佐藤アツヒロが主演する舞台『行先不明』の制作発表記者会見が20日、都内で行われ、佐藤、五関晃一(A.B.C-Z)、真琴つばさ、作・演出の藤井清美が出席した。
藤井と佐藤がタッグを組んだ『ブラック or ホワイト? あなたの上司、訴えます!』(2019年)に続く、お仕事コメディ第2弾。小さな旅行代理店が舞台で、会社が積み立てていたお金が消えてしまったことで物語が展開する。社員たちは自分たちで解決することを選ぶが……。積立金の横領をテーマに、未来への希望と不安をユーモラスに描く。
佐藤は自身の演じる役について「不安の中で、ひとり希望を持ち、みなさんに協力を求めて、問題を解決していく男。その割には前半戦は運がない男として描かれているので、ドジなところもたくさん出てきます。行き先を見失い希望も薄れかかっている中、ひとり、ふたり、3人、チームワークで希望に走っていく物語の中心人物でもあります」と説明。そのうえで、「役者12名の総力戦。藤井先生、スタッフのみなさん、全員で、壮大なお仕事コメディで、みなさんに夢を運び、幸せを届けて、最後まで頑張っていきたい」と意気込んだ。
真琴は『ブラック or ホワイト?ーー』から引き続きの出演。「台本を読みながら、佐藤アツヒロさんの声が聞こえてきた」と話す。佐藤と自身には共通する部分があると感じているといい、「みんなでワイワイしているときに、自分がワイワイするよりワイワイしているのを見ているのが面白かったりしない?」と語りかけると、佐藤は「そうです!」と、同意。
また、真琴があいさつで五関と20年前に共演した経験があるというと、五関は「僕からしたら、覚えていただけていたのが驚きです。デビュー前ですしジュニアで、A.B.C-Zになる前のABCの時代です」。真琴が「親戚のおばさんのみたいになってました」と当時を振り返ると、五関は「10代の頃を見ていただいた大先輩なので、(この舞台で)成長を見せたいな、見せなきゃダメだなと思っています」