基本を若い選手たちに伝承していくのが私たちの使命」
鶴屋浩氏が代表を務めるパラエストラ松戸、千葉、柏と松根良太氏が代表を務めるTHEパラエストラ沖縄がパラエストラネットワークから独立し、新チーム「THE BLACKBELT JAPAN」を発足することが3月13日、発表された。
この日、パラエストラ千葉に所属する岡田遼が代表を務める東京・錦糸町の「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」で鶴屋、松根の両氏と所属選手10人が参加しての会見を行った。
会見の冒頭、鶴屋氏が「1992年に私と松根がパラエストラ松戸を設立しまして、中井祐樹先生の下で約24年間、総合格闘技とブラジリアン柔術に携わってきました。MMAにおいて、約15本のチャンピオンベルト、柔術に関しても30人以上の黒帯を輩出してきました。そして今年の4月1日から新たなチームを立ち上げます。新しいチームの名は『THE BLACKBELT JAPAN』。私は学生時代、国際武道大学に在籍していました。そこで『武道とは何か』という論文を書きました。武道の『武』は戦いという字の略語で、戦いを止める道と書いて武道という意味があります。今の社会情勢では無意味な戦争や無意味な争いが多くあります。MMAの試合でも、対戦相手をリスペクトしていない選手が多く見られます。試合が終わればノーサイド。礼に始まり礼に終わる。これが本来の格闘技、武道の基本です。このような日本の古来からある武道の基本を若い選手たちに伝承していくのが私たちの使命だと思っています。武道の中には柔術、柔道、空手とあります。その武道を極めた人間には黒帯が授与されます。黒帯の形態を最初に作ったのは嘉納治五郎先生と聞いております。黒帯、すなわちブラックベルト。THE BLACKBELT JAPAN。日本の黒帯のチームです。このチームで世界のMMAファイターや世界の柔術家と戦っていきたいと思います。私は昨年、アメリカのUFC PIや上海のPIにも行き衝撃を受けました。壮大な施設、優秀なトレーナー、アスリートのために考え抜かれた食事。アメリカや中国は1歩も2歩も日本より先に進んでいます。このままでは日本の総合格闘技は置いていかれてします。私は松根良太と世界で活躍する日本人ファイターを育てていきたいと思います。これからのTHE BLACKBELT JAPANの選手の活躍に期待してください」と挨拶。
宇野薫vs水垣偉弥のシークレット柔術エキシビションマッチが実現【修斗杯柔術選手権】
日本ブラジリアン柔術連盟主催「修斗杯柔術選手権2023 横浜」が2月19日、神奈川県・横浜武道館 武道場で開催された。
同大会は総合格闘技の老舗団体である修斗と日本ブラジリアン柔術連盟のコラボ大会で、2019年に四国で初大会を開催し、その後、関東・関西と3大会を行った。今回はコロナ禍を挟んで3年ぶり4回目の開催だった。
今大会では、事前告知のないシークレットでの柔術エキシビションマッチが開催され、横浜高校の先輩・後輩である宇野薫(UNO DOJO)vs水垣偉弥(Belva)の元UFCファイター同士の対決が実現。両者は、デラヒーバフック、ベリンボロ、バックテイク、ウェイタースイープといった技を繰り出し、目まぐるしい攻防で5分間を動き続ける好勝負を展開した。
髙田延彦が朝倉未来の対戦相手を「やりにくい選手」と評価【2・22 RIZIN.21】
「のらりくらりとかわされて判定に持ち込まれる可能性がある」
タレントで元総合格闘家の髙田延彦が2月17日、弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。「RIZIN.21」(2月22日、静岡・浜松アリーナ)の見どころを語った。
髙田は注目の試合としてメインの朝倉未来vsダニエル・サラス、フェザー級のヴガール・ケラモフvs.カイル・アグォン。バンタム級のビクター・ヘンリーvs金原正徳、金太郎vs加藤ケンジの2試合。そしてホベルト・サトシ・ソウザが日本ブラジリアン柔術連盟会長の中井祐樹率いる5人の柔術家と対戦する柔術エキシビジョンイリミネーションマッチを挙げた。
メインの未来vsサラスについては「サラスはパンチが非常にうまい。気持ちが強くて打たれ強い。スイッチも使って変則的でリーチも長い。そしてグラウンドでのフロントチョークのバリエーションが非常に多い。どちらかというとのらりくらりとかわしながら、行くときは行くというファイター。正攻法で来るタイプではないのでやりにくいと思う。フィニッシュを取りに行かないとのらりくらりと変則的な動きでかわされて、判定まで持ち込まれる可能性がある。それだけうまいテクニックを持っている。面白い試合になる」と話した。
ケラモフvsアグォン戦は「ヴガールはムサエフと同じようなタイプ。でもグラウンドはヴガールのほうが上なのではないかと思う。どれだけのインパクトを残せるか。カイルは総合的にすべてをうまくこなすタイプ。昔、ガイ・メッツアーという選手がいたが、メッツアーのような相手を翻弄しながらさばいていくテクニックを持っている。最近、山本美憂選手が勝つためのスタイルが出来上がってきたが、それは彼が教えるようになってから。ヴガール選手への期待は大きい。インパクトのある勝ち方を見せて“次は朝倉未来とだな”というような空気になるような結果を出してほしいが、カイル選手も非常に強いのでそう簡単にはいかない。今後のフェザー級を占う試合となる」
所英男や高阪剛らをゲストに迎え柔術専門番組『柔術やろうぜ!』がtvkでスタート
11月3日から毎週日曜深夜に放送
桜庭和志がプロデューサーを務める「QUINTET」での柔術選手の活躍や、世界柔術選手権4連覇の湯浅麗歌子が「情熱大陸」で取り上げられるなど「柔術」の人気が高まりつつあるなか、tvk(テレビ神奈川)で11月3日からブラジリアン柔術の専門番組「楽しく学べる ねわざの時間『柔術やろうぜ!』」が始まる。
番組では所英男、高阪剛、ミノワマンといった格闘技界のレジェンドをゲストに「柔術の技」を分かりやすく、毎週1つずつ丁寧にレクチャーしていく。
指導者として日本ブラジリアン柔術連盟会長の中井祐樹、グラップラー刃牙のモデルとなった平直行、アジア人初のブラジリアン柔術黒帯世界王者の大賀幹夫といったそうそうたる顔ぶれが並び、先生として同番組を企画した長谷川秀樹(ねわざワールド品川代表)、大望(ねわざワールド)が名を連ねる。
こういった名前を聞くとお堅い専門性の高い番組のようにもみえるが、MC・リポーターに猫ひろし、初代ミニスカポリスの福山理子らを起用するなどバラエティー色も強く、実演では鈴木万李弥、吉川桃加、山崎桃子といったヴィジュアル系格闘家らが花を添えるなど、柔術を知らない視聴者にも入りやすい番組となっている。
番組は11月3日から毎週日曜24時55分~25時に放送。全12回の予定。格闘技好きはもちろん、柔術は護身術としての側面もあることから格闘技に興味のない人にもためになる番組となりそうだ。
「QUINTET」アマチュア大会に45チーム225人が参加
ZST王者の山田崇太郎が5人抜き達成
桜庭和志がプロデューサーを務めるグラップリングイベント「QUINTET」の初のアマチュア大会となる「Amateur QUINTET.1」が9月23日、東京・墨田区の墨田区総合体育館で開催された。
初めての試みではあったが男女合わせて45チーム225人の選手が参加。同館の武道場は大きな歓声と熱気に包まれた。
大会は参加者のキャリアに応じて、桜庭プロデューサー、中井祐樹審判委員長、Amateur QUINTET実行委員の新明佑介氏がクラス分け。男子は4~5チームによるトーナメントが10個、女子は2チームによる対戦が組まれた。
男子のライトウェイト(合計-360kg)のエキスパート セクション3に出場した「カルペディエムwith山田崇太郎&ギロチン」の山田崇太郎は1回戦の「チーム一本ブルテリア」戦でQUINTET史上初の5人抜きを達成した。
桜庭和志も楽しみにする「Amateur QUINTET」9・23開催
アマチュア独自の「40歳以上」のカテゴリーも募集
桜庭和志がプロデューサーを務める5vs5のチーム戦によるグラップリング大会「QUINTET」のアマチュア大会についての会見が7月16日、「QUINTET.2」の大会後に行われた。
大会名が正式に「Amateur QUINTET.1」に決定。日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)とQUINTETを運営する株式会社ラバーランドの共催で9月23日 (日・祝)に墨田区総合体育館 武道場で行われる。入場料は無料。
現在、JBJJFのサイト(https://www.jbjjf.com/)で出場チームを募集中。
カテゴリーは男子が「ライトウェイト」(年齢制限なし。5人の合計体重が360kg以下)とアマチュア独自のものとして「マスター ライトウェイト」(40歳以上。5人の合計体重が360㎏以下)の2つ。女子は「レギュラーウェイト」(年齢制限なし。5人の合計体重が260kg以下)。海外からの参戦もOKとなっている。
初心者や経験の浅い選手でも応募しやすいように出場チームをエキスパート、アドバンス、ビギナーといった形でカテゴリーを分けてトーナメントを開催するという。
会見には桜庭、JBJJFの中井祐樹会長と新明佑介氏が出席。
桜庭はアマチュア大会について「見たことがない技が出てくると思うので、楽しみ。僕らが技を知っているといっても100あるうちの70くらいだと思う。いろいろなアマチュアの人が出てきて “ああ、こういう技もあるんだ”ということになったらいいなと思う」などと話した。
中井会長は「アマチュアだけどすごいメンバーが名乗りを上げているという噂もある」と話しつつも「まず気軽に試しに出てみるというものでもいい。この世界に触れてもらえれば、と思っている」と底辺の広がりにも期待を寄せた。
新明氏は「JBJJFが共催してはいるが他競技からの参加もOK。柔道、レスリング、サンボ、キャッチアズキャッチキャン、相撲といった組み技系の格闘技に出てきてほしい」と話した。
大会当日は桜庭、中井氏も会場に足を運ぶことから、本戦への出場を目指す選手にはアピールの場という側面もありそうだ。
「QUINTET」が9月23日にアマチュア大会を開催
一般、マスターズ、女子、海外にも広く門戸
桜庭和志が立ち上げた5vs5のチーム戦によるグラップリング大会「QUINTET」がアマチュア大会を開催することを発表した。
6月9日に東京・ディファ有明で開催された「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO —Light Weight Team Championship—」の大会後に桜庭と日本ブラジリアン柔術連盟の中井祐樹会長が揃って会見。QUINTETと日本ブラジリアン柔術連盟との共催で、9月23日に墨田区総合体育館でアマチュア大会を開催する。
中井氏は「360キロ以下で一般、マスターズ、女子それぞれ2〜4チームのトーナメントを開催したいと思っている」などと話した。
マスターズの年齢など詳細については追って発表される。海外にも門戸は広げ、参加は公募制。募集の詳細などは日本ブラジリアン柔術連盟のホームページで案内されるという。
格闘技写真の第一人者・長尾迪氏がヒクソン・グレイシーをテーマに写真展
黎明期から日本の格闘技を撮り続けてきたフォトグラファーの長尾迪氏の写真展「MMA LEGEND Vol.1 Rickson Gracie Photo by Susumu Nagao」が5月1日からスタジオf-1成城で開催される。
写真展のテーマは「MMA LEGEND」で、今回取り上げるのはヒクソン・グレイシー。1994年の初来日から今日までのヒクソンの写真、約50点を展示する。
長尾氏はUFCやK-1でオフィシャル・フォトグラファーを務めるなど、日本の格闘技写真の第一人者といっても過言ではない存在。展示作は、試合はもちろん、そんな長尾氏ならではともいえるヒクソンのオフショット写真、息子のクロン・グレイシーとともに再び日本にやってきた折の、いわば“伝説の続き”を写した新作など多彩な内容となっている。
会期中の5日には「バーリ・トゥード・ジャパン・オープン95」でヒクソンと対戦した中井祐樹氏を、6日には日本で初めてヒクソンを招へいした中村頼永氏を招いてトークイベントを開催。
格闘家、ビジネスマン、被写体といったさまざまな角度からヒクソンの魅力に迫っていく。
「格闘技EXPO」でアマMMA、グラップリング、柔術のトーナメント開催
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月18日、都内で会見を開き「格闘技EXPO 2016」(12月29~31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ)の概要を発表した。
同イベントは「格闘技とのふれあい」を大きなテーマに格闘技の持つ魅力を多くの人々に伝えることを目的に行われるもの。
昨年に引き続き、29、31日にさいたまスーパーアリーナで行われる「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2 ND ROUND/FINAL ROUND」と同時開催される。
今年はよりスケールアップし、アマチュア総合格闘技の「RIZIN FF アマチュアMMA 2016」(30、31日)、プロアマ問わず参加可能の「RIZIN FF オープングラップリングトーナメント2016」(30日)、そして柔術の「RIZIN FF JIU-JITSU OPEN TOURNAMENT 2016」(29日)が行われる。アマチュアMMAは男子はフライ級からライトヘビー級までの7階級、女子はアトム級とストロー級の計9階級で行われ、各階級の決勝は31日のさいたまスーパーアリーナの本会場のリングで本戦前に開催。各階級の優勝者でRIZINがその将来性を認めた選手については、海外の団体でのデビューをあっせんする可能性もある。
そしてジュニアレスリングの交流の場として「RIZIN FF ジュニアレスリングキャンプ 2016」(31日)も開催する。
この日の会見には榊原信行RIZIN実行委員長とともに、柔術部門を担当する中井祐樹氏(日本ブラジリアン柔術連盟会長)、アマチュアMMA・グラップリング部門を担当する佐藤ルミナ氏(日本修斗協会理事長)、長南亮氏(D-NET代表)、大沢ケンジ氏(D-NET副代表)が出席。
冒頭に榊原氏が「今年で2年目ですが、格闘技の祭典として世界に浸透していくようなイベントになっていけたらいい。日本の格闘技界がみんなで力を合わせ、格闘技を盛り上げる祭典を作っていきたい。アマチュアの育成にも力を注いでいきたいということで、みなさんの賛同を得て、今年は競技も増やしてやっていきたい」などと挨拶。
それを受けルミナ氏が「10年くらい格闘技をテレビで放送しなくなって、ブームが終わったと思っている人もいるが、競技者は増えているし、ジムの数も増えている。10年前はテレビで見る別世界のものと思われていたが、実際にやる人も増えている。それをもっとこういう大きい舞台を介して世間に知らせたい。そして格闘技は素晴らしいということを伝えたい」などと話した。
そしてアマチュアMMAについて長南氏が「去年は準備期間が3週間しかなく、ワンマッチ形式だったが、今年は階級別のトーナメントで開催。決勝は31日の本選開始前にリングで行う。アマチュアの頂点を目指す選手、本戦出場を狙う選手にどんどん出場してほしい。そういう選手以外でも“さいたまで戦うのが夢だった”というオヤジファイターや趣味でやっている選手にとってもチャンスなので、どんどん応募してほしい」などと説明。
グラップリングについては大沢氏が「オープングラップリングトーナメントは65kg以下と75kg以下の2階級で優勝者が25万円、準優勝者が5万円の賞金トーナメント。29日の柔術トーナメントに出場した柔術の猛者も出場できるように日にちをずらした。組み技の日本一決定戦になるように、レスリングの猛者、柔道の猛者、総合のプロ選手、柔術の有力者が出やすい大会になっている。強ければRIZINを見に来る海外の人に出場してもらってもいい」と話した。