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本木雅弘、倉本聰に「昭和のころから聞いていた」“伝説”の真相を直撃

2024.10.31 Vol.web original

 映画『海の沈黙』(11月22日公開)の舞台挨拶が31日、都内にて行われ、本木雅弘、小泉今日子ら豪華俳優陣と、若松節朗監督、原作・脚本の倉本聰氏が登壇。倉本作品初参加となる主演の本木が、昭和から聞いていたという“倉本伝説”の真相を語った。

「前略おふくろ様」「北の国から」の巨匠・倉本聰が長年にわたって構想してきた渾身のドラマ。贋作事件を機に、ある天才画家の秘めた思いと過去が明らかになる大人のラブストーリー。

 32年ぶり共演となる本木、小泉をはじめ中井貴一、石坂浩二ら、そうそうたる顔ぶれ。60年近い構想の実現に倉本氏は「演技者がすばらしい。これだけすごい人たちが集まってくれたことに感激しています」。

 初の倉本作品に「もがくばかりでした」と振り返っていた本木。佐野史郎が「“てにをは”を間違えないように気を付けた」と語ると、本木は「僕も、昭和の時代から伝説というか、倉本さんの作品にはセリフの語尾まで一字一句その通りに読めと言われてきて。今回、撮影前に倉本さんとお話しする時間を頂いて、そういう伝説がありますけど…とお伺いしたら“噂が独り歩きしただけ。解釈がずれていなければご自分のおやりになりたいように”と言っていただいた」と明かし、一同が伝説の真相に感嘆。

 若松監督も「倉本さんはコワモテで…でも今回は優しい倉本さんでした」と茶目っ気を見せると、倉本氏は「誤解されてますね、僕は。こんなに優しい人間はいないのに」と笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は本木雅弘、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、仲村トオル、菅野恵、佐野史郎、若松節朗監督、倉本聰。

 

同年デビューの本木雅弘に小泉今日子「15歳のころから自己肯定力が弱い」

2024.10.31 Vol.web original

 

 映画『海の沈黙』(11月22日公開)の舞台挨拶が31日、都内にて行われ、本木雅弘、小泉今日子ら豪華俳優陣と、若松節朗監督、原作・脚本の倉本聰が登壇。10代のころからの親友である本木と小泉が“元恋人”役を振り返った。

「前略おふくろ様」「北の国から」の巨匠・倉本聰が長年にわたって構想してきた渾身のドラマ。贋作事件を機に、ある天才画家の秘めた思いと過去が明らかになる大人のラブストーリー。

 元恋人同士という役どころさながら、2人で手を取り合って入場した本木と小泉。

 本木は1965年12月生まれ、小泉は1966年2月生まれで、同じ58歳。ともに1982年、10代でデビューして以来「親友」という間柄。

 初の倉本作品で主演を務めた本木は「光栄なお誘いでしたが現場では役者として、もがくばかりの日々でした」と振り返りつつスタッフ、共演者の支えに感謝。

 小泉との“元恋人”役に本木が「小泉さんとは10代のときから40年来の同志でもありますので、倉本作品というエベレストの頂を目指すには小泉さんの…」と言いかけたところに、小泉が「老け具合(笑)?」と茶々を入れる一幕も。そんな同志との倉本作品挑戦に本木は「これまで仕事を続けてきたことへのごほうびのよう」。

 32年ぶりの共演となる2人。小泉が「変わっていないといえば変わってないしね(笑)」と笑うと、本木も「小泉さんは菩薩のような母性もプラスされて」と感慨深げ。

 すると小泉が「本木さんは本当に自己肯定力が弱い(笑)。15歳のときから未だに肯定感が低すぎて。いつも反省していた。でもだからああいう役ができるんだろうな」と茶化しながらも称賛し笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は本木雅弘、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、仲村トオル、菅野恵、佐野史郎、若松節朗監督、倉本聰。

震災から9年、倉本聰が福島・夜の森の木を描いた絵画展が開幕

2020.03.10 Vol.Web original

脚本家・倉本聰の絵画展「倉本聰 点描画とやすらぎの刻 展〜森のささやきが聞こえますか」が10日、東京・松屋銀座イベントスクエアで開幕した。

本展では、脚本家として多忙な日々を過ごす倉本が、ライフワークとして描きためた絵画約70点を展示。点を打って絵を描く「点描画」と呼ばれる繊細な技法で、100色以上のペンで描かれた森の生きものたちや、地面の下の木の根など、富良野を始めとする大自然に向き合う倉本ならではのカラフルな世界が広がる。関東地方では初開催。

倉本聰、衝撃を受けた巨匠・黒澤明の絵コンテ

2020.03.09 Vol.Web original

脚本家の倉本聰が9日、自身の絵画展「倉本聰 点描画とやすらぎの刻 展」の内覧会に出席。脚本を書く傍ら、十数年におよび描き続ける絵画について語った。

脚本家として知られる倉本だが、16年ほど前からはライフワークとして、点で絵を描く「点描画」を始めた。本展では、脚本家として多忙な日々を過ごす倉本が、富良野の自然に囲まれながら、日々感じたことを詩文と共に描きためた絵画約70点を展示。関東地方では初開催となる。

テレビの画素からアイデア

ひとつの作品完成までに約8万もの点を打つという繊細な倉本の絵画。点描画という手法を選んだのは、「テレビの画素」がヒントだったとか。「テレビは、点が集まって映像になっているでしょ。それで、点で描くのを思いつきまして。ボールペンは1.0、0.7、0.5…と太さに種類がある。その他にも、点の密度や、ペンを押し当てる強さを変えれば、違いが出せる。描いていると、段々と点で作られた絵が浮き上がってくるのが面白くて」と、点描画の魅力を語った。

絵を始めたのは、巨匠・黒澤明の影響

意外にも、絵を描こうと思ったきっかけは映画界の巨匠・黒澤明の影響。「役者に芝居のイメージを伝えるのに、絵コンテを描いて渡すんですが、あるとき黒澤さんのコンテを見たら、なんと、ひとつひとつ油絵で描いている。それに衝撃を受けました。僕もどうすればいいだろうかと思って」と、黒澤からの影響が、絵画を始めた理由だったと明かした。

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