前作『東ベルリンから来た女』でベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)に輝いたクリスティアン・ペッツォルト監督が、“収容所のその後”を生きる夫婦の愛を、サスペンスフルに描く。主演は『東ベルリン—』に続きニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルトを起用。亡命作曲家クルト・ヴァイルの名曲「スピーク・ロウ」が、物語に極上の余韻を与えている。
1945年6月ベルリン。顔に大けがを負いながらも強制収容所から奇跡的に生還したネリー。顔の傷が癒えたころ、夫・ジョニーを見つけ出すが、彼は容貌の変わったネリーに気付かずに“収容所で亡くなった妻に成りすまし、遺産を山分けしよう”と持ちかける。真意を知るためネリーはジョニーの提案を受け入れ、自分の偽物となるが…。
販売元:アルバトロス 発売中 DVD3800円(税別)