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保坂秀樹さんの追悼バトルロイヤルは雷神矢口が優勝。師・大仁田厚「俺のいいとこも悪いとこも全部受け止めてくれた」【FMW-E】

2021.09.13 Vol.Web Original

 FMW-Eが9月12日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で旗揚げ第3戦「BATTLE ROYAL」を開催。会場内には、8月2日にがんのため亡くなった保坂秀樹さん(享年49)の献花台が設けられ、ファン、関係者が故人をしのんだ。第2試合開始前には追悼セレモニーが行われ、師・大仁田厚、雷神矢口、加治木英隆社長がリングに上がり、今大会に出場する全選手がリングを取り囲んで10カウントゴングが捧げられた。

 その後に行われた追悼試合(ストリートファイト・バトルロイヤル)には大仁田厚のほか、雷神矢口、マンモス佐々木、リッキー・フジ、HASEGAWA、パンディータ、江野澤和樹に加え、谷口裕一、佐野直が急きょ出場。まずは大仁田が全員総掛かりでフォールされると、その後、続々と選手が失格。最後は矢口がダウンしていたパンディータめがけて、HASEGAWAをブレーンバスターで投げ、2人まとめて同時にフォールして優勝した。

大仁田厚「保坂がいてくれたから、僕は今もこのリングに立っている【FMW-E】

2021.08.16 Vol.Web Original

保坂秀樹さんの献花台を設置。そして追悼の10カウントゴング

 FMW-E旗揚げ第2戦「BURN OUT」(8月15日、大阪・花博記念公園鶴見緑地特設会場)で大仁田厚の愛弟子で8月2日にがんのため逝去した保坂秀樹さんを偲ぶために献花台が設置され、多くのファンが花などを手向けた。

 また、同大会の第3試合終了後、大仁田と元FMWのRIE(中村理恵)さんがリングに上がり、出場全選手がリングサイドに集まって追悼セレモニーが行われ、保坂さんに10カウントゴングが捧げられた。

 大仁田は「保坂は弟のような存在でした。最後までついてきてくれた男です。FMWを離れるとき、保坂とマンモス佐々木は泣いてくれて、『一緒についていきます』と言ってくれました。だけど、彼らの人生が開かれるように、僕は一人で新日本に殴り込みました。巡り合わせは不思議なもので、運命は僕と保坂をくっつけてくれました。保坂がいてくれたから、僕は今もこのリングに立ってるんだと思います。保坂ありがとう。そして、ここに集まってくれた皆さんに御礼申し上げます。ありがとうございます」とあいさつした。

9・12鶴見のメインは“地獄のデスマッチⅢ”。大仁田厚は愛弟子・保坂秀樹さん追悼試合とダブルヘッダー【FMW-E】

2021.08.11 Vol.Web Original

 FMW-E旗揚げ第3戦「BATTLE ROYAL」(9月12日、神奈川・鶴見爆破アリーナ=鶴見青果市場)で“邪道”大仁田厚がメインイベントの電流爆破デスマッチ、愛弟子・保坂秀樹さんの追悼試合とダブルヘッダーを敢行することが決まった。

 メインでは、女子ハードコアファイターの鈴季すずが「女子電流爆破プリンセス・トーナメントの前に、大仁田さんの横で電流爆破を学びたい」と熱望し、大仁田との初タッグが決定。一方、大仁田への雪辱に燃えるアブドーラ・小林は、デスマッチ経験が豊富な世羅りさをパートナーに指名。これにより、大仁田、鈴季組vs小林、世羅組によるミクスド電流爆破デスマッチが実現する。

 試合形式は「地獄のデスマッチⅢ」となり、ロープ3面に有刺鉄線電流爆破、有刺鉄線電流爆破バットと電流爆破デンジャラス鬼棒(火薬量は爆破バットの2倍)が1本ずつ、1面の場外に有刺鉄線バリケードマット地雷爆破が設置される。地雷の火薬量は旗揚げ戦(7月4日、鶴見)の3倍になる。

愛弟子・保坂秀樹さんを見送った大仁田厚「俺たちが彼の分までプロレスを頑張らないと」

2021.08.07 Vol.Web Original

FMW-E9・12鶴見は“追悼興行”として開催へ

 8月2日にがんのため永眠したプロレスラー保坂秀樹さん(本名同じ、享年49)の告別式が同7日、しめやかに執り行われた。

 葬儀に参列して、愛弟子を送り出した師・大仁田厚は「俺たちが彼の分までプロレスを頑張らないといけない」と話した。

 大仁田は同15日に大阪・花博記念公園鶴見緑地特設会場で開催するFMW-E旗揚げ第2戦の第3試合終了後、出場全選手が参加して追悼セレモニーを行い、10カウントゴングを保坂さんに捧げることを決めた。同大会では来場するファン、関係者のために献花台が設けられる。

 また、同団体の旗揚げ第3戦となる9月12日の神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)大会を「保坂秀樹追悼興行」として開催することを決断。同大会でも献花台が設置され、故人を偲ぶ。

 さらに、大仁田は19年9月から闘病生活を続けていた保坂さんのがん治療支援「保坂AID」を今後も継続していく意向を示し、募金活動を行うほか、興行収益やグッズ売上の一部を遺族に渡すことを明らかにした。

がんで闘病中だった元FMW・保坂秀樹さんの訃報に師・大仁田厚「俺より先に逝きやがってバカヤロー!」

2021.08.02 Vol.Web Original

容態が急変。享年49歳の若さ

 フリーのプロレスラーで長年、大仁田厚のタッグパートナーを務めてきた保坂秀樹さん(本名同じ)が8月2日午前3時32分、がんのため逝去した。前日まで意識はあったが、その後、容態が急変したという。享年49歳の若さだった。

 保坂さんは2019年夏に体調を崩し、同年9月に緊急入院。精密検査の結果、大腸がんで肝臓にもがんが転移していることが判明。同年10月に手術を受け、治療に専念していた。大腸がんは快方に向かっていたが、肝臓がんとの闘いが続いていた。6月25日にも手術を受けて、自身のSNSで報告していたが、それ以降更新はなかった。

 新潟県糸魚川市出身の保坂さんは関東学園附属高校時代、アマチュアレスリングに精を出し、インターハイなどに出場。高校卒業後、サブミッション・アーツ・レスリングで格闘技の修行を積み、1991年8月7日、W★INGプロモーションの後楽園ホール大会で格闘家として初マットを踏んだ。PWCで弁慶のリングネームでプロレスデビューを果たし、FMWに移籍後、頭角を現してメインイベンターに成長。インディペンデント・ワールド・ジュニアヘビー級、WEWハードコアタッグ王座などを戴冠。同団体を退団後は全日本プロレス、ZERO1などでファイト。2012年以降は師匠である大仁田のパートナーとして活躍し、FMW認定世界ストリートファイト6人タッグ王座にも就いた。2019年8月18日、大日本プロレスの大阪・すみのえ舞昆ホール大会が最後の試合出場となった。

 師・大仁田は「俺より先に逝きやがってバカヤロー! 保坂選手は本当にいいパートナーだった。闘病生活をしていて、たまに電話で話していた。1カ月ほど前に入院して手術を受けたと聞いたけど、それから連絡はなかった」と悲痛のコメントを発表した。通夜、葬儀は家族のみで執り行われる予定となっている。

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