SearchSearch

小学生が好きな本1位に『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』“こどもの本”総選挙結果発表

2022.02.11 Vol.Web Original

 第3回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」のベスト10が11日、発表された。YouTube チャンネルの「こどもの本総選挙TV」では受賞作品の著者やアンバサダーのお笑い芸人で作家の又吉直樹も参加した結果発表会も配信された。

 1位に選ばれたのは『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(偕成社)。結果発表会には、著者の廣嶋玲子氏と銭天堂の女店主・紅子さんも登壇し、又吉から賞状を受け取った。
 
 同作は、幸運な人だけがたどり着ける不思議な駄菓子屋が舞台となっている物語で、女主人の紅子が勧める駄菓子が客の運命を翻弄する。

 同作に投票した小学2年生の男の子は、「銭天堂の第1巻を読みました。僕は自作の小説を書いています。言い回しは銭天堂を参考にしています。読んだ時、自分が銭天堂にいるかのようだったからです」と選んだ理由をビデオコメントで発表。

 廣嶋氏は「子どもが選んでくれるということでこんな素敵な賞はないと思います。1人でも選んでもらえたたらうれしいなと思っていたところ、1位に選んでいただけた事がうれしくてうれしくてたまりません。本を書いていて良かったなと心から思っています」と、喜びのコメント。

 又吉は「すごい面白かったです。駄菓子屋という設定、運が良くなければたどり着けないこともワクワクします。自分が欲しいお菓子がもたらす作用みたいなものにも手加減がなく、ちゃんと恐かったりするんです。解説書や説明書はちゃんと読まないといけないなと改めて思いました(笑)。(本の中に出てくる)硬貨も昭和何年のって書いてくれていたりして、小銭を使う時とかに入口があるんじゃないかと日常から不思議な世界に入っていけそうなワクワクする仕組みがいっぱいあります。年齢問わず楽しめる作品だと思いました」と、コメントした。

 2位は今泉忠明氏監修の『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)、3位はヨシタケシンスケ氏の『あるかしら書店』(ポプラ社)。ヨシタケ氏による作品はトップ10に3作がランクイン。また長きにわたって愛され続ける『スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし』(好学社)は9位だった。

ノンスタ石田の絵本の読み聞かせは「ハード」? TSUTAYAえほん大賞発表で絵本愛 制作意欲も

2021.10.29 Vol.Web Original

 全国のTSUTAYA、蔦屋書店の児童書の担当者が選ぶ『第2回 TSUTAYAえほん大賞』の受賞作品の発表と授賞式が29日、都内で行われ、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明も出席、プレゼンターを務めた。

 双子のパパ芸人で子育てのために仕事を調整していることで知られる石田は、MCを務めたピン芸人のタケトに呼びこまれると、ものすごいスピードでダッシュして登壇。ハロウィーンのためにリビングの飾り付けを控えていると落ち着かない様子ではあったが、絵本にまつわるエピソードや思いをシェアした。

 絵本が好きだという石田。「絵本は、そこまで描き切っていないことが多く、空白がある。そこをパパがどれだけ埋めるか。アレンジできるところがたくさんあるから好きなんです。ただ、僕が読むと、どんどんどんどん楽しくなって、めちゃくちゃ長くなってしまうんです」

 ちなみに、どんな読み方をしているのかと聞かれると、「いや、もう、めちゃくちゃハードですよ。(読み聞かせのアレンジで)探しに行くぞ!って、本を置いて走り出したりします(笑)。コロナ禍の運動不足も解消します」 

 お気に入りの絵本は、「だるまさん」三部作で、子どもに頼まれて定期的に読むという。また、自身が帯を書いた絵本『きつねのぱんとねこのぱん』は、「今の若者にも読んでほしい。結構、壁にぶちあたった時、自分には才能がないと思ってしまいがちなところがあるじゃないですか。でも、向こうも同じことを思っていたのねって。M-1に必死なころに読みたかった。きっと穏やかにやれた」と笑った。

浜中文一「感謝しかない」主演舞台『スケリグ』で再びステージに

2020.08.01 Vol.Web Original

 浜中文一が主演する舞台『スケリグ』が、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演中だ。舞台は2019年に浜中主演で上演されており、再演となる。演出はウォーリー木下。

Copyrighted Image