映画『ぼくのお⽇さま』(9月13日公開)の先行上映舞台挨拶が7日、都内にて行われ、俳優の越⼭敬達、中⻄希亜良、池松壮亮、主題歌を手がけたハンバート ハンバート(佐野遊穂と佐藤良成)と奥⼭⼤史監督が登壇。キャスト、監督とともにレッドカーペットに参加した佐藤が、映画祭の裏話を披露した。
第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部⾨ 正式出品作。吃⾳のあるホッケーが苦⼿な少年、選⼿の夢を諦めたスケートのコーチ、コーチに憧れるスケート少⼥の3⼈が紡ぐ⼩さな恋の物語。
ハンバート ハンバートの名曲「ぼくのお⽇さま」がきっかけとなって生まれた本作。奥山監督から主題歌にとの熱烈な手紙をもらい快諾したという2人。佐野が「ときに映像にすることで音楽の余白が限定されてしまうことがあるけど、さらに想像力が膨らんだ」とたたえれば、佐藤も「本当にいい映画に出会えた。こちらのほうが感謝です」と言い、佐藤が提案した劇伴や劇中曲のいきさつを振り返った。
そんな佐藤は、キャスト陣や監督と一緒にカンヌ国際映画祭にも出席。現地での思い出話を聞かれると「77回もやっているのに意外と動線とかがめちゃくちゃで。会場に向かう車に乗り込んで、いざ出発と思ったら警察が運転手さんを連れてっちゃって。少し職質みたいになってました」と実はグダグダだった運営に苦笑。一方、現地に行けなかった佐野は「皆がテレビに出ているときに、カンヌ出てるねって連絡がたくさん来ました」と笑いを誘っていた。