DDTプロレスが4月20日、東京・渋谷区のライブハウスduo MUSIC EXCHANGEで春のビッグマッチ「MEGA MAX BUMP 2022 in YOKOHAMA」(5月1日、横浜武道館)に向け記者会見を開き、久しぶりに同団体に参戦する世界ジュニア・ヘビー級、IJタッグ王者の佐藤光留(パンクラスMISSION)が意欲を見せた。
もともと佐藤はパンクラスで総合格闘技をやっていたが、プロレス志向も強く、2008年からDDTに上がるようになり、中澤マイケルと「変態團」を結成してファイト。2010年にはHARASHIMAを破ってKO-D無差別級王座にも就いたが、2014年1月でレギュラー契約を満了。その後は全日本プロレス、プロデュース興行「ハードヒット」などで活躍してきたが、DDTが主催する大会には2019年4月17日の「酒呑童子5周年興行」以来、3年ぶりの参戦となる。佐藤は今回、縁が深いHARASHIMAとタッグを結成し、イラプションの樋口和貞、坂口征夫組と対戦する。
坂口は「光留さんは自分が初めて獲ったタイトル(KO-Dタッグ)のパートナーであり、総合からプロレスに進む道をつくってくれて、DDTに招いてくれた方で思い入れが深い。佐藤光留、中澤マイケルがいなかったら、DDTの坂口征夫はなかったと言っていいくらい。光留さんが旅立って、自分とHARASHIMAさんは、このリングに立ち続けてる。今回、(KO-D無差別級王座戦に出る)上野勇希、(DDT UNIVERSAL王座戦に出る)MAO、自分のパートナーの樋口和貞は、光留さんが知らないDDT。いろんなことに対処できて強い樋口に関しては、光留さんの知らないDDTを堪能してもらいたい」と思いを込めて語った。
樋口は「佐藤光留が知らないDDTを体現しておりますけど、自分としては坂口征夫、佐藤光留、HARASHIMAの3人がいたDDTを体感したことがない。自分の知らないDDTを体感させてもらった上で、今のDDTを生きてる自分がたたき潰してやろうと思っております」と話した。