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【劇場に行こう!】主演・宮沢りえ『そのいのち』

2024.10.20 Vol.759

 本作は俳優の佐藤二朗がミュージシャンの中村佳穂の楽曲「そのいのち」(2018)にインスパイアされて12年ぶりに脚本を手掛けたもの。物語は介護ヘルパーとして働く山田里見と里見の雇い主である障がいを持った相馬花とその夫の和清の穏やかな日々と、あることをきっかけにその穏やかな関係が徐々に狂い始めていくさまを通じて「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」を描くという。

 相馬花役は佳山明と上甲にか。佳山は脳性まひの後遺症がありながら、上甲は筋ジストロフィーという難病と闘いながら女優として活躍。ともに車いすのハンディキャッパーなのだが、8月29日に行われた制作発表会見で宮沢は「自由に体が動いている人の心が不自由かもしれないし、体が不自由でも心はとても自由で、健やかに生きようとする人がいたり。健常者と障がい者を区別することって何なのかなという疑問がさっきわいてきた。そういう意味でもお二人と作品を作るということは私にとって大きな経験になると思う」などと語った。

 東京公演後は11月22〜24日に兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、11月28日には宮城県の東京エレクトロンホール宮城でも上演される。

舞台『そのいのち』で主演を務める宮沢りえ「健常者と障がい者ってなんなのか。その言葉自体に疑問がわいている」

2024.08.29 Vol.Web Original

佐藤二朗が12年ぶりに新作戯曲を書き下ろし

 宮沢りえが主演を務める舞台『そのいのち』の制作発表会見が8月29日、都内で開催された。
 
 本作はドラマ、映画、バラエティーとさまざまなシーンで活躍する個性派俳優の佐藤二朗が12年ぶりに書き下ろした作品。ミュージシャンの中村佳穂の楽曲「そのいのち」にインスパイアされたもの。
 
 物語は介護ヘルパーとして働く山田里見と里見の雇い主である障がいを持った相馬花とその夫の和清の穏やかな日々と、あることをきっかけにその穏やかな関係が徐々に狂い始めていくさまを通じて、「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」を描くという。
 
 宮沢は主人公の山田里見を演じ、佐藤は相馬花の夫の和清を演じる。
 
 佐藤は「針がなぜ腰痛とか肩こりに効くかというと、針で傷をつけるから。その傷を補おうとして血の巡りがよくなって、結果として肩こりとか腰痛が治る。この話が好きで、ちょっと大げさかもしれないが、それが“生きる”っていうことなんじゃないかという思いがあって、それで今回の本を書きました」とこの脚本を書くに至った思いを語った。

河合優実、目の前で佐藤二朗が稲垣吾郎にプロポーズ「オレと結婚して」「いいですよ」

2024.06.08 Vol.web original

 

 公開中の映画『あんのこと』の舞台挨拶が8日、都内にて行われ、主演の河合優実、共演の佐藤二朗、稲垣吾郎と入江悠監督が登壇。実力派俳優陣が難役を振り返りつつ笑いの絶えないトークを繰り広げた。

 2020年6月に新聞に掲載された「少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描くた衝撃の人間ドラマ。

 モデルとなった女性に「思いをはせることから始まった」という河合は実話をもとにしたストーリーに「映画にするということにもずっと恐れがありました」と振り返りつつ「昨日公開して、皆さんの感想の言葉を読んで初めて別の思いが沸いてきたというか。皆さんが真剣に考えてくれたことが伝わってきて、そのことが本当にうれしい」と反響に感謝。

 幅広い役どころを経験してきた佐藤二朗と稲垣吾郎も「やりがいのある役どころだった」と振り返っていたが、河合にだけ手紙を送ったという入江監督に2人が「僕ら、もらってないけどどういうこと?」と監督に詰め寄る一幕も。

 この日は、映画にちなみ「生きていると感じる瞬間は」と質問。

「晩酌です」と即答した佐藤は、稲垣が「朝、起きたとき」と答えると「目が覚めて“ああよかった、寝たままにならなかった”ということ?」と困惑したが、稲垣が「朝の時間がとても好きで。朝5時とか6時に起きる。お散歩したりペットの世話をしたり、植物の世話をしたり、部屋のお掃除したり…」と言うと「料理もするの?…オレと結婚してくれない?」。

 佐藤の突然のプロポーズに、稲垣はサラッと「いいですよ」と答え、会場も大沸き。

 さらに稲垣が「でもまあ(生きていると感じる瞬間は)心が動いたときだよね」と付け加えると、佐藤が「うわ、なんちゅうかっこいい顔で…」と稲垣のかっこよすぎる回答に突っ込もうとしたが、稲垣が「もともとなので」と返し、会場は大爆笑に包まれた。

 2人のわちゃわちゃを半分苦笑しながら見守っていた河合も「心が動いたときというのは本当にそう思いますね。観客席に座ってなんていい作品なんだと思っているとき。感動の極致にいるときに、自分の生命力を感じます」と答え、佐藤がぶぜんと「お2人の答えが良すぎるので晩酌はカットで」と言い笑いをさそっていた。

「10万円のピザ」に大興奮の佐藤二朗“Z世代”宮世琉弥と齊藤京子に「どんどんほめて」

2023.08.23 Vol.web original

 

 映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』(9月22日公開)の日本語吹替版完成報告会見イベントが23日、都内にて行われ、声優を務めた宮世琉弥、齊藤京子(日向坂46)、佐藤二朗が登壇。映画にちなんで登場した特製ピザに一同が盛り上がった。

 不思議な液体“ミュータンジェン”に触れたことでミュータントとなったカメたち“タートルズ”の活躍を描く大人気シリーズの最新作。

 冒頭、宮世が「すごく新しい絵のタッチが個人的にも好み。どの世代にも楽しめる作品」とアピールすると、「あなた本当に19歳? 満点のコメント」と脱帽した佐藤。宮世のセットアップを「つなぎ?」と尋ね、Z世代とのギャップをにじませる一幕も。

 そんな佐藤は、それぞれのアフレコの様子をとらえた映像が流れると、声優初挑戦という宮世と齊藤を絶賛しつつ、自身の演技を2人から「圧倒的な違いが見える」とたたえられ「どんどんほめて」とご満悦。

 今回、ハエのミュータント・スーパーフライを演じた佐藤が「けっこう声優経験がある」と胸を張り「ハエは過去にもやったし、他にもウンコとか下水道を流れるトイレットペーパーとか、風とか地面とか…」と振り返ると、宮世は「どういう役作りするんですか」と興味津々。ところがきっぱり「ウンコに役作りは無い」と言い切り、宮世と齊藤も大笑い。

 この日は、映画にちなんで特注されたマンホールサイズのピザが登場。かかった費用が10万円と聞くと佐藤は「これ10万円!? オレとって帰っちゃうよ」と目をぎらつかせ、Z世代の後輩たちを苦笑させていた。

石田ゆり子が「12億円ビーム」? 佐藤二朗と新CM

2023.03.03 Vol.Web Original


 石田ゆり子が出演する、スポーツくじ「MAGABIG」の新CMのオンエアが4日スタートする。

 石田演じる店長と共演者によるユニークなやりとりが魅力のCMシリーズ。最新作『当せん者出ました』には、佐藤二朗が登場する。ついに売り場で当せん者が出たことで、石田店長は「自分も当たった気になっちゃいます」。12億どう使う?と佐藤に聞かれると、「この売り場を派手にドーンと!」と妄想が止まらず。「12億円ビーム」まで繰り出して……。 

 佐藤は、石田との共演について、「初対面なんですよ。本当に可愛い人で、前から非常にすてきな歳の取り方をされているなというふうに思っていたので。ちょっとあこがれの気持ちもあったので、今日お会いできて本当にうれしかったです。本当に予想をはるかに上回るチャーミングさというか、かわいい。ちょっと天真爛漫といいましょうか」 

フザけてない佐藤二朗さんが観られるのはこの映画だけ!ロングヒットの名作『さがす』の大仕掛け【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2022.03.09 Vol.web original

こんにちは、黒田勇樹です。

 新型コロナウイルスの感染がまだまだ収まらない中、花粉症の方には厳しい季節がやってきましたね。電車の中でくしゃみが止まらない人もいると思いますが、周囲の方もそんなに殺伐とした感じにならないようにと祈ったりする今日この頃です。

 そしていろいろなことが早く解決することを祈りながら、今週も始めましょう。

佐藤二朗 人気占い師シウマの“携帯番号下4ケタ占い”がズバリ的中!「賞をとるって出たけど実は昨夜…」

2022.01.13 Vol.web original

 

 映画『さがす』トークイベントが13日、都内にて行われ、主演・佐藤二朗が登壇。人気占い師・琉球風水志 シウマの占いで「2022年は賞をとる」という運勢を告げられ、昨夜に主演ドラマの受賞報告を受けたと驚きながら明かした。さらにシウマが“携帯番号下4ケタ”で占う理由を知り、大いに納得していた。

 映画ファンに衝撃を与え話題を呼んだ『岬の兄妹』の片山慎三監督による長編2作目にして商業デビュー作。

 指名手配犯を見かけた翌日に姿を消した父、その父を追い指名手配犯にたどり着いた娘、狂気をはらむ若き連続殺人犯…登場人物たちの葛藤をあぶりだしながら予測不能な衝撃のドラマを描く。

“先読みできない筋書き”にちなみ、この日は、未来を読む占い師として琉球風水志 シウマがゲストで登場。映画を見たシウマが「本当に先が読めない映画でした」と感嘆すると「占いのプロが言ったわけですから」と、佐藤もご満悦。

山田孝之「ここに出てくる人たちを救う手助けを」劇中人物への思い入れに佐藤二朗監督も困惑

2021.06.05 Vol.Web original

 

 映画『はるヲうるひと』舞台挨拶が5日、都内にて行われ、山田孝之、仲里依紗、坂井真紀と佐藤二朗監督が登壇した。

 同作は、佐藤二朗が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」による絶賛舞台の映画化。佐藤が原作・脚本・監督を手掛け、自らも出演。架空の島の売春宿を舞台に、死んだように生きる男女が、それでも生き抜こうともがく姿を描く。

 冒頭、主演の山田が「この後は『るろうに剣心』を見に行ってください」と、同日に初日を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を引き合いに出すと、佐藤監督は「なんてことを言うんだ!」と慌てつつ、山田から「同じ映画の仲間ですから」と言われると納得してしまい、笑いをさそった。

 主人公・得太(とくた)役の山田が「僕は(得太に)一瞬、寄り添えましたけど(演じ終わって)また一人になってしまいかわいそうだなと思っていました。でもこうやって多くの人に見ていただいて得太も救われたと思う。僕も重荷が下りました」と、自身が演じた主人公に対する思いを語った。

 まるで実在する人物に対するような山田の言葉に、佐藤監督が「孝之がこの役を引き受けた理由というのが、僕が舞台版で得太を演じた後、得太が一人になってしまってかわいそうだから、と。ちょっと、頭おかしいなと思ったんですけど」と冗談めかしつつ「でも現場では、どう考えても本当にそう思っているとしか思えない演技だった」と、あるシーンの撮影で1日中、涙を流していたという山田の役への入り込みようを明かし「誰も近寄れなかった」と振り返った。

佐藤二朗「山田孝之と僕を見て“ヨシヒコと仏”だと思う人は一人残らず…」監督作公開に意気込み

2021.04.28 Vol.Web original

 

 映画『はるヲうるひと』完成報告会見が28日、都内にて行われ、主演・山田孝之、共演の坂井真紀、今藤洋子、笹野鈴々音と佐藤二朗監督が登壇した。

 鬼才俳優・佐藤二朗が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」による絶賛舞台の映画化。佐藤が原作・脚本・監督を手掛け、自らも出演。架空の島の売春宿を舞台に、死んだように生きる男女が、それでも生き抜こうともがく姿を描く。

 冒頭、佐藤は「出がけに妻から映画の内容を鑑み一切おちゃらけるなと言われてきたので今日は“監督”に徹します」とあいさつ。

「『勇者ヨシヒコ』の仏役のようなパブリックイメージとなぜここまで違う脚本を書いたのかと聞かれた」と言う佐藤監督は「もともと書いたのは10年前で、舞台化したときに見に来てくれた知人から、売春宿のことなど、職業作家だったらどれ一つをとっても二の足を踏むようなことも、極限に追い込まれた役者の芝居が見たい、演じたいという欲求が勝っているからその一線を超えちゃうんだねと言われまして。そうなんです。魂を入れられなくて何が俳優業だと」と熱弁。

麦ちゃんもしっかり分別!ゴミ箱じゃない!自販機の横にあるボックスの名前は?

2021.04.15 Vol.web original

 

 自販機の横でよく見られる青や白のボックス、あなたはいつも何と呼んでいますか?

 実はあのボックスはゴミ箱ではなく、「リサイクルボックス」という飲料容器専用の回収容器です。一般社団法人全国清涼飲料連合会が2020年9月におこなった「リサイクルボックスに関する消費者意識調査」によると、自販機の横にあるボックスがゴミ箱ではなく、飲料容器専用の「リサイクルボックス」であることを「知らなかった」人が42.4%と、“ゴミ箱”としてとらえていた人が約4割もいるという結果になっています。ペットボトルはペットボトルとして再生利用する“水平リサイクル”が「新しい資源を投資せず繰り返し利用できる」という点で環境にやさしい手法なのですが、ペットボトル以外の異物が多くなると、回収されてもリサイクルの妨げになります。そのため繊維やトレイになったり、燃やされてしまうことでペットボトルとしての生涯を終えてしまいます。こうした現状から、回収するペットボトルの品質を向上させること、回収量を増やしていくことが今後の課題となっています。

 そんな中、4月12日にサントリー食品インターナショナル株式会社がペットボトルの水平リサイクルを啓発する「ボトルtoボトル」ペットボトルリサイクル取り組み発表会を開催しました。

 

佐藤二朗、韓国の映画祭で最優秀脚本賞を受賞「これまで頂いたのはNG大賞のみだった僕が」

2020.12.10 Vol.web original

 鬼才俳優・佐藤二朗が原作・脚本・監督を手掛けた映画『はるヲうるひと』の新公開日が2021年6月に決定。また、11月に開催された韓国・第2回江陵国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した佐藤による喜びのコメントも公開された。

 同作は佐藤が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」の傑作舞台の映画化。主演は山田孝之、共演に仲里依紗、坂井真紀ら豪華俳優陣をそろえ、佐藤自らも出演。架空の島の売春宿を舞台に、死んだように生きる男女が、それでも生き抜こうともがく姿を描く。

 佐藤監督は、江陵国際映画祭最優秀脚本賞の受賞について「役者界隈の賞で、頂いた唯一の賞がNG大賞のみの僕が、まさか異国の地で最優秀脚本賞を頂けるとは思いもよらなかった」と驚きつつ、「そして石橋貴明さんとの対談で、賞なんていらない!とカッコつけて言ったが、石橋さん、ごめんなさい、頂いたら頂いたで、うれしいもんですね、賞」と、ユーモラスに喜びのコメントを寄せた。

 映画『はるヲうるひと』は2021年6月、全国公開(AMGエンタテインメント配給)。

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