国際オリンピック委員会(IOC)は12月4日の理事会で、暑さ対策で札幌開催が決まった東京五輪のマラソンと競歩の発着点を市中心部の大通公園とすることを決めた。大会組織委員会は計5種目を大会終盤の8月6~9日に集中開催することでIOCの了承を得たと発表。
マラソンコースについては組織委が市中心部で約20キロを2周する案を、世界陸連は約7キロを6周する案を主張。1周目は組織委案の20キロコースの採用で合意したが、2周目以降は世界陸連の現地視察後に決める。組織委は発着点とコース、日程を最優先事項とし、理事会での決着を目指していたが世界陸連と一致点を見いだせず、今後の準備への影響が懸念されることとなった。