2019年度から本格的な取り組みが始まっている「働き方改革」では2024年4月から建設業で働く人やドライバーなどにも時間外労働の上限規制の適用が開始される。この建設業やドライバーといった職業の働き方の改革は建設業や運輸業といった業界だけで解決できる問題ではなく、一般の国民の意識改革と協力も必要なことから厚生労働省と国土交通省では働き方改革を進めていくにあたって、これらの産業が抱える課題などを周知するために女優の小芝風花が出演するPR動画を作成した。
6月28日には東京・霞が関の厚生労働省で「働き方改革 PR動画完成発表会『はたらきかたススメ!~みんなで進もう 働きやすい未来へ~』」が行われ、加藤勝信厚労相、斉藤鉄夫国交相、そして小芝が登壇した。
斉藤国交相は「建設業、物流事業、この方々の働き方改革を進めていくためには、もちろん事業者の方々に取り組んでいただくのですが、それだけでは不十分。この方々に仕事を依頼する発注者、また荷主の方々のご理解も必要。また国民の皆様の協力も必要。例えば注文住宅を発注される場合は、十分余裕を持った無理のない工期で発注していただく。また、宅配についても再配達の削減にご協力いただければと思います。建設業、物流事業の働き方改革に国民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶。