SearchSearch

“夜の街”でダブルワークする女性たちの生活事情【コロナ禍と女性】

2020.10.04 Vol.Web Original

新型コロナは私たちの生活を大きく変えてしまった。毎日満員電車に揺られなくてよくなってよかった、という人もいれば、生活が立ち行かなくなった、という人もいる。コロナ禍での東京は”諸悪の根源”とされた。しかし、そこで働き生きる人々にもその生活があり、生活のために、生きるために。働き続けなければならなかった。東京をもがき生きる人たちの暮らしが、コロナによってどう変わってしまったのかを聞いていく。

東京で働くフリーランスにコロナが与えた影響

 秋山かれんさん(仮名・30歳)は、東京で保育士として働いている。もともとは地方公務員として埼玉で保育士をしていたが、働き方を見つめ直すため、2年前上京した。

「地方で市立保育園に務めていた頃、生活は安定していました。一定の給料と、公務員ならではの多めのボーナス。でも、年功序列で子どもを産むことにすら順番待ちがあって、現場を知らない市の方針で保育指針がコロコロ変わって、自分らしい働き方を選択できないことに嫌気がさして、東京でフリーランス保育士として働くことを決意しました。

 保護者とフリーランス保育士をつなぐマッチングサービスを使って、派遣型のベビーシッターの仕事を始めました。時給制の仕事ですが、子どもと私、1対1での保育には手応えがあって、安定はしていなくても、前よりも自分の保育に自信が持てるようになりました。

 でも、やっぱり最初はフリーの仕事だけでは安定せず、東京の高い物価での暮らしに不安はありました。だから、家の近くのスナックの求人にも応募して、ダブルワークを始めました。保育とスナック、ちぐはぐな2足のわらじですが、お酒の場で上手に振る舞うことにも、これはこれでやりがいがあって。私には合っていました」

 そんな時、突然訪れたウィズコロナの生活。東京で働く保育士女性の生活を、どう変えてしまったのだろうか。

「外出自粛制限が出てから、一瞬は需要が増えたものの、テレワークが一般化してベビーシッターの仕事は激減しました。保護者が自宅で子どもの面倒をみることができるようになったからです。

 しかも、生活の頼みの綱でもあるスナックは、東京ではコロナの温床の“夜の街”扱い。それでも、自粛制限が緩和されてからは、営業時間を短縮しているスナックにも、積極的に出勤せざるを得ませんでした。シッターの仕事はコロナ前の月収の半分以下になり、生きていくためにはなんでもするしかなかった。もっとしんどい夜職にも手を出さないといけないかな、とも覚悟しました」

ニッポン放送で24日に「アフターコロナの新しい働き方」考える番組 SHOWROOMの前田裕二社長も出演

2020.07.24 Vol.Web Original

 ラジオ番組『ニッポン放送ホリデースペシャル NTT東日本 presents アフターコロナの新しい働き方』が24日、13時から放送される。新型コロナウイルスの影響によって、さまざまなレベルで働きかたに変革が起きているなかで、最新事例を紹介しながら、これからの働き方について熱く議論する。

 テレワークの導入、オンラインショップ開設など、オンラインショップ開設、 オンライン診療など、企業や個人事業主が、状況の変化に応じて、新しい取り組みを始めている。番組では、事前にリスナーから募集した「仕事ではじめた新しいこと」を紹介しながら、 アフターコロナの働き方や新しい時代のビジネスのヒントを発信する。 新しい時代のビジネストレンドについても語られる予定だ。

 SHOWROOMの前田裕二社長がゲスト出演。パーソナリティは、ニッポン放送の飯田浩司アナウンサーが務める。

 前田社長は 出演にあたって「「ピンチはクイズ」という言葉が好きです。 「人類はこの難局をどう切り抜けたでしょうか?」、 未来の歴史の授業では、きっと、そんな問題が議論されているはず。 まさにそのクイズの答えを、未来人が「人間ってやっぱり凄い」と誇りに思うような回答を、 皆さんと一緒にじっくり探っていく、そんな価値ある時間にしたいと思います。楽しみにしています!」とコメントを寄せている。

 ニッポン放送で24日13~15時。ラジコでも聞ける。

保育士もフリーランス化広がる! 保護者にもハッピーな新しい働きかた

2020.01.20 Vol.Web Original

 保育士と聞いて、どんな働き方を想像するだろうか。再就職しやすい資格職、と取る人もいれば、「激務薄給」な職業の典型と考える人もいるだろう。都市部では待機児童問題などを受けて保育士不足が叫ばれる一方で、資格を持ちながらも保育職に就業していない「潜在保育士」も一定数いる。さまざまな事情で保育職につけない保育士資格の所有者に、今新しい働き方が生まれ始めている。

“複業”で経済的リスクを回避!複数の収入源を得るイマドキの働きかた

2019.05.20 Vol.Web Original

「個の時代」「フリーランス流行」も、都心を中心にある程度ありふれたものになってきた。副業を認める企業も若いベンチャー企業を中心にどんどん増えており、「景気の差は努力の差」とも取れるような時代になってきたように感じる。

 今は複数の収入源を得ることを副業、ではなく「複業」と呼ぶようになり、収入先がいくつかある人という人もよく聞く。

 複業とは、時と場合によって就労形態を使い分けて複数から収入を得る働き方のことだ。終身雇用制の崩壊や震災などで「企業務め=安心」という価値観が失われ、この複業という言葉に注目が集まっている。

 とはいえ、実際人々はどんな風に複業をこなしているのだろうか。不景気な世の中、認められるなら少しでもお小遣い稼ぎをしたい。けれど、やるなら効率よくやりたい。そんなあなたが何を複業したらいいのか、選択肢を考えてみよう。

岡田圭右とキンタロー。が働き方を考える「36(サブロク)の日」制定

2019.03.07 Vol.Web Original



「36(サブロク)の日」制定記念発表会が6日、都内で行われ、岡田圭右とキンタロー。が登壇した。

「36の日」は、36協定と呼ばれる「時間外・休日労働に関する協定」の意味合いを日本全体に広げていきたいという思いから設定されたもの。

 会社員経験のある岡田は「上司がなかなか帰らず、自分の仕事は終わっているんですけど、2~3時間は仕事をやっているふりでしたね。ペンを持って考えているとか、資料を見ているふりとか」と、当時の自分の働き方を振り返った。

 キンタロー。は、「ダンス講師の時は、労働時間が有って無いようなもので、お客様が夜10時に教えてほしいと言えば、分かりました! ということで。時間は選んでいられないので、気づいたら12時を超えていたことも当たり前の世界でした」と、話した。

「36の日は、連合として申請して登録しましたけれど、連合だけの記念日ではない。日本全体で当たり前のものになってほしい」と、日本労働組合総連合会の神津里季生会長。

 キンタロー。は、「36協定でバランスを取って、たくさんの人が笑顔になる。そのきっかけの一歩です」と笑顔を見せた。

Copyrighted Image